7月8日(木)に、高校1年次生を対象として令和3年度「高校生と地域企業との交流事業」を実施しました。地域企業として本年度は山形県鶴岡市にある慶應義塾大学先端生命科学研究所からのベンチャー企業として2013年に創立された株式会社サリバテックという企業から講師の前田詩穂氏をお招きし講演を行って頂きました。この企業は、慶應義塾大学先端生命科学研究所の最先端技術であるメタボローム解析技術を応用し、だ液1滴から癌リスクの早期発見を目指した検査キット「サリバチェッカー」を開発・販売をしている会社です。一般的に、ガン検診は「痛い・辛い・費用が高い」というのが常で、「これらの負担を少しでも減らし、ガンを早期発見・治療に繋げ、亡くなる方をできるだけ減らしたい」、「ガンの早期発見により医療費を少なくしたい」、「検査キットの生産を地元の企業と協力することにより地域活性化・地域貢献を果たしたい」との思いから、製品開発を目指したという企業理念に感動しました。さらに、生徒の皆さんは、このような最先端研究成果を実際の製品に応用している素晴らしい会社が山形にもあるということについても知ることができました。今後の文理選択やキャリア形成を考える上で良い情報になったと思います。