SSH関連カテゴリー: 未来創造プロジェクト

高校1年次 国際理解講演会を実施しました。

3月4日に昆虫サイボーグの研究で知られるシンガポールの南洋理工大学(NTU)の佐藤 裕崇 教授(山形県出身)をお招きして,本校1年次を対象に国際理解講演会を実施しました。

佐藤 裕崇 教授は,世界で初めて昆虫とコンピュータを融合した「サイボーグ昆虫」を開発されました。サイボーグ昆虫は今後,災害現場での人命救助への活用が期待されています。今回の講演では「海外で勉強・研究・仕事をすること」をテーマに,サイボーグ昆虫をはじめ,海外での研究,仕事の取組みや,英語を学ぶことの大切さについてお話をいただきました。質疑応答の時間は次々と質問が飛び出し,たいへん有意義なやり取りがなされました。講演後も佐藤先生に質問する姿が見られ,生徒たちが大いに刺激を受けたことがわかりました。

講演を聞いた生徒からは,以下のような感想が寄せられました。

「研究の内容だけではなく,リアルな外国での学びについても教わることができ,新しい視点から進路を考える貴重な機会になりました。」

「佐藤先生がおっしゃっていた,新しいことに挑戦すれば批判がついてくるのは当然だという言葉が心にしみました。私も人に合わせて自分のしたいことを見失わないように,しっかりと自分を持って,やりたいことにどんどん挑戦していきたいと思いました。」

「『Superstar or Niche』というフレーズが心に残りました。どうしても,すごいことをしようとかスターになろうという気持ちを持ってしまいがちですが,今自分は何を持っているのか,一度自分の強み,持ち物を再確認してみることが大切だなと思いました。」

「勉強をすることにおいて,一番大切なことは「楽しく」学ぶことだとわかった。英語を学ぶことは大学入試のためなど将来の保証のためではなく,自分自身の可能性を広げるためのものであると再認識できた。」

佐藤 裕崇 先生,貴重な講演を本当にありがとうございました。

佐藤教授のHP(Hirotaka Sato Group) https://hirosatontu.wordpress.com/

 

講演会の様子                 南洋理工大学(NTU)写真 Wikipediaより

令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

令和6年1月26日㈮、27日㈯、秋田県秋田市にぎわい交流館AUを会場にして令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が開催されました。本校から高校2年次の4人が参加し、探究活動の成果を発表してきました。

1日目は3階の多目的ホールで口頭発表をおこないました。参加16校から発表がありました。本校生は10番目に「セイタカアワダチソウの持つ毒性について」の題で植物が出す毒素についての研究結果を発表しました。大きな会場での発表でしたが、堂々と発表する事ができました。

 

2日目は2階展示ホールでポスターセッションを行いました。参加16校から28のポスターセッションがありました。本校生は「身近な熱を直接電気に。~夢の発電の実現を目指して~」という題で作成したポスターの前で研究内容を説明しました。大勢の人が訪れる中、上手に説明していました。

今年度は口頭発表とポスターセッションの2分野で発表がおこなわれました。参加した4名は充実した発表をおこなう事ができました。

【生徒の感想】

東北のSSH校が集まっているだけあって、発表を一度聞いただけではなかなか理解できないような専門性の高いことを探究している所が多かった。7分という制限時間に入り切らないほど濃い内容の研究ばかりで、それでも質疑応答でうまく返しきれないことがあるなど、実験の試行回数や多角的な視点の重要性も再認識させられた。また、同じような内容の研究をしている班と知り合い、情報を交換できたことも良い経験になった。

東北サイエンスコミュニティを通して、たくさんの科学好きや研究活動に熱心な人と交流し合うことができた。他校の研究はテーマがとても興味深いだけでなく、研究方法や考察の仕方などがユニークなものが多くて、大きな衝撃を受けた。また、自分たちのポスター発表においては、他校の生徒の皆さんからの質問や大学から来てくださった先生方からのアドバイスなどをたくさんいただき、自分たちの研究への理解が更に深まった。新たな課題が見えてきて、今後の具体的な研究方針を定めることに繋がったと思う。今回のこの貴重な機会で新たに知ったことや研究について学んだことを、今後の自分たちの探究活動に活かしていきたい。

 

 

令和5年度 山形県探究型学習課題研究発表会に参加しました! 

令和5年12月16日(土)に山形国際交流プラザ山形ビッグウイングにて、令和5年度山形県探究型学習課題研究発表会が山形県教育委員会と山形県高等学校文化連盟科学専門部の主催で開催されました。

本校からは科学専門部の部に1テーマ、一般の部に2年次のSS総合探究Ⅱの中間発表会を経て選ばれた7つの代表グループが参加して発表を行ってきました。当日は、それぞれのグループが熱の入った発表を行い、多くの観衆を集めていました。

その中で、科学専門部の1つのグループが県2位に相当する優秀賞を、一般の部の1つのグループが県2位に相当する山形大学小白川キャンパス長賞(文系部門)を受賞することができました。また、一般の部の物理・化学部門と生物・地学部門の2つのグループが優良賞を受賞することもできました。

これを弾みにして、東桜学館高校全体として成果発表会やその後の各種発表会に向けてさらに努力を続け、より良い研究発表になるように期待しています。

〇優秀賞 科学専門部の部 「身近な熱を直接電気に。 ~夢の発電の実現を目指して~」

〇山形大学小白川キャンパス長賞 文系部門 (社会科学・人文科学・国際部門) 一般の部 「語彙習得における画像記憶の効果」

〇優良賞(物理・化学部門) 一般の部 「ダイコンの皮からCNFを取り出し、ポリ袋の代替品を作成する」

〇優良賞(生物・地学部門) 一般の部 「そのハンカチ、本当にきれいなの?」

 

科学専門部の部 「身近な熱を直接電気に。 ~夢の発電の実現を目指して~」

 

一般の部 社会人文部門 「語彙習得における画像記憶の効果」

 

一般の部 物理・化学部門 「ダイコンの皮からCNFを取り出し、ポリ袋の代替品を作成する」

 

一般の部 生物・地学部門 「そのハンカチ、本当にきれいなの?」

 

一般の部 生物・地学部門 「セイタカアワダチソウの持つ毒性について」

 

一般の部 地域課題部門 「旅行者にも働く人にも愛される観光地を目指して
〜COMTOLプロジェクトin蔵王〜」

 

一般の部 地域課題部門 「パッケージの工夫による売上の増加」

 

一般の部 物理・化学部門 「美しき黒板ー斜め45度の法則は正しいのかー」

令和5年度 山形県立東桜学館中学校・高等学校 SSH「未来創造プロジェクト」成果発表会開催のお知らせ

2月7日(水)9:30~15:15 本校の未来創造プロジェクト成果発表会を行います。

見学を希望する場合には、詳細について以下の要項をご覧いただきお申込み下さい。

高校要項   高校参加申込票

中学要項   中学校参加申込票

保護者向けの参観のご案内は後程生徒を通じて連絡いたします。

令和5年度「未来創造プロジェクト」中間発表会・生徒交流会を実施しました!

10月11日(水)に、本校の高校2年次生が中心となり「未来創造プロジェクト」中間発表会・生徒交流会を実施しました。この会では、中学校3年生と高校1年次生が高校生2年次生の研究発表を見学し、質疑応答を通してお互いに学びを深め合いました。また、研究アドバイザーとして、山形大学理学部栗山恭直教授や山形県立保健医療大学保健医療学部遠藤恵子教授など多くの先生方にご出席いただき、生徒の皆さんが行った全ての研究に様々なアドバイスを頂きました。さらに、この中間発表会では、県内から寒河江高校・長井高校・上山明新館高校・酒田東高校・村山産業高校、県外から岩手県立水沢高校より総勢86名もの高校生にご参加いただき、より活発な発表会となりました。そして、発表会終了後、本校生徒23名と他校の生徒の皆さんが小グループを作り、生徒交流会も行いました。ここでは普段の探究活動の取り組み状況や悩みなどを自由に話し合い、お互いに情報の共有化を行いました。これらの機会を経験し、今後の成果発表会に向けて更なる深化を期待しています。

 

中学校 未来創造プロジェクト 意見交流会を実施!

9月1日(金)中学全学年において、これまでの探究活動の成果を発表し合い、意見を交流しました。東北芸術工科大学より5名、山形大学より1名の先生方、そして山形大学理学部の学生6名(本校の卒業生)も助言者として来校いただきました。全学年、活発な発表が行われ、聞き手も疑問点を発表者に積極的に質問し、共によりよい探究となるようにと発言する前向きな姿勢が印象的でした。この意見交流会を通して、これまでの探究活動に新たな気づきが加わりました。今後はフィールドワークに臨み、さらなる探究の深まりをめざしていきます。

【SS総合探究Ⅱ】2年次生がFWを行いました

令和5年7月21日(金)、24日(月)の2日間、また、それぞれ夏休みの時間を使って高校2年次生がSS総合探究Ⅱの一環でフィールドワークを行い、各グループの探究テーマに沿って企業や官公庁などを訪問しました。文系テーマの「東根市の小中学生に国際理解の新しい価値観をもたらすことはできるのか」について探究をしているチームは、仙台市のJICA東北を訪問し、彼らのメインの調査地域であるアフリカの基礎知識や現状、アフリカでのJICAの取り組みに加え、国際支援の仕組みやセオリーについても担当の職員の方から説明を受けました。生徒たちはそれぞれに疑問を持ち、講話を聞いた後は活発な質疑が行われました。今回JICA東北を訪問した3名のうち2名の生徒は文部科学省の留学支援プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」から支援を受け、この訪問後ルワンダに渡航しました。日本、海外それぞれでのフィールドワークを経て、探究活動がさらに深まることが期待されます。

JICA東北訪問の様子

また、校内では理系の探究テーマに取り組んでいる複数のグループの生徒に向け、株式会社山形テレビが主催する「環境SDGsワークショップ」の一環で、山形大学理学部教授 栗山恭直先生に本校へお越しいただき、SDGsの視点で科学的な課題にアプローチする手法について講演いただきました。講演後は各グループの探究内容に関するご助言をいただき、参加生徒にとって有意義な時間になったようです。

環境SDGsワークショップ栗山恭直教授の講座の様子

夏休みが明けると2年次生は10月11日に行われる中間発表会に向けて、追実験・調査を行ったりポスター発表などの準備をすることになります。今後の2年次生の探究活動での活躍にもご期待ください。

令和5年度山形県立東桜学館高等学校 2年次生SSH課題研究「未来創造プロジェクト」中間発表会開催のお知らせ

10月11日(水)12:30~15:30に本校において、高校2年次生が全員で取り組んでいる課題研究の中間発表会を行います。

山形県内外の高校を招いて、対面における合同での研究成果発表会を行いたいと思います。

発表で参加、または見学(生徒・教員)を希望する場合には、下の要項をご覧いただきお申し込みください。なお、保護者の見学は実施しておりませんのでご了承ください。

R5 中間発表会のお知らせ

R5 参加申込書

未来創造プロジェクトの取り組みが山形新聞に掲載されました

中学校2年生の未来創造プロジェクトの取り組みが、7月24日の山形新聞に掲載されました。

中学2年のテーマは「やまがたの未来をデザイン(よりよく)する」です。キーワードは「うごく・つながる」で、社会とのつながりの大切さや山形への愛着心を育て、社会や地域のために自分たちが行動していくことをねらいとしています。

未来創造プロジェクト成果物展覧会のお知らせ

探究活動の成果発表を見てみませんか?

昨年度校内で発表した、探究活動の内容をポスターで展示します。

以下の場所で行います。入場無料・どなたでも参観できます。

詳細はポスターをご覧ください。

◎まなびあテラス 市民ギャラリー

◎山形県議会ギャラリー 県議会棟1階ロビー

未来創造プロジェクト成果物展覧会(まなびあテラス広報ポスター)

未来創造プロジェクト成果物展覧会(県議会ギャラリー広報ポスター)