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東京大学の「FairWind」(地方高校生に、追い風を)を紹介します

長期休業中の楽しみの一つは、卒業生が来校してくれることです。先日、東京大学に入学した卒業生が来校し、「FairWind」という団体を紹介してくれました。

FairWindは、2009年12月に創立した東京大学の団体です。「地方高校生に、追い風を」つまり「東大生と地方の高校生との交流を通して地方生に追い風(FairWind)を吹かせる」という団体理念に基づき、地方と都市部の教育格差の解消のために日々活動しているとのことです。(FairWindのホームページより)

詳細については、次のホームページをご覧ください。

FairWind【フェアウィンド】 | 「地方高校生に、追い風を」 (fairwind-ut.com)

ボランティアサークル”3peace”がペットボトルキャップの回収に取り組みました

ボランティアサークル「3peace」がペットボトルキャップの回収に取り組みました。

集めたペットボトルキャップは、回収されてプラスチックのリサイクル資源に生まれ変わるとともに、世界の子どもたちにワクチンを提供する資金となります。

次の写真は、キャップの洗浄を行っているようすです。

 

”FACT”を知ろう⑤(校長より)「報道の自由度ランキング」を考える 

2022年、日本の「報道の自由度ランキング」は71位です

日本の報道の自由度ランキング71位は、G7諸国や韓国、台湾と比べるとダントツの最下位です。

【G7、東アジア諸国の2022報道の自由度ランキング】
16 ドイツ  19 カナダ  24 イギリス  26 フランス  38 台湾  42 アメリカ  43 韓国  58 イタリア  71 日本

ウクライナへのロシア侵攻の報道に触れる中で私が感じることの一つは、日本で報道されているような内容が、ロシア国民の皆さんにはどの程度伝わっているのだろうか、ということです。これだけ様々なメディアが存在する現代でさえ、プロパガンダによって誤った情報を鵜呑みにせざるを得ない状況が生じてしまうことがあるのではないでしょうか。
そのような意味で、日本の報道の自由度ランキング71位という結果は気になるところです。

SNS等のさまざまなメディアが身近になった現代には、情報が多過ぎるが故に、偏った情報を信じ込んでしまう怖さがあります。日々溢れる情報の中から、必要な情報や正しい情報を収集したり、適切に分析し活用したりする力といった”情報リテラシー”を身に付けることが大切です。
また、テレビや新聞が都合の悪い情報を報じない「自己検閲」をするようになっているというRSFの指摘も注視する必要があるでしょう。

今回は、新聞記事などを引用しながら、報道の自由度ランキングについて調べてみました。

国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は2022年5月3日、2022年の世界各国の報道自由度ランキングを発表しました。対象180カ国・地域のうち、日本は昨年から4つ順位を下げて71位。ノルウェーが6年連続で首位でした。また、ウクライナ侵攻に絡み、報道規制を強化したロシアは155位へ5つ下落しました。
中国の統制強化が進む香港は148位(21年は80位)となり、下落幅は今年のランキングで最大でした。中国は2つ順位を上げ175位でした。
RSFは、民主主義国で偏向報道の増加やSNS(交流サイト)を通じた偽情報の拡散により社会の溝が深まっていると指摘。クリストフ・ドロワール事務局長は声明で「強権国家は(官製)メディアを自身の武器とし、市民の知る権利を消滅させている」と訴えました。
日本についてRSFは、大企業の影響力が強まり、記者や編集部が都合の悪い情報を報じない「自己検閲」をするようになっている国の例として韓国やオーストラリアとともに言及しました。
イスラム主義組織タリバンが昨年実権を握ったアフガニスタンは156位(同122位)へ、昨年のクーデターで国軍が全権を掌握したミャンマーは176位(同140位)へ、それぞれ大きく順位を下げました。最下位は北朝鮮(同179位)でした。
今回、RSFは順位決定の方法を変更。政治や経済、社会・文化の各影響、法的枠組み、安全性の5指標で判定しました。

(以上、2022年5月3日 日本経済新聞より引用)

【2022報道の自由度ランキング ベスト10】
1 ノルウェー  2 デンマーク  3 スウェーデン  4 エストニア  5 フィンランド  6 アイルランド  7 ポルトガル  8 コスタリカ  9 リトアニア  10 リヒテンシュタイン

※1:報道の自由度ランキングとは、Reporters Without Borders(国境なき記者団)が2002年より発表する、報道と自由に関するランキング情報だ。Reporters Without Bordersは、RSFと省略されるケースが多い。RSFは、1985年、フランスにて、4人のジャーナリストによって設立されたNGOの一つである。
RSFは①メディアの状況、②政治的背景、③法的な枠組、④経済的背景、⑤社会的状況、⑥記者の安全性の観点から、各国について述べている。今年から評価基準は変わっているので、実は前年と比較するときは注意が必要である。

※2:民主党が政権交代した時期、鳩山内閣時代のランクは北欧諸国と肩を並べた11位に跳ね上がったことがあった。外務省の外交機密文書公開や政府省庁の透明化の推進、記者クラブの自由化、放送電波の自由化等のメディア政策が積極的に動き出した時期でもあったが、民主党政権崩壊で消滅した。またこれらの民主党の政策に対する国民世論の支持が希薄だった点も見逃すことはできない。
自民党が政権を奪還してから再び報道の自由ランクは下落に転じた。「民主党時代は悪夢だった」と自民党はよくいうが、報道の自由に関しては悪夢どころかバラ色だったのだ。
国境なき記者団のランクのスコアの決め方はおかしい、報道の自由は主観的な問題で、ランキング等気にする必要はないという意見がある。しかし報道の自由を侮ってはいけない。自由なメディアの影響力が弱体な国は、いくら経済や軍事力があっても、国力は弱いという指摘がある。(2022.5.16論座の記事より)

 

日本を報道の自由度ランキング71位と判定した理由について、評価基準ごとにRSFがコメントを発表しており、その内容は次のWebページに示されています。

https://rsf.org/en/country/japan

山形大学「スーパーエンジニアプログラミングスクール(SEPS)」が順調に進行中です

山形大学主催「Super Engineer Programming School(SEPS)」が、順調に進行中です。

4月からスタートしたSEPSでは、次のような内容を学んでいます。

Arduino、Processingに関する講義

アントレプレナーシップ教育に関する講座(有機ELの研究で有名な山形大学の城戸淳二先生の講演等)

M5StickC等のデバイスを活用したプログラミングの応用

AI等によく活用されているプログラミング言語のPythonに関する講義

東桜学館から参加している探究部の2名も、プログラミングの応用のプレゼンテーションを無事に終了しました。

※SEPSの詳細については、こちらをご覧ください。

「スーパーエンジニアプログラミングスクール SEPS – 山形大学」のホームページ

山形大学「スーパーエンジニアプログラミングスクール(SEPS)」が始まりました

 

《東桜学館の1学期を振り返る》夏の甲子園予選 3年生が応援しました

7月11日(月)、新庄市民球場で行われた全国高等学校野球選手権山形大会2回戦に本校野球部が臨みました。

3年生及び生徒会役員、応援団が応援を行い、仲間の奮闘振りに(声は出さずに)熱い熱いエールを送りました。

《東桜学館の1学期を振り返る》高校1年生が「ラボラトリーバトル」に取り組みました

東桜学館のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業では、学校設定科目として「総合探究Ⅰ」を開講しています。「総合探究Ⅰ」では、データ分析や課題研究の手法を学ぶほかに、自分が興味をもつ研究領域について、その内容やその領域を研究している大学の研究室(Laboratory)を紹介する「ラボラトリーバトル」を行います。

その「ラボラトリーバトル」のプレゼンテーションに、7月21日、高校1年生が取り組みました。

《東桜学館の1学期を振り返る》総体点描・・・みんなよくがんばった

コロナ禍でさまざまな制約がある中、真摯に部活動に取り組んだ成果を地区総体、県総体などの場面で遺憾なく発揮した東桜学館の生徒諸君。どのような状況でも自分のベストを尽くしている姿は東桜学館の宝物です。

旧楯岡高等学校の校舎を活用した「Link MURAYAMA」がプレオープンしました

東桜学館の母体である楯岡高等学校の校舎が「Link MURAYAMA」として生まれ変わり、7月22日(金)、プレオープンの式典が開催されました。式典では桜友同窓会の笹原同窓会長様がテープカットされました。

また、敷地内には楯岡高等学校創立100周年を記念して記念碑が建立されました。

 

 

 

《東桜学館の1学期を振り返る》昼休みにパン販売が始まりました

第1回学校運営協議会の際、生徒代表として高等学校、中学校の生徒会長が、東桜学館の目指す姿や学校運営協議会に対する要望を述べました。

高等学校の早坂生徒会長からは、要望の一つとして、高校生を対象とした昼休みのパン販売の再開が挙げられました。その後、学校運営協議会の委員の方からご対応いただき、7月からパン販売が始まりました。

【放送部】全国高校総合文化祭東京大会に出場しました

8月3日(水)・4日(木)に第46回全国高等学校総合文化祭東京大会放送部門が、東京都大田区の日本工学院専門学校蒲田キャンパスで開催されました。

本校からは朗読部門に、高橋伶奈さん(3年4組)・川井一くん(3年3組)が対面審査に出場、アナウンス部門では黒川桜さん(3年2組)が録音データ審査に出場しました。
高橋伶奈さんは小川糸さんの『あつあつを召し上がれ』、川井一君くんは飯嶋和一さんの『汝ふたたび故郷へ帰れず』を朗読し、黒川桜さんは自分で取材した地元の農園の話題を原稿に書き上げ、それぞれ工夫しながら聴き手に伝えました。3名とも山形県代表として堂々と発表できたと思います。結果は入賞を逃したものの、審査員から高評価を受けました。3年生は部活動はこれで引退となりますが(長く大変だったと思いますが、お疲れ様でした)、この経験を次の人生に活かしてください。
また、次に続く1・2年生も、今年度の3年生に負けないように、東北そして全国へとコマを進める部員が続くことを期待します。

東京の実行委員の生徒さんには会場を案内していただいたり、高総文祭を取材に来ていた放送部の中学生にインタビューを受けたりと、心温まるおもてなしや交流の場面もありました。オンラインの大会や審査会が多くなっている中で、やはり現地に行って交流したり、刺激を受けたりすることは大切な体験なのだということを改めて感じました。

新型コロナウィルス感染症が全国的に拡大している中、東京まで往復の交通機関や宿舎・会場等では感染対策に細心の注意を払いながら参加してきました。この大会も、極力参加者を抑えながら、なんとか開催することができ、東京都事務局の方々も御苦労をされたことだと思います。この大会に関わったすべての方に、この場をお借りして感謝申し上げます。

(写真撮影時にマスクをはずしました)