12月5日(木)と6日(金)に東根市の天然記念物指定区域にて行われた、カクレトミヨ推定個体数調査に、本校2年生の課題研究でカクレトミヨの保全に取り組む4名が、東根市と清流の里おおとみ保全推進協議会、山形大学(半澤直人名誉教授)らと共に、トラップの設置からトラップの回収と捕まった個体数の確認までの調査に参加しました。初日は冷たい雨が降る中の作業でしたが、胴長を履いて川に入り、二日間頑張って調査を行いました。初日の様子はTUYのNスタ山形で放送され(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuy/1599540?page=2)、二日目の様子は山形新聞でも紹介されました(下の写真)。
カクレトミヨは東根市が市の魚に指定している絶滅危惧IA類の生物ですが、高校生の認知度は残念ながらまだ低いと思われます。四人の研究が来年度は後輩に引き継がれ、カクレトミヨの保存に貢献していくことを期待しています。
山形県立 東桜学館 中学校・高等学校
令和6年7月22日(月)、23日(火)の2日間、また、それぞれ夏休みの時間を使って高校2年次生がSS総合探究Ⅱの一環でフィールドワークを行い、各グループの探究テーマに沿って企業や官公庁などを訪問しました。
校内では7月23日(火)山形県環境エネルギー部主催「環境SDGsワークショップ」を2講座「プラスチック編」と「山形SDGsシミュレーション型」を実施しました。
「プラスチック編」では、化学分野の探究テーマに取り組んでいる複数のグループの生徒に向け、山形大学理学部教授 栗山恭直先生に本校へお越しいただき、SDGsの視点で科学的な課題にアプローチする手法について講演いただきました。講演後は各グループの探究内容に関するご助言をいただき、参加生徒にとって有意義な時間になったようです。
環境SDGsワークショップ栗山恭直教授の講座の様子
「山形SDGsシミュレーション型」では、サステナミューズ代表の佐藤朋子先生に本校にお越しいただき、地域分野を探究テーマに取り組んでいる複数のグループの生徒を対象にして、ワークショップを行いました。参加した生徒たちは、山形版SDGsシミュレーション・カードゲームを通じて、SDGsの視点から地域経済や地域環境を考える有意義な時間になりました。
佐藤朋子先生のワークショップの様子
夏休みが明けると2年次生は10月9日に行われる中間発表会に向けて追実験・調査を行ったり、ポスター発表などの準備をすることになります。今後の2年次生の探究活動での活躍にもご期待ください。
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令和5年7月21日(金)、24日(月)の2日間、また、それぞれ夏休みの時間を使って高校2年次生がSS総合探究Ⅱの一環でフィールドワークを行い、各グループの探究テーマに沿って企業や官公庁などを訪問しました。文系テーマの「東根市の小中学生に国際理解の新しい価値観をもたらすことはできるのか」について探究をしているチームは、仙台市のJICA東北を訪問し、彼らのメインの調査地域であるアフリカの基礎知識や現状、アフリカでのJICAの取り組みに加え、国際支援の仕組みやセオリーについても担当の職員の方から説明を受けました。生徒たちはそれぞれに疑問を持ち、講話を聞いた後は活発な質疑が行われました。今回JICA東北を訪問した3名のうち2名の生徒は文部科学省の留学支援プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」から支援を受け、この訪問後ルワンダに渡航しました。日本、海外それぞれでのフィールドワークを経て、探究活動がさらに深まることが期待されます。
JICA東北訪問の様子
また、校内では理系の探究テーマに取り組んでいる複数のグループの生徒に向け、株式会社山形テレビが主催する「環境SDGsワークショップ」の一環で、山形大学理学部教授 栗山恭直先生に本校へお越しいただき、SDGsの視点で科学的な課題にアプローチする手法について講演いただきました。講演後は各グループの探究内容に関するご助言をいただき、参加生徒にとって有意義な時間になったようです。
環境SDGsワークショップ栗山恭直教授の講座の様子
夏休みが明けると2年次生は10月11日に行われる中間発表会に向けて、追実験・調査を行ったりポスター発表などの準備をすることになります。今後の2年次生の探究活動での活躍にもご期待ください。
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中学校2年生の未来創造プロジェクトの取り組みが、7月24日の山形新聞に掲載されました。
中学2年のテーマは「やまがたの未来をデザイン(よりよく)する」です。キーワードは「うごく・つながる」で、社会とのつながりの大切さや山形への愛着心を育て、社会や地域のために自分たちが行動していくことをねらいとしています。
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夏休み前の最後の登校日であるこの日に、1年次のSS総合探究Ⅰの授業として、「ラボラトリー・バトル」を行いました。「ラボラトリー・バトル」とは「ビブリオ・バトル」と同じように、自分が興味を持った「ラボラトリー(ここでは大学の研究室)」を紹介し合うものです。各自が下調べをしておいた研究室について、1時間目にプレゼンテーション資料を作成し、2校時目はグループごとに発表して代表を決め、3校時には各グループの代表がクラス全体に発表し、クラスの優勝者を決定しました。それぞれ面白い研究・研究室を見つけてきており、発表にも工夫が見られたので、大変盛り上がりました。
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8月3日(月)~5日(水)の3日間、探究活動の一環で、地域フィールドワークを行いました。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、2年次のみならず全ての年次において、未来創造プロジェクトの大幅な計画変更を余儀なくされました。そのような中でも、2年次生にとって、グループ毎の探究活動を集中して実施できる期間として、地域フィールドワークを設けました。
まずはゼミ毎の研究計画書発表会を行いました。グループ毎に設定したリサーチクエスチョンに対する仮説や実験・調査方法をプレゼンし、質疑応答を通して、課題の再発見をしました。もう一度、実験・調査方法を再検証し、いよいよ本格的に探究活動を開始しました。今年度は、新型コロナウイルスの影響により、直接のインタビューや施設訪問を実施することが困難な状況ですが、研究グループによっては、メールによるインタビューなどを計画するなど可能な方法を探究し、実践に繋げているようです。
また、山形大学「ヤマガタ 夢☆未来Girlsプロジェクト」のご協力を得て、今年度は大学院生4名の方がティーチングアシスタント(TA)として本校2年次生の7つのリサーチクエスチョンを支援していただくことになりました。8月3日に来校していただき、顔合わせを行い、リサーチクエスチョンと当面の方向性について助言を頂きました。そして、TAと研究グループを繋ぐSNSの登録を済ませると、対象の2年次生たちは、これから始まる日常的な探究活動に益々意欲を燃やしている様子でした。
当面は、10月14日(水)に予定している未来創造プロジェクト中間発表会(今年度の一般公開はなし)に向けて、調査・研究を行っていきます。
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