7月5日、NHK山形放送局の野田奈那さんが来校され、かるた部の活動を取材されました。
本日撮影した内容は、7月8日(金)18:10~のNHKやままるの番組内で放送されます。是非ご覧ください。
7月5日、NHK山形放送局の野田奈那さんが来校され、かるた部の活動を取材されました。
本日撮影した内容は、7月8日(金)18:10~のNHKやままるの番組内で放送されます。是非ご覧ください。
7月1日(金)、中学3年生が仙台市を訪れ、宮城教育大学や東北大学の先生方、大学院生、学部生の皆さんからご講義をお聴きしたり、実験の様子を観察するなどしながら、大学での学生生活やそれぞれの大学で研究されている内容等について学びました。
また、東北大学の川内キャンパスで記念写真を撮影し、大学のキャンパスの雰囲気を味わいました。
東北大学では、東桜学館生が訪問することを知り、大学院工学研究科化学工学専攻 修士課程1年の久我先輩、教育学部1年の横川先輩が駆けつけてくれました。
東桜学館としては、直接、大学の構内を訪問してのキャンパスツアーは3年ぶりとなりました。
数多くの大学の先生方、学生の皆さんのおかげでたいへん充実したキャンパスツアーとなりました。
また、各講義のあとには、生徒諸君から数多くの質問も出されました。
「嫌われる勇気」という本があります。アルフレッド・アドラーの「アドラー心理学」を、哲学者(哲人)と若者の会話を通してわかりやすく解説した書籍です。
2014年にビジネス書ランキングで年間2位、2015年には1位を獲得した本ですので、知っている人、読んだことがある人もいることでしょう。
この本の内容には、物事の捉え方をちょっと変えることで、少し楽に生きていけるようになるヒントがあるようです。
極端に言うと「人生観・世界観」が変わるかも・・・
どうしても劣等感が消えない人におすすめです。
その内容の一部を、箇条書きで綴っていきますので参考にしてください。
そして、興味を持った人は「嫌われる勇気」を読んでみてください。
(人から褒められたいという気持ちを完全に捨て去るのは難しいかもしれませんが、褒められるために何かをするというのはやめたほうがよさそうです。)
・例えば、一人っ子で暗い性格・・・コミュニケーションができない。
⇒ 今までの自分が暗かったという過去に縛られている。
・例えば、Aさんの失敗を「怒りながら責めるBさん」と「冷静に注意するCさん」がいる場合・・・失敗を指摘するのに怒る必然性はない。したがって、Bさんは怒るのを目的として行動している。
例えば、「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできません」
つまり、「馬を水辺に連れていくこと」は、「自分の課題」ですが、「馬がゴクゴクと水を飲むかどうか」は、馬の課題=「他人の課題」だから気にするな!ということです。他人の課題を気にかけるのであれば、自分がコントロールできることに注力した方がよい、ということです。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、防衛費を現在の国内総生産(GDP)比1%程度から2%へ引き上げる案が出ています。
そもそも、日本の防衛費ってどのくらいなのか知っていますか?
そこで、2022年4月9日の東京新聞記事「防衛費増へ自民がGDP比2%案 ウクライナ侵攻受け 達成なら米中に次ぐ規模 平和主義の形骸化に懸念」及び6月3日の東京新聞記事「防衛費倍増に必要な「5兆円」教育や医療に向ければ何ができる? 自民提言受け考えた」をもとに防衛費について調べてみました。
「サイコロジカル・セーフティ(psychological safety)」「心理的安全性」とは、「一人ひとりが恐怖や不安を感じることなく、安心して発言・行動できる状態」のことを指します。「チームの中で自分が自分らしく働いている状態」「安心して何でも言い合えるチームだと感じる状態」と言い換えることもできます。
アメリカGoogle社のリサーチチームが、「効果的なチームを可能とする条件は何か」を見つける目的で行った「Project Aristole」というプロジェクトの研究結果として、心理的安全性が生産性の高いチームづくりに最も重要であることを発表して以来、注目されるようになりました。
東桜学館生は、デザイン思考、「Yes,and」を学んだり、ブレーンストーミングなどの活動等を通じて、学校生活における「心理的安全性」の大切さを実感していることだと思います。
実は、その心理的安全性が、企業の生産性を向上させるために重要であるということを踏まえ、この機会に改めて、「心理的安全性」に関する資料からその内容を確認してみてください。
(本校の学校運営協議会委員、SSH運営指導委員であるベーリンガーインゲルハイム製薬社長の山﨑誠司さんからご紹介いただいた言葉の紹介です。)
(1)話しやすい (2)助け合い (3)挑戦がある (4)異能や個性を歓迎する
では、チームで仕事を進めていく際、具体的に「心理的安全性」はどのようなメリットをもたらすのだろうか。例えば、心理的安全性が高いチームは、各自が主体的な行動を取り、チーム内のアイデアを効果的に活用することができるという。ここでは、大きく3つに分けてメリットを紹介したい。
心理的安全性が高くなると、チームのメンバーにフロー状態が生じる。フロー状態とは、心理学で夢中になる、のめり込んでいるといった精神状態を意味する。メンバー全員が安心しながら集中して仕事に取り組めるため、業務の生産性も高くなるという。また、何かにのめり込むとドーパミンの分泌量が増え、仕事へのストレスも緩和される。
チームに心理的安全性があることで、マネジメント層でなくても各自が、現状をより良くしていこうという前向きなマインドに変化していく。新しい物事や困難なことに立ち向かいやすくなるため、イノベーションや改善が生まれやすい組織が出来上がるという。一方、心理的安全性が低い組織は、「面倒がられるだけ」、「理解してもらえないから言っても無駄」といった状態に個々が陥りやすい。
「エンプロイー・エクスペリエンス」は、メンバーが仕事を通して得られる体験を指す。例えば、入社してから体験する社内制度やルール、退所までに経験する様々な出来事など。心理的安全性が高ければ、メンバーがどのような体験によってモチベーションが上がるかマネジメント層や周囲のメンバーが考える傾向にある。その結果、一人ひとりにとって仕事の原動力になるような最適な経験を提供しやすくなる。
※Employee Experience(エンプロイーエクスペリエンス、通称「EX」): 日本語では、「従業員体験」と紹介されることもあります。「EX」は、従業員の満足度や、エンゲージメントを高めることを目的とする概念です。GoogleやFacebookをはじめとする多くの海外の企業では、EXを高める施策を積極的に取り入れています。
次に、職場という大きな視点に立った際、心理的安全性の高さが職場全体にどのような効果をもたらすのか。米グーグル社によると、4つのメリットがあるという。
自分の考えを伝える際、発言が否定されるという不安がないため、個人の意見やアイデアが多く集まるという。職場全体のコミュニケーションが活性化することで、従業員間の共有もされやすくなる。
お互いを認め合い、尊重し合うという価値観の共有が職場内に根付くため、従業員同士が切磋琢磨する。自発的な学習も増え、個人のポテンシャル向上につながっていく。
心理的安全性が高い職場は、組織の目標や課題に対して、従業員が自由に議論できる環境が整っている。建設的な議論が行えることで、目指すビジョンが明確になりやすい。腹落ちしたビジョンを企業全体で共有でき、全員が結束して同じ目標に向かえるため、目標達成のスピードも速いという。
居心地がいい、仕事がしやすいなど、心理的に安全な職場で働く従業員は離職率が低いとされる。仕事へのやりがいが生まれ、自分の能力や特技を活かしながら業務にも取り組めるため、今の会社で長く働きたいと思うようになる。その結果、優秀な人材の流出や退職の抑制にもつながる。
※「エンゲージメント(engagement)」:従業員の会社に対する「愛着心」や「思い入れ」。より踏み込んだ考え方としては、「個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係」のこと。
一方で、「心理的安全性」が低いと、どのようなことが従業員に起こるのだろうか。先述したエドモンドソン教授によると、心理的安全性が低い職場では、多くの従業員が自己印象操作を行い、本当の自分を偽って働いているという。ここでは同教授がスピーチフォーラム『TED』で示した4つの行動特徴を紹介したい。
業務で知らないことや不明点を聞く際、「こんなことも知らないのか」と思われないか不安になり、上司や同僚に必要な質問ができなくなってしまう。相談することが不安になり、従業員同士のコミュニケーションも自ずと減少していく。
業務で失敗した際、「こんなこともできないのか」と思われないか不安になり、ミスを報告しなかったり、自分の失敗を認めなかったりするようになる。
ミーティング時に、自分の発言で議論が長引いたり本題から外れたりした際、上司や同僚から「いつも議論の邪魔をしてくる」と思われないか不安に駆られてしまう。自分から提案や発言をしなくなっていくため、新たなアイデアやイノベーションも生まれにくくなる。
現状の改善について提案しようと思った際、「いつも他人の意見を否定する」と思われないか不安になってしまう。上司や同僚に否定的に捉えられる可能性があると、発言をためらったり、本当に重要な指摘をしなくなったりする。やがて常に自分を隠して仕事をするようになる。
「心理的安全性」が高い職場は、各自が安心して自分の考えを自由に発言したり、行動に移したりしている。その結果、各部署でイノベーションが生まれたり、従業員のエンゲージメントが向上したり、組織において多くのメリットを生み出すことができる。また、従業員個人に対しても、パフォーマンスの向上やストレス緩和など、スキルやメンタルヘルスの面で利点がある。心理的安全性は、生産性、離職率、新規事業、健康経営など、様々な人事課題と結びついており、企業によっては、心理的安全性を高めるための研修も導入している。これを機に、心理的安全性の高さを意識した職場づくりを行ってみてはいかがだろうか。
6月16日、講師として「コーチング・メンタルヘルス研修 PresentTime」代表の塩野貴美さんをお迎えし、高校3年次生を対象として「あきらめない・苦難を乗り切る」をテーマに、保健講話「コーチング・メンタルヘルス研修」を開催しました。
(以下、PR TIMES MAGAZINEの「セルフコンパッションとは? 自己肯定感を鍛える4つの実践方法を紹介」の記事の内容を引用させていただきました。)
私たちは苦しい状況になると、自分のことを非難し傷つけるような言葉を自らにかけてしまったり、自分一人がつらいと感じ、苦しさから目を背けてしまったりすることが多くあります。
その状態から脱するためにセルフコンパッションで重要な3つの要素があります。
私たちは自分が苦しい時に自分を責めてしまう一方で、親しい友人や家族が苦しむ状況では優しい言葉や態度で接することができます。
セルフコンパッションでは、自分自身を親友と同じようにとらえ、ネガティブに考えたり、自分を否定したりすることなく、他者に対して思いやりを持って接するように、ありのままを受け入れられるような言葉をかけたり、振る舞いをしたりすることで、自己肯定感を高めていきます。
人は困難に直面した際に、「なぜ自分だけがしんどいのか」と自分一人の問題として抱え込んでしまい、周囲からの疎外感や孤立感に苦しんでしまいます。
セルフコンパッションでは自分一人で悲観的に考えるのではなく、「誰もが同じように苦しんでいる」「誰もが苦しい時期を経験する」と他者と共通の人間性を見出すことにより、苦しみが緩和されていく状態を目指します。
人はつらいと思った際に、それを我慢しよう、あるいは忘れようと努力をした結果、さらに混乱してしまうことがあります。
マインドフルネスは、苦しみや困難などのつらい感覚を無視したり誇張したりすることなく、「そこにある事実」としてありのままに受け入れ、ストレスを減らしていく取り組みのことです。自分を肯定するセルフコンパッションと密接に関係する概念です。