SSH関連カテゴリー: R05年度

国際英語プレゼンテーション大会(START2023)を開催!

 

On the afternoon of July 22nd (Saturday), our school hosted the only international English presentation competition in the Tohoku region, called START2023 (STudy Assembly of Research at Touohgakkan). The event was held in a hybrid format, with both online and in-person participation, under the sponsorship of the Yamagata Prefectural Board of Education.

[7月22日(土)の午後、東北唯一の国際英語プレゼンテーション大会(START2023; ST(udy) A(ssembly)(of) R(esearch) (at) (T(ouohgakkan)の略)を山形県教育委員会の後援のもと、本校が主催し、オンラインと対面のハイブリッド形式で行いました。]

This competition involved individual and group research projects conducted by high school students. Participants presented their findings in English for a duration of 10 minutes and underwent a question-and-answer session, with 5 minutes of questions from other teams and judges. The presentations were evaluated, and first and second place winners were recognized in each research theme category.

This year’s participating schools included four schools from overseas: Nonghinwittayakom School (Thailand), King Mongkut’s University of Technology Thonburi (Thailand), SMKA Kota Kinabalu Secondary School (Malaysia), and National Taipei University of Technology Affiliated Taoyuan Agricultural and Industrial Senior High School (Taiwan). The ones of domestic schools were Hyogo Prefectural Toyooka High School, Shizuoka Kitami High School, Tokai University Attached High School Takanawa, Tokyo Metropolitan Tama Science and Technology High School, Niigata Prefectural Shibata High School, Iwate Prefectural Ichinoseki First High School, Akita Prefectural Yokote High School, Miyagi Prefectural Furukawa Reimei High School, Fukushima Prefectural Azuma High School, and Fukushima Prefectural Futaba Mirai Gakuen High School, as well as  Yamagata Prefectural Yonezawa Kojokan High School, Yamagata Nishi High School, Tsuruoka Minami High School, and Sakata Higashi High School.

The judging panels at each venue consisted of two members each, and they are from Kyoto University, Tokyo University of Agriculture and Technology, Tohoku University, Miyagi University of Education, Yamagata University, and Tohoku University of Community Service and Science.

[この大会は、高校在学中に行った個人やグループの探究・研究活動の内容を英語で発表(10分間)し、質疑(他のチームからと審査員から5分ずつ質問される)を行って審査され、研究テーマごとに分かれた5つの会場で1位と2位を表彰します。今年の参加校は、ノーンヒンウィッタヤコム中等学校(タイ)、モンクット王工科大学トンブリー校 (タイ)、SMKAコタキナバル中等学校(マレーシア)、國立臺北科技大學附屬桃園農工高級中等學校(台湾)の4校が海外から、国内は兵庫県立豊岡高校、静岡北高校、東海大学付属高輪台高等学校、東京都立多摩科学技術高等学校、新潟県立新発田高等学校、岩手県立一関第一高校、秋田県立横手高校、宮城県立古川黎明高等学校、福島県立安積高校、福島県立ふたば未来学園高等学校の他、県内から米沢興譲館高校、山形西高校、鶴岡南高校、酒田東高校が参加しました。審査員は各会場2名ずつで、京都大学、東京農工大学、東北大学、宮城教育大学、山形大学、東北公益文科大学の先生方が協力してくださりました。]

The winners are as follows: [入賞者は以下の通りです。]

ROOM 1
1st Prize Coloring of Alginic gel [Tama Science & Technology High]
2nd Prize The Chaya tree Crude Extracts as Bioinsecticides for Controlling Musca domestica Larvae [Nonghinwittayakom School]

ROOM 2
1st Prize Intelligent Animal Blood Drawing Device – Blood Drawing Helper [Taoyuan Agricultural & Industrial]
2nd Prize Body color change and genetic regionality of Japanese red- bellied newt (Cynops pyrrhogaster) [Toyooka High]

ROOM 3
1st Prize Astroid Curve with variable exponents [Yokote High]
2nd Prize Production of an inexpensive simple ECG using Arduino [Furukawa Reimei High]

ROOM 4
1st Prize How to Fold Cities with Diminishing Population [Touohgakkan High]
2nd Prize Better Shelters -From Women’s Perspectives [Yamagata Nishi High]

ROOM 5
1st Prize Fave and Study Motivation [Asaka High]
2nd Prize Youth-led Okitama Gender Innovation [Yonezawa Kojokan High]

 

R05 前期第6回 校内東京大学金曜講座開催

7月7日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第6回校内視聴を実施しました。今回は「機械に人間らしく言葉を使わせるためには?」と題し,大関洋平先生(東京大学 教養学部 教養学科・講師)がご講演くださいました。中学生10名,高校1年次72名が大講義室で視聴しました。「ChatGPTのように,AIの発達が著しくなってきているが,人間のような思考をするには,人間自体のクセのデータの積み重ねが重要だとわかった(高校1年次K.Oさん)」「言語に文系というイメージがあったが,科学や工学の観点からのアプローチも融合させて互いの知見を生かすという所がとてもおもしろいと思った。(高校1年次K.Kさん)」のように,研究の奥深さ,面白さが伝わる講演でした。これで前期分の視聴は終了し,夏休み明けから後期分の視聴となります。

SSH通信第18号を発行しました

R05 前期第5回 校内東京大学金曜講座開催

6月16日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第5回校内視聴を実施しました。今回は「小さなRNAは今日も奮闘中:同一ゲノムから細胞多様性を導くための戦略とは」と題し,塩見美喜子先生(東京大学 理学部 生物化学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生4名,2年生1名,3年生1名,高校1年次29名が大講義室で視聴しました。「今回の講座を聞いて生物という教科を突きつめることの意義,RNA・DNAの深さについてより知ることができた。授業で習っていたために知っていたところもあったが,知らなかったところが多く,内容もとても興味深いものがあった。…とても神秘的なものだなと感じた。生物の細胞の仕組みを全て知るということは,見えない事を一つ一つ見つけ出すということだと感じ,生物の面白さの本質かなと考えさせられた(高校1年I.H.さん)」のように,多くのことを学ぶ機会となった講演でした。次回が前期の本校での視聴は最終回で,7月7日の「機械に人間らしく言葉を使わせるためには?」となります。

 

未来創造プロジェクト成果物展覧会のお知らせ

探究活動の成果発表を見てみませんか?

昨年度校内で発表した、探究活動の内容をポスターで展示します。

以下の場所で行います。入場無料・どなたでも参観できます。

詳細はポスターをご覧ください。

◎まなびあテラス 市民ギャラリー

◎山形県議会ギャラリー 県議会棟1階ロビー

未来創造プロジェクト成果物展覧会(まなびあテラス広報ポスター)

未来創造プロジェクト成果物展覧会(県議会ギャラリー広報ポスター)

中学生:未来創造プロジェクト始まりました!

中学3年未来創造プロジェクト【ガイダンス】

中学2年未来創造プロジェクト【地域創生講話】

R05 前期第4回 校内東京大学金曜講座開催

5月26日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第4回校内視聴を実施しました。今回は「深層学習の原理に迫る ──数学の挑戦──」と題し,今泉允聡先生(東京大学 教養学部 統合自然科学科・准教授)がご講演くださいました。中学1年生7名,2年生3名,3年生1名,高校1年次23名が大講義室で視聴しました。「人工知能の深層学習・ディープラーニングという言葉は知っていたものの,それがどのような構造・システムなのかの知識は皆無だったが,わかりやすい例でAIのいろはを知ることができ,とても為になった。AIの深層学習の原理はわからない,ということにとても驚いたけれど,よくわからないけれど後から原理・理屈を考えるという考え方も取り入れたい(高校1年S.J.さん)」のように,深層学習の理解から先生の研究経歴からも,多くのことを学ぶ機会となった講演でした。次回の本校での視聴は,6月16日の「小さなRNAは今日も奮闘中:同一ゲノムから細胞多様性を導くための戦略とは」となります。

R05 前期第3回 校内東京大学金曜講座開催

5月12日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第3回校内視聴を実施しました。今回は「『不思議』なる災害認識 ──鴨長明『方丈記』を読む──」と題し,木下華子先生(東京大学 文学部 人文学科・准教授)がご講演くださいました。中学1年生3名,2年生3名,高校1年次44名が大講義室で視聴しました。「長明の因果関係を結びつけない意図やさりげない言葉で地獄絵を人々に連想させる力,災害から約30年後であっても明確な表現の素晴らしさ,その時代でもここまでできる長明の能力の高さに驚いた。東北の人間として,東日本大震災が地震という言葉を聞くと思いつくが,当時3歳だった私たちの世代が今後伝えられることは何かと考えさせられた。過去に生きる,固執する,ということではなく,また,忘れるということでもなく,過去に学べるという考えを大切にしていきたい(高校1年S.A.さん)」のように,研究の面白さだけでなく,多くのことを考える機会となった講演でした。次回の本校での視聴は5月26日の「深層学習の原理に迫る ──数学の挑戦──」となります。

SCiUS Forum in Thailandに参加!

タイ王国で13回目の開催となったSCiUS Forum(https://sciusforum13.satit.up.ac.th/page/about)は、タイ国内の16の大学、19の学校が参加しての科学、技術、研究、イノベーションに関する研究発表と協働学習の大規模なフォーラムです。今年は5月2日から5日まで開催され、日本からも本校を含めた4つの高校が初めて招待されました。本校からは2年次の成果発表会で選出された、高校3年次の大井真君、加藤美羽さん、黒澤佐保さんがポスター発表で”Developing an AI Program to Read Human Emotions from the Eyes”を、口頭発表で清水紘輔君が”Possibilities of Using Binaural Audio in Vocabulary Learning”を発表しました。タイの高校生がとても興味を持って聴きに来てくれたため、ポスター発表は2時間ずっと発表と説明、写真撮影に追われ、口頭発表では審査員の方々が時間を延長して説明に聴き入ってくださいました。

2千人ほどが集まる開会式で始まる初日は、特別講演、ポスター発表と歓迎会、二日間に及ぶ口頭発表、最終日の午前中はそれぞれの生徒が興味のある学習活動に参加し、午後は表彰と閉会式、晩餐会とかなり充実したプログラムでした。タイの高校生の研究発表は英語で行われ、どれも大学・大学院レベル。表彰式の盛り上がりからも各大学がその附属高校を相当指導している姿が窺われました。

学術的な学びはもちろんですが、参加した日本人高校生達は、タイの高校生たちとの交流からも多くの気づきを得た様子で、日本人生徒の案内役をしてくれたパヤオ大学附属学校の生徒達との別れはとても悲しかったようです。ぜひ大学やその先の研究を通じて、また会えることを願っています。

 

 

 

R05 前期第2回 校内東京大学金曜講座開催

4月28日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第2回校内視聴を実施しました。今回は「生命を支える手術ロボットシステム」と題し,小林英津子先生(東京大学 工学部 精密工学科・教授)がご講演くださいました。中学生14名,高校1年次75名,高校2年次1名が大講義室で視聴しました。「外科医が患者に近づかずに手術をするというのがとても衝撃的だった(高校1年A.K.さん)」「自分が想像していた以上に精密で,形や持ち方まで適応させるということで,ロボットが手術をする恐怖心より,その技術を見てみたいという好奇心が勝った。また,『手術ロボットは単なる医師の真似ではない』という言葉が,すごく刺さりました。(高校1年S.K.さん)」のように,研究の奥深さ,面白さが伝わる講演でした。次回の本校での視聴は5月12日の「『不思議』なる災害認識 —鴨長明『方丈記』を読む—」となります。