「情報安全講話」を開催しました

4月22日(木)、中学校、高等学校それぞれで、「情報安全講話」を開催しました。
講師は、村山警察署生活安全課の佐竹めぐみ上席少年補導専門官です。
SNSやスマホ、ブログ、インターネット、ゲームなどに依存すると、中高生という貴重な時代の時間を奪われてしまうことになります。
そこで、それらは「時間泥棒」と呼ばれているそうです。

大切なことは、たとえば、
・使う場所をリビングだけというように限定し、自室に持ち込まない。
・使用するアプリやサイトを限定する。
・使用できる時間を設定し、いつでも使えるようにはしない。
など、依存を防ぐためのルールをしっかりと決めることです。この機会に、もう一度、自分の時間を奪われないようにするため、家庭で使い方を考えてみましょう!といったお話をしてくださいました。
それでは、講話の内容の一部をご紹介します。

少年犯罪で多いのは「万引き」で、刑法第235条の窃盗罪にあたること。

昨年度、さくらんぼ東根駅では、9件の自転車の窃盗があり、いずれも無施錠だったこと。(自転車には必ず鍵をかけましょう!)
明日23日は、「きーつけっぺ作戦」が展開されること。

SNSやスマホなどインターネットに繋がる機器は危険性をはらんでいること。

フィルタリングや、たとえば、9時以降はインターネットに繋がらなくなるように設定できるなど、さまざまな機能をうまく活用したほうがよいこと。

スマホを使って犯罪者にならないようにすること。たとえば、匿名だから何をしても大丈夫と思っていたら大間違いで、誹謗中傷の書き込みをした人が特定され、書類送検されているケースもあること。

多くの人の注目を浴びたいなどの理由で動画をアップし、損害賠償を請求されたり、業務妨害罪(3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)に該当したりしているケースがあること。

オンラインゲームなどで、人のIDやパスワードを使用するとそれだけで「不正アクセス禁止法違反」に該当すること。

メッセージで悪口を書き込むほかにも、「これかわいくない」などという否定にも肯定にも受けとることができる表現を使ってしまったためにトラブルに発展するケースがあること。(意図をわかりやすく伝えることができるよう表現には気をつけましょう!)

大事なことは会って直接話した方がよいこと。

スマホの使用については、ルールをしっかりと決めること。

県内でもスマホで知り合った人と会ってしまったために、誘拐の被害が複数件発生しており、一歩間違えれば大事件になりかねないケースがあること。そのようなケースでは、初めは優しい言葉で親切に近づいてきて、実際に会ってしまい被害に遭うこと。

会わなくても被害に遭遇する場合があり、たとえば、「自画撮り被害」が増えていること。

一度ネットに画像が出てしまうと世界中に拡散してしまい、完全に削除することは不可能であること。

動画や画像をアップロードしたために、ネット炎上しているケースがあること。その場合には、画像から個人が簡単に特定されていること。

近年、就職試験では、インターネットで検索し、ネットで過去に炎上したというような経歴の有無を調べるケースがあること。

山形県では、不審者発生情報を「やまがた110ネットワーク」で発信していること。

被害者にも、加害者にもならず、人生を狂わせることもないように、ネット社会で生き抜いていくためのリテラシーをしっかりと身につけていきましょう!