ニューロ・ロジカル・レベルはロバートディルツにより体系化された、アメリカ発祥の「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれる実践心理学NLP(Neuro-Linguistic Programming;神経言語プログラミング)の基となった理論で、人間の意識レベルを体系化したモデルのことです。
その内容については、次のWebページをご覧ください。
ニューロ・ロジカル・レベルには6つのレベルがあります。
1.スピリチュアル
2.アイデンティティ・自己認識
3.信念・価値観
4.能力
5.行動
6.環境
ニューロ・ロジカル・レベルをもとに進路選択について考える
このニューロ・ロジカル・レベルを念頭において進路の選択について考えてみます。
ニューロ・ロジカル・レベルでは、大学等の進学先の選択は「環境」を選択することに相当すると思います。
進学先としての「環境」をどのように選ぶかによって、どのような仲間や恩師に出会うのか、どのような研究領域に出会うのか、それにより自分がどのような影響を受けるのか、そして、一生を賭けてもいいような「問い」に出会うのか、またはそれが自分の中から沸き起こってくるのか、といったことが決まってくることになります。それは、その後の人生においても極めて大切な選択になるであろうと思います。
しかし、ニューロ・ロジカル・レベルを見ればわかるように、「環境」の上位には「信念・価値観」や「行動」などのレベルがあることを忘れてはいけません。
つまり、「自分は何をしたいのか」「信念や価値観は?」「自分はどのような行動を起こすのか」などといったことがあって初めて、大学等の「環境」が活かされてくるのではないでしょうか。
東桜学館の基本理念である「高い志」は、単に大学等に合格することではありません。
本校では「地域社会及び国際社会の発展に貢献しようとする高い志を育てる」を教育目標としています。
生徒諸君には、「就きたい職業が決まっている」「研究してみたい分野や領域が明確である」「専門領域は決まってはいないが、広く人のために貢献したい」など進学・就職する目的を明確にしたうえで、それを実現するためにより相応しい進学先等を考えてほしいと思います。
そして、自らの信念や価値観などを築きながら、本当の意味での「高い志」を自覚し、それぞれの進路希望の実現に向けて一歩一歩前進していきましょう。