SSH関連カテゴリー: お知らせ

R04 第5回校内東京大学金曜講座開催

6月10日(金)に,今年度5回目となる東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「人はなぜ規制に従うのか、従わないのか――法社会学への招待」と題し、ディミトリ・ヴァンオーヴェルベーク先生(東京大学 法学部・教授)がご講演くださいました。中学1年生14名、2年生6名、3年生1名、高校1年次61名が大講義室で視聴しました。「大きな社会的課題の根底には、大衆の意識がとても関係していることを知った。人が規制に従うのか、という課題には、ルールに対する民衆の意識が関係していて、法社会学として、法律と社会との関係が”信頼”や”厳しさ”という要素を含んでいて、いかに大衆の”信頼”を得るのか、またそのために理解される程度で”厳しさ”をどう設定するべきなのかを考えなければいけないことを知った。(高校1年A君)」など、多くの学びがあったようです。次回の開催は6月17日「ワクチンを科学する:『面白い』を楽しみながら『役に立つ』を具現化するには」です。

 

R04 第4回校内東京大学金曜講座開催

5月27日(金)に,今年度4回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「『働かない』働きアリの進化生態学」と題し、土畑重人先生(東京大学 教養学部 学際科学科・准教授)がご講演くださいました。中学1年生15名、2年生4名、3年生2名、高校1年次30名が大講義室で視聴しました。「アリの社会が人間社会における公共財ジレンマにもつながることを学び、一見何の関係もないような小さなアリが、ちょっと覗いてみると私達の経済、細胞とも関係していて、生物学の重要性を実感した(高校1年Fさん)」など、多くの学びがあったようです。次回の開催は6月10日「人はなぜ規制に従うのか、従わないのか――法社会学への招待」です。(講義メモは中学2、3年生と高校1年生のものです。)

R04 第3回校内東京大学金曜講座開催

5月13日(金)に,今年度3回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「焼跡と闇市の時代――石川淳「焼跡のイエス」を読む」と題し、逆井聡人先生(東京大学 教養学部 教養学科・准教授)がご講演くださいました。中学1年生5名、2年生3名、高校1年次17名,2年次1名が大講義室で視聴しました。冒頭の一文の長さ、リズム感、視点を上げて下げる、辞書的な意味と英訳との比較などの解釈を聴き、「今だからこそ気づける内容や解釈があるように、解釈は背景となる歴史や現在の状況を照らし合わせて読むことで、自分の解釈や新しい発見をすることができるということを知れた(高校1年)」学びを得たようです。次回の開催は5月27日「『働かない』働きアリの進化生態学」です。

 

R04 第2回校内東京大学金曜講座開催

5月6日(金)に,今年度2回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「不思議の国ロシア」と題し、小泉 悠先生(東京大学 先端科学技術研究センター・専任講師)がご講演くださいました。ウクライナ侵攻のニュースの影響もあったのか、ゴールデンウィークの狭間にも関わらず、中学1年生13名、2年生8名、3年生8名、高校1年次58名,2年次1名が大講義室で視聴しました。「大陸が繋がっているから文化の区切りも絶対的ではない」、「北方領土の問題がなぜ進まないのかがわかった」、「プーチン大統領の発言などを根拠にした世界観を学ぶことができた」など、多くの生徒が世界観・価値観が変容するような学びを得たようです。次回の開催は5月13日です。

R04 第1回校内東京大学金曜講座開催

4月22日(金)に,今年度最初の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「海と科学と三陸と――地方にある高等教育・研究機関の役割――」と題し、峰岸有紀先生(東京大学 大気海洋研究所・准教授)がご講演くださいました。日程的な影響からか少人数ではありましたが、高校1年次6名,中学2年生2名,1年生2名が参加し,大学の役割と地域創生について考える良い機会となりました。次回は5月6日に、「不思議の国ロシアを考える」です。なお、中学生は講義が終わる18時半に退出可能で、高校生は質疑応答の様子を見ながら19時前に解散になります。

 

R3 SSH研究開発実施報告書

令和3年度(研究開発5年次)SSH研究開発実施報告書の内容です。

平成29年度指定スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書 第5年次

SSH通信 第14号

東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会に参加しました。

東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会は、東北地区6県のSSH指定校などを対象に、理数系の課題研究に積極的に取り組んでいる高校生が授業や部活動で取り組んできた研究成果を発表し、発表者との対話を通じて相互交流・評価を行うことで切磋琢磨し、これからの活動や研究の質・量の両面で活性化を図ることを目的に開催されている発表会です。

今年度は、青森県立青森高校主催でのオンラインでの開催となり、21校のSSH指定校が参加し、各校代表1テーマによる口頭発表がなされました。本校からも高校2年次の未来創造プロジェクトにおける中間発表会で高評価を得、選抜されたグループが「セルロースを用いた天然由来の食品包装用紙の作成」のテーマで発表しました。

参加した生徒たちは、参加校の質の高い研究に触れたことはもちろん、自らの研究について発表したことは大変有意義な経験となりました。助言者の大学の先生からの質問にも自分たちの知識と考えを自信をもって答えていたり、積極的に他校の発表にも感想のコメント入力をしておりました。

研究に対して助言をいただきました先生方、参加校の皆様、そして発表会開催校の青森高校の皆様、本当にありがとうございました。

以下参加した生徒の感想です。

・自分たちの研究はとりあえずやってみようという部分が多く、実験条件について細かく設定できていない部分が多かった。そのため相手に伝わりにくいことが改めてわかった。着眼点、セルロースの同定について勉強していた点など、審査員の先生から興味深いと言っていたたき、とても嬉しかった。

・オンライン発表でもわかりやすく発表するために、グラフの用い方やデータの説明を工夫するよう心掛けた。

・実験をしながらの発表準備は大変だったがメンバーと分担したり協力して発表準備ができた。

・他校の発表に対してももっと遠慮せず直接質問をすればよかった。

 

 

 

令和3年度山形県探究型学習課題研究発表会 入賞!

12月18日(土)山形国際交流プラザ山形ビッグウイングにて、令和3年度山形県探究型学習課題研究発表会が山形県教育委員会および県高等学校文化連盟科学専門部の主催で行われました。

科学専門部の部に1テーマと、2年次のSS総合探究Ⅱから一般の部に4テーマが参加し、ポスター発表を行いました。手持ちの資料を用いながら発表を行うなどの工夫をする班もみられ、各発表とも審査員や他校生からの質問にも熱心に答えていました。

質疑応答を通して、今後の探究活動を進めていくための助言をたくさんいただくことができ、よい機会となりました。また審査の結果、以下の2つのテーマが受賞となりました。

〇優秀賞 一般の部 物理・化学分野「油の保存性を高めるには?」

〇優秀賞 一般の部 数学・総合科学分野「CNFラッピングでゴミを減らそう!」

 

一般の部 数学・総合科学分野 CNFラッピングでゴミを減らそう!

 

 

 

 

 

 

 

一般の部 物理・化学分野油の保存性を高めるには?

 

 

 

 

 

 

 

一般の部 生物・地学分野 土壌改良における廃チョークの有用性

 

 

 

 

 

 

 

 

【一般の部】社会科学・人文分野 高齢者の生きづらさを緩和するのはどのような街か

 

 

 

 

 

 

 

【高文連科学専門部の部】生物領域 ヤノウエノアカゴケの土壌・水中における生育の調査

後期第8回校内東京大学金曜講座開催

12月3日(金)に,今年度後期8回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「社会調査の歴史から現代社会を考える」と題し、祐成保志先生(東京大学 文学部 人文学科 社会学専修課程・准教授)がご講演くださいました。高校1年次46名,中学2年生3名,1年生4名が参加し,社会学で調査の活用が飛躍的に拡大した20世紀半ばに焦点をあて,社会の見え方がどう変わったか,そして社会調査を可能にする条件とは何かを考える機会となりました。今年度の校内での当講座開催は今回で終了となります。今年は中学生が参加するようになり,また何度も試聴する生徒が増えました。来年度もまた多く生徒が学びの場としてくれることを期待しています。