前期第2回校内視聴を4月26日(金)に実施しました。今回は「源氏物語の作者を知っていますか」と題し,高木 和子先生(東京大学 文学部 人文学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が4名,3年生が5名,高校1年次40名,2年次が11名参加し,大講義室で視聴しました。
「源氏物語をただ読むだけではなく,他の物語と比べて読むことで,紫式部が従来のパターンをどのようにしてアレンジしたのか,どのようにしてパロディにしたのか,何を考えて物語にしたのか,などより深いところまで源氏物語を味わうことができました(中学2年生徒)」や,「紫式部が自分の家族や境遇を作品に落とし込んだ部分も、今回の講座のことを思い出して読んでみたいと思った。これからの古文の学習が楽しみ(高校1年生徒)」など,『源氏物語』や紫式部への理解を深め,古典の学習に対する意欲を高めることもできた時間になったようです。
次回の講座は,5月10日の『「水道」を科学する―多様な水供給から考える持続可能な未来―」です。
山形県立 東桜学館 中学校・高等学校
毎年校内で視聴している東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第1回校内視聴を4月19日(金)に実施しました。今回は「火星環境大変動:宇宙における生命の謎に迫る」と題し,黒川 宏之先生(東京大学 教養学部 学際科学科・准教授)がご講演くださいました。中学生の参加はまだ始まっていませんが,高校1年次67名,2年次が1名参加し,大講義室で視聴しました。
「今までは興味がなく,宇宙について知ろうと思わなかったけれど,専門的な知識に触れたことでとても興味がわいた。地球の近くの星だと思っていた火星が,こんなにも地球と環境が違っていて,昔は海があったなんて今では考えられないので、だんだん水が失われていく過程の中で、何が起こっていたのかとても疑問に思った。身近な水を中心に生物の起源や火星の歴史がだんだんわかってくる感じがとても面白いと思ったし,進路についての考えもとてもいい参考になった(5組生徒)」の他,感想用紙の両面が埋まるほどメモや感想を書く生徒がいました。
今回の講座は今年度の最初の「高校生と大学生のための金曜特別講座」で,前期は6回予定しています。興味のある研究分野の際にはぜひ参加しましょう。
山形県立 東桜学館 中学校・高等学校