カテゴリー: 中学

「第7回(通算70回)百人一首かるた大会」を開催しました

2021年12月9日(金)、本校北アリーナを会場に、「第7回(通算70回)百人一首かるた大会」を開催しました。この大会は、全校生が小倉百人一首の素晴らしさを味わいながら古典に親しむことなどを目的とした、前身の楯岡高等学校から続く本校の伝統行事です。

大会は、中学1年から高校2年までの各クラスを4チームに分け、試合ごとに1チーム5人を選出して、80チーム、総勢約680人が同時にかるたを行うという形式で開催しました。競技は1試合40~70分の時間制限を設け、5回戦まで行いました。
その結果、クラス毎に競う総合優勝は高校の1年1組、チーム優勝は、「しのぶリーグ」が高校1年3組2班、「ちはやリーグ」が中学3年A組2班でした。

中学生代表と高校生代表による選手宣誓が行われ、大会がスタートしました。
次の札が読まれる太鼓が鳴り響くと、真剣なまなざしと静寂が訪れ、独特の緊張感があたりを包みます。そして、放送部の読み手が札を読み始めた瞬間に多くの生徒たちが反応し、かるたを取った生徒には笑顔が・・・静と動、それがこのかるた大会の醍醐味かもしれません。

読み手を務めるのは放送部員です。十二単風のいでたちで会場の雰囲気を盛り上げました。

当日は、民放4局によるテレビ取材、2つの新聞取材がありました。

5本勝負ですので、制限時間になったときに、2対2でかつ5本目が同数の場合はジャンケンで勝敗を決します。

12月10日の山形新聞に記事が掲載されました。

《2学期を振り返る》「第61回山形県少年の主張 村山地区大会」に出場しました

8月31日(水)、東桜学館大講義室を会場として「第61回山形県少年の主張 村山地区大会」が開催されました。東桜学館からは、3年菅野珠有さんが「願い」という演題で出場し、自らの考えを堂々と述べました。当日は、3年生が地区内の中学校代表の生徒の皆さんの主張に聞き入りました。

中学2年生のキャンパスツアーを開催しました

11月25日(金)、中学校2年生が山形大学の米沢キャンパス(工学部)を訪問しました。

1 大学について「入試概要説明、学科紹介」 講師:横山道央 教授

2 模擬講義①「3Dプリンターが切り拓く未来」 講師:古川英光 教授

3 模擬講義②「もっとも身近なプラスチック:食品の包装~缶詰からペットボトル、レトルト食品まで~」 講師:宮田 剣 准教授

4 キャンパスツアー

百人一首かるた大会の模様が夕方のニュースで放送されました

12月9日(金)に開催された百人一首かるた大会の模様が夕方のニュースで放送されました。

70年続く百人一首かるた大会 中高一貫の東桜学館 | YTS山形テレビ

“諦めない心”で交流深める 東桜学館 百人一首かるた大会 | 山形のニュース│TUYテレビユー山形 (1ページ) (tbs.co.jp)

【山形】東桜学館・“恒例”百人一首かるた大会 真剣なまなざしで学年を越え交流 東根市|FNNプライムオンライン

意識研ぎ澄まし熱戦 東根・東桜学館「かるた大会」 (msn.com)

百人一首かるた大会の模様が夕方のニュースで放送されます

本日、12月9日(金)開催している百人一首かるた大会の模様が夕方のニュースで放送されますのでご覧ください。取材に来られた放送局は、YBC、YTS、TUY、SAY です。

中学1年生のキャンパスツアーを開催しました

12月5日(月)、中学校1年生が山形大学小白川キャンパスを訪問しました。

1 大学について「大学概要説明・キャンパスツアー」

2 模擬講義①「『正直』ってどういうこと?〜論語の問いかけ~」
講師:山形大学 地域教育文化学部 地域教育文化学科 三上英司教授

3 模擬授業②「太古の地球に出会う~南極から探る地球の歴史~」
講師:山形大学 理学部 理学科 加々島慎一 准教授

地域教育文化学部の三上先生からは、『論語』の話だけではなく、学ぶことやこれからのビジョンの持ち方などを教えていただきました。「”あなた”をつくるために、しっかり学ぼう。学びには時間がかかるもの。」という先生の言葉に勇気づけられたようすでした。また「大学合格はゴールではない。30歳になったとき、どんな自分になりたい? そのために何が必要? 早速、今日帰ったら考えみよう。」という先生から示された課題にしっかりと取り組んでほしいものです。

理学部の加々島先生の講義では、南極の写真や南極観測船「しらせ」での生活のようすなど、実際に南極観測隊員として現地に赴いた加々島先生だからこその貴重なお話に聞き入ってしまいました。今回は南極のお話でしたが、先生はエチオピアにも何度も調査で行かれたそうです。フィールドワークの面白さとたいへんさを教えていただくとともに、実際に採取してきた○○億年前の岩石などを見せていただきました。

南極の氷がとける音を聞いています。何万年前の空気と共に…まさにロマン!!

《2学期を振り返る》中学校合唱コンクールを開催しました

11月2日(水)中学校「合唱コンクール」を開催しました。

短い練習期間ではありましたが、それぞれのクラスが甲乙つけがたいすばらしい合唱を披露しました。

1年生の発表
最優秀賞 1年C組 「COSMOS」
優秀賞 1年A組 「永遠のキャンパス」
優秀賞 1年B組 「時を超えて」

2年生の発表
最優秀賞 2年B組 「明日の空へ」
優秀賞 2年A組 「地球星歌~笑顔のために~」
優秀賞 2年C組 「生きている証」

3年生の発表
最優秀賞 3年B組 「はじまり」
優秀賞 3年A組 「結―ゆい―」
優秀賞 3年C組 「証」

 

《2学期を振り返る》あいさつ運動を行いました

東根市内の小中学校では、毎年、「スマイルサミット」を開催し、その際に話し合って決めた共通の取組み等を実施しています。今年度は、市内小中学校一斉あいさつ運動を実施しました。東桜学館でも、朝の登校時にあいさつ運動を行いました。

やましん紙上歌会で最優秀賞を受賞しました!

第6回「U-39やましん紙上歌会」(山形新聞主催)において、高校2年 新関夏樹さんの作品が最優秀賞に輝きました。

歌人斎藤茂吉と同郷に住む山形の若い世代に、短歌を通して日本語の美しさや言葉の持つ力を再発見してもらおうと開催されているこの歌会では、本校から数多くの生徒が入賞しました。

【最優秀賞・高校の部】

またひとつひとつひとつと消えていく命の音が届きはしない 新関夏樹さん

※《評》については、下の山形新聞(11月3日)の記事をご覧ください。

【優秀賞・高校の部】

アイロンをかけてもらった背番号思い高まる大会前夜 松本諒哉さん

《評》お母さんでしょうか、アイロンをかけてくれた人の気持ちのこもった背番号。「大会前夜」の心を表現した秀歌です。

【入選・中学校の部】

コロナ禍でマスクはずさず三年間素顔知らずに育む友情 戸村優衣さん
青空と向日葵の色を手に取りて八月六日折る千羽鶴 菊地聡太さん
とびら開け見上げた先の星月夜明かり要らずの塾からの帰路 奥山紗生さん
六月に祖母と植栽ひまわりはいつ咲くのかと今もなお待つ 佐藤莉乃さん
家康も見ていただろう富士山に僕は登った二度目の挑戦 安保春輝さん
気合い入れ着物着付けてマスクするいつもと違う花駒踊り 木下桜花さん
さようならお盆の時期に旅立った祖母への手紙聞こえるように 奥山未唯さん
青い空たった一言ごめんなさいサイダーみたくはじけた思い 伊藤幸雪さん

【入選・高校の部】

田舎道水面に映る月明かり山車に染まる新庄の夜 菅野元杜さん
放課後に校舎に響くハーモニー今年も始まる夏のコンクール 鈴木麻衣さん
電車までそう言い会話弾みすぎ電車乗れずにこれも青春 武藤翠さん
「まだいける」竹刀の音と汗くささしんどいけれど立ち向かう夏 佐藤光之輔さん
あこがれて伸びた背丈に着せられた母から受け継ぐなでしこの浴衣 菅藤美羽さん
よく笑う祖父母の顔のしわ達はたくさん笑い生きた証か 林星凪さん
何気なく君に呼ばれたこの名前今日だけ誰より素敵な名前 長瀬花咲さん

県高等学校英語ディベート大会で2年連続1、2位を独占!

10月25日(火)に、今年度もオンラインで、論題のResolved: That the Japanese Government should abolish the mandatory retirement age systems.(日本政府は,定年制を廃止すべきである。是か非か。)について、県内10校による県大会が開催されました。本校からはA, Bチームだけでなく、組み合わせの関係で偶数チームにするために、サプリチームを募って参加しました。このサプリチームは部活動はESSではなく、他の部に所属していて、授業でしかディベートをやったことのないメンバーで構成されています。約1週間で論題について学んで準備を行い、初めての対外試合に出場することを目指しました。残念ながら前日の夜に1チームが棄権することがわかり、サプリチームの出場がなくなる事態が発生しましたが、高校教育課のお計らいにより、第5位の予選順位チームとエキシビジョン・マッチを行うことが出来、山形西高校Bチームと試合をすることが出来、勝利をおさめました。ESSのA, Bチームは予選4試合をそれぞれ全勝で勝ち上がり、2年連続で決勝戦を同校対決で行い、結果は否定側のAチームが勝利。3年生も応援に駆けつけてくれ、全国大会出場を一緒に喜びました(3位は米沢興譲館A、4位は山形東A)。昨年の全国大会の悔しさを忘れず、全国大会で上位を目指します。全国大会は12月17、18日、オンラインで行われます。応援をよろしくお願い致します。

なお、今回の審査員長を務めてくださった中央大学矢野善郎先生の講評を下に転載していますので、ご覧いただければ幸甚です。

 

第8回 山形県高校生英語ディベート大会総評・決勝戦講評
――山形県大会にご参加の皆様へ――

10/25に行われた山形県大会,大盛況のうちに終わりましたね。オンライン大会特有の問題,ネットワーク接続などで大変なところもあったとは思いますが,まずはお疲れさまでした。
今年度も審査に呼んでいただいて光栄でした。
私は初回から幸運にも呼んでいただいております。当初より,山形の高校生のみなさんの爽やかで向上心あふれる姿勢に打たれ,私自身元気をいただいておりました。
それだけでなく,近年とりわけ感じるのは,山形県の高校生の英語での議論力,そしてそれを支える先生方の教育力の向上です(実際,昨年山形県から全国大会出場した二校は,すばらしい活躍をされていました)。
今回も,幾つもの学校を審査させていただきましたが,どの学校も最後まであきらめず,チームメンバーと共に,できるかぎり頑張って英語で表現してみようと努力する姿勢が伝わりました。その姿勢は,間違いなく,今後の皆さんの英語との関わりにプラスになっていくでしょう。
また質的にもレベルの高い議論を行っている学校も幾つも拝見できました。とりわけ決勝戦の二チームは,ほかの県の学校にまったく引けを取らないどころか,今回の論題である,定年制廃止について,むしろ他県でもあまり見られない,より現実に即した議論ができていたと高く評価できます。
決勝の東桜学館BチームおよびAチームは,実に論題の本質をよくとらえていました。今年の論題は,「定年制を廃止」するということが法律で決まっている日本の未来を論ずるものです。実際には廃止の後,実際に高齢者が雇用されるのか,雇用されるとしたらどういう雇用形態で雇用されるのか(そのまま正社員を続けられるのか,あるいは非正規になるのか),どのような給与体系になるのか(日本の企業によく見られる年功序列は続くのか),また雇用も終身型が続くのか,流動化するのかなどは全く決まっていません。単純なディベートでは,肯定・否定ともに単に「定年廃止=高齢者が多く働く」という議論で話をしがちですが,山形県大会の決勝ではそうした単純な前提そのものを疑う高度なディベートになっていました。
決勝戦は,3-2で否定側東桜学館Aチームの勝ちとなりましたが,正直申しますと,別のジャッジ構成なら,容易に肯定・否定の勝者が入れ替わるほどの接戦の試合でした。
肯定側に票を入れたジャッジは,とりわけAD1で論じられた,日本の雇用がジョブ型といってより専門化した働き手を流動的に雇用する経済にシフトさせて,全体の賃金の平均が上昇する,またAD2 社会福祉(とりわけ年金制度)の崩壊が食い止められる。こうした議論が十分ディフェンスできているとして票を入れました。否定側からのアタックもたいへんよかったですが,ディフェンスで具体的エビデンスを挙げながらこのままでは社会保障が崩壊するということを説得力ある形でまもられており,高齢者雇用はそれに一定の歯止めをかけるということが論証できていましたので,とりわけAD2が強いと評価されました。
否定側に入った票では,そうした二つの変化が起きるということに疑問を持ち,DA1 高齢労働者の事故(肯定票では,事故がそれほど深刻でないなどのアタックでそれがかなり小さいDAと評価しました)や,DA2 高賃金である高齢者を雇う企業への負担がより大きいと考えました(肯定票では,企業がそうした高齢者に高賃金を払う体系を長く続けることは考えられないという肯定アタックの疑問が返答されていなかったのでAD1より小さいDAと評価しました)。
いずれにせよ立論も両チームともユニークでかつ英語も上手であり,アタックが両チームとも大活躍し,ディフェンス・サマリーも相当な仕事をできていた試合であり,山形県大会のレベルの高さを象徴した試合となりました。

あらためて優勝・準優勝の東桜学館AチームおよびBチームおよび3位となった米澤興譲館のみなさまおめでとうございます。東桜学館をはじめ,全国大会に出場する山形県から学校の皆さん,どうかお互い練習を重ね,ぜひ年末に大暴れしてください(大活躍,期待と言うより,エビデンスに基づいて予想しております)!
もちろん実際には参加された皆さん全員に活躍「よく頑張った。おめでとう」と言いたいです!そして参加された生徒の全ての皆さんが,この活動を通して得た学びによって,将来にわたってそれぞれの社会で大活躍して下さることを疑っておりません。
この場を借りて,参加された生徒の皆様,審査・指導にあたられた先生方,とりわけオンラインでの運営にあたられた教育委員会の先生方のご尽力に敬意を表しつつ,未来ある山形県の高校生が活躍する場に関わることができたことに,あらためて御礼申し上げます。

2022年10月26日
HEnDA審査委員長・中央大学教授  矢野善郎