平成30年度外務省高校講座

外務省では,高校生の外交・国際問題に対する関心や理解を深めるとともに,今後の進路を選択する際の参考となるよう,外務省の仕事に対する理解の促進を目的とする講師を派遣する事業を平成7年度から行ってきました。今回,全国各地の国際交流,外国語教育,地域の国際化等に熱心な講演希望校の中から実施校として本校が選ばれ,11月13日(火)に1年次生を対象に実施されました。外務省外交記録・情報公開室課長補佐の渡部英俊氏が来校され,「グローバル社会における日本のあり方」と題して1時間ご講演頂き、その後生徒5名との座談会を70分に渡って行いました。講演では世界のグローバル化した現状と外務省の取り組みについて、そして渡部氏の個人的経験についてお聞きし、座談会では外国人労働者の受け入れ問題やODAなど,かなり突っ込んだ内容についてご意見をうかがうことができました。

【生徒の感想から】

外務省の国際関係についてのことは,自分との関わりが薄いような感じがして,あまり関心がない分野でした。でも,今回の講座を受けて,新しい知識をたくさん得ることができました。世界における日本の存在感については,自分たちにできることは小さなことかもしれませんが,日本をもっともっとアピールし,より大きな存在感を放ち,さらなる発展を目指していかなければならないと思いました。(A. U.)

海外の話を多くしていただいたので,興味の範囲が広がりました。グローバル化が進む中,私たちに求められることも変わってきているので,今日の講座で聞いた話はとても役に立つと思いました。講師の渡部さんが身をもって感じた「高校時代ほしかった言葉」や「外国語学習の重要性」を聴いて,自分の甘い考えを改めることができました。(N. A.)

今回の講座で特に印象に残っているのはITER事業についてです。環境への負荷が少ない恒久的なエネルギー源の1つということで,今までのエネルギー源とは何がどのように違うのか,2025年の運転開始が楽しみだなと感じました。また,職員の3割が女性だということや入省するにはどんな試験があるのかなど,外務省の仕事に興味が湧きました。(A. S.)