本年度に入り「東桜コンピテンシー」を9つから11の内容に再編しました。内容として変わったのは、「知識・技能」を項目として新たに位置付けたことと、「傾聴力・表現力・発信力」を「傾聴力」と「表現力・発信力」に分けたという点です。
「東桜コンピテンシー」について発信を始めてから今回が23回目となります。引き続き校長として生徒諸君に伝えたいことを記していきたいと思います。
内容は、始業式や終業式などで話していることを詳しくしたものなどです。また、これまでの内容は、「学校紹介」の「校長挨拶」のページでご覧いただけます。
今回は、「①ビジョン〜その11~」として、”昆虫食”について記します。
2000年から行われているOECD(経済協力開発機構)のPISA(国際学習到達度調査)では、各国の学力を比較するための理論的な根拠として「キー・コンピテンシー(主要能力)」という概念が定義されています。近年、日本でも、学習内容(コンテンツ)だけでなく、それを学ぶことで「何ができるようになるか(資質・能力)」(コンピテンシー)があらためて重視されてきています。
このことをふまえて、東桜学館でも、生徒諸君に身につけてほしい次の11の資質や能力などを「東桜コンピテンシー」として掲げています。
【東桜コンピテンシー(育成したい資質・能力)】
①ビジョン ②想像力 ③実行力 ④知識・技能 ⑤論理的思考力 ⑥批判的思考力 ⑦判断力 ⑧表現力・発信力 ⑨創造力 ⑩傾聴力 ⑪自己効力感
《参考》本校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業 において生徒に身につけてほしい3つの力と2つの態度
「高い志」
◎未来への責任に関する態度
「創造的知性」
◎探究する力 ◎科学的思考力
「豊かな人間性」
◎他者を理解し協働する力 ◎地域への貢献に関する態度
※(参考)OECDにおけるキー・コンピテンシーの3つのカテゴリー
①社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力(個人と社会との相互関係)
②多様な社会グループにおける人間関係の形成能力(自己と他者との相互関係)
③自律的に行動する能力(個人の自律性と主体性)