令和5年3月15日(水)~16日(木)に、つくばサイエンスツアーが実施されました。
4年ぶりとなる本事業では、来年度理系に進む高校1年次77名、引率教員3名が参加し、1泊2日の日程で茨城県つくば市のさまざまな研究機関を3つのコースに分かれて訪問しました。
物質・材料研究機構、高エネルギー加速器研究機構、森林総合研究所、JAXAなどをそれぞれ訪問し、国内最高峰の研究や技術に触れ、日々の授業で学習したことやその先にある最先端の技術が実社会でどのように活かされているかを学んだり、来年度から行う探究活動に関わるヒントを得た生徒もいたようです。
生徒からは、
・物質や材料の発明が自分の身近なところに使われていることを知って驚いた。特にLEDのライトに使われているサイアロン蛍光体がすごかった。また、液体窒素の実験や金属当てゲームをして、実際に体験できて楽しかった。鉄を鍛造するのを見て、実際の窯の熱さを感じられてよかった。(物質・材料研究機構)
・Newtonでよく研究内容が取り上げられていて、ノーベル物理学賞を受賞した小林誠博士が在籍していたとても興味深い施設を見学でき、本当に良かったと思います。Belle ll 測定器を間近で見ることができると思っていなかったので、感無量でした。写真よりも鉄の重厚感がよく伝わってきてました。この中で行われている宇宙の神秘的な現象と、それを実現している日本の先端技術に対する私の憧れがとても高まりました。(高エネルギー加速器研究機構)
・山形では見ることのできないような多様な気候・地域を見ることができて、生物基礎の授業で学んだ樹木構造の知見を広げることができた。(森林総合研究所)
・全ての展示物が巨大で宇宙に行くまでにとても苦労があるということが分かりました。ロシアとアメリカの宇宙服を見て、それぞれの工夫を知ったり、実際に働いているところを見て、宇宙と交信していることの凄さを理解したり出来ました。宇宙から地球に帰ってきたものもあり、表面の焦げのようなものが何があったのかを想像出来て面白かったです。(JAXA)
といった感想が寄せられました。
これから理系で学ぶ生徒にとって、非常に刺激的で実りのある2日間になりました。