カテゴリー: 高校
東桜学館の母体である県立楯岡高等学校が、昨年、創立100周年を迎えました。その記念事業として、桜友同窓会の皆様から本校生徒の活動を後押しする様々なご支援をいただいております。心より御礼申し上げます。
それらの事業の一つとして、2022年9月15日(木)、やまぎん県民ホールにおいて、記念演奏会と記念講演会が開催されました。
記念演奏会では、山形交響楽団の皆さんの演奏、山形交響楽団と本校吹奏楽部による合同演奏がありました。さらに、東桜学館の校歌の作曲者である八木澤教司先生から100周年を記念して作曲いただいた「悠遠の羇旅(ゆうえんのきりょ)-芭蕉の歩いた出羽路」が管弦楽(オーケストラ)版ではじめて演奏されました。
また、記念講演会では、本校の同窓生であり、国際的に活躍されている草苅康子さんからご講演をいただきました。アフリカのマラウイでの長期研究員としての取組みやJICA等におけるこれまでのご経験などを踏まえたお話をいただきました。
人との出会い、音楽との出会い、さまざまな出会いが人生を豊かにしてくれます。今回の出会いもまた、生徒諸君の人生を豊かにしてくれる貴重な機会となることを祈念します。
記念演奏会
第1部 吹奏楽ステージ(山形交響楽団・県立東桜学館合同)
山形県立東桜学館中学校・高等学校校歌 八木澤 教司
祝典序曲「パシフィック・シティ」 八木澤 教司
ユーフォニアム協奏曲 八木澤 教司
第2部 管弦楽ステージ(山形交響楽団)
リベルタンゴ A・ピアソラ
スラブ舞曲第10番 Op.72-2 A・ドヴォルザーク
交響曲第4番 イ長調 「イタリア」 Op. 90 より
第4楽章 F・メンデルスゾーン
第3部 管弦楽ステージ(山形交響楽団・県立東桜学館合同)
悠遠の羇旅 -芭蕉の歩いた出羽路 八木澤 教司
山形県立楯岡高等学校校歌 福井 文彦
記念講演会
草苅 康子 氏
SATREPS「マラウイ湖国立公園における統合自然資源管理に基づく持続可能な地域開発モデル構築(IntNRMSプロジェクト)」長期研究員
演題「山形からアフリカへ ~マラウイ湖畔の地で振り返る、世界各地で得たこと・伝えたいこと〜」
当日、配布したパンフレットを掲載します。
バス22台を連ねて学校からやまぎん県民ホールへ移動しました。
記念演奏会・・・演奏会の進行は、今春、東桜学館を卒業したいずれも元放送部の林莉央さん、深瀬萌心さんが務めてくれました。演奏会の途中では、八木澤先生と布川先生から、100周年委嘱作品である「悠遠の羇旅-芭蕉の歩いた出羽路」の作曲に纏わるエピソード等についてもご披露いただきました。
記念講演会・・・講演開始の午後3時は、マラウイ時間の午前8時です。当日は、マラウイ在住の草苅さんとオンラインでつなぎ、マラウイ湖の様子なども拝見しました。現地の様子をリアルタイムで知ることができるのもオンラインのよさです。また、講演後は、生徒からの質問にも答えていただきました。
8月26日(金)~27日(土)の2日間にわたり、「縁(むすび)」をテーマに東桜祭を開催しました。
1日目のようすをご覧ください。
オープニングセレモニー
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文化部発表(吹奏楽部、書道部)
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クラスCM
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有志企画
高校2年 安達千莉さんが、2022年7月21日(木)~8月1日(月)、京都市で開催された「AIG高校生外交官プログラム」に挑戦しました。
安達さんが、今回のプログラムを通して感じたことを綴ったエッセイを掲載します。
「私はプログラムを通じて、本当の自分を見つけ、何があっても最後まで人と向き合う姿勢を身に付けることができました。プログラム中、私が思い描いていた理想の自分になれないということが何度もありました。そして、どんなに変えたいと思ってどんなに頑張っても変えられない自分の部分があり、それが自分の本質、本当の自分だと気づきました。欠点だらけで、このプログラムで自分を全て変えなければならないと思っていた私があの場で自信を持ち、「私は私の本質のままでいい」と思えたのは、どんな私も受け入れ必要としてくれたHSDのみんながいたからです。ルームメイトのカーシャ、暖花との会話や英語ディスカッション、クラブでは、自分の拙い英語に自信がなく、話さない方が楽だと思ってしまい、言いたいことを飲み込んでしまうことが多々ありました。しかし、5日目のMid student MTGを境に、「自分の思いや考えを残すことなく相手に伝えられる人になろう」という思いが強くなり、目の前の人としっかり向き合い、相手からも自分からも逃げずに対話する自分に近づいていくことができました。目の前の人と粘り強くリスペクトし合って対話する力や、本当の自分をさらけ出して相手からの信頼を得ることは、私が将来目指している外交官に必要なものだと思っています。HSDは、私が、そのような大切な力や一生モノの仲間を得ることができ、ありのままの私でいられた、なくてはならない場所です。」
プログラムの詳細については次をご覧ください。
AIG高校生外交官プログラム / AIG High School Diplomats
事前学習として、県庁を訪問し、観光担当の方からご指導をいただきました。
藻類の一種であるミドリムシ(学名:ユーグレナ)を中心とした微細藻類に関する研究開発、生産管理・品質管理、関連商品の製造・販売などを行っている「ユーグレナ社」では、次のような趣旨で、18歳以下の若者を対象としたCFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)やサミットメンバーが選ばれています。
「事業を通じて環境や健康の社会課題に取り組んできた私たちユーグレナ社。
地球のこれからについて子どもたちと語り合う中で、現在の経営陣だけでは「不十分」と気付かされました。未来のことを決めるときに、未来を生きる当事者たちがその議論に参加していないのはおかしい、と。
そして誕生したのが18歳以下のCFO(Chief Future Officer:最高未来責任者)。
業務は、会社と未来を変えるためのすべて、です。」
このサミットのメンバーとして、高校2年の清水紘輔さんが取り組んでいます。
現在開催中の第75回秋季東北地区高等学校野球山形県大会最北地区予選。東桜学館は、8月29日、4校連合チーム(新庄南・北村山・谷地・天童)との2回戦に臨みました。
試合は、1回に3安打で3点を先制。その後は、主戦髙橋の粘り強いピッチングと堅い守備により、同点、逆転を許すことなく4対3で勝利しました。
全国で10名の令和4年度オーストラリア科学奨学生(ハリー・メッセル国際科学学校)に高校2年の丹野 稜さんが選ばれ、令和4年7月2日(土)~7月10日(日)の日程で参加しました。
このプログラムは、オーストラリア、中国、ニュージーランド、アメリカ及び日本の中等教育施設の在学者、約150名を対象にオンラインにて開催されました。
また、全てのプログラムは、英語(通訳なし)で行われ、シドニー大学の講義受講、海外の高校生とのコミュニケーションの場面など、貴重な経験ができるプログラムになっているようです。
今回のプログラムの内容の詳細については、次の丹野さんの報告書をご覧ください。
丹野さんから写真を提供していただきましたので、写真の説明のコメントとともに掲載します。
「パティの写真は、生物学のワークショップで作った、 植物性の材料のみを使ったパティです。
残る2枚の写真はどちらも、 マイクロプラスチックに関する化学のワークショップで撮影した写真です。 ライトで明るくして近距離で撮影してある方は、砂にマイクロプラスチックを模したネイル用のラメを混ぜ、 網目状のメッシュを用いて砂とマイクロプラスチックを分離させようという実験の際に撮影したものです。 手が写っている方の写真は、 水に入れたマイクロプラスチックに植物油を入れることで、 水中に散らばるマイクロプラスチックをひとかたまりにまとめることができるという説明を受け、 それを実際にやってみた際に撮った写真です。」