6月21日午後5時半より第3回の東大金曜講座が開かれ、高校1年次生51名が参加しました。今回は、「いろいろな次元の球」と題した金井 雅彦 先生 (東京大学 理学部 数学科・教授)の講義をオンラインで視聴しました。ボールや地球の表面は,厳密には2次元球面と呼ばれるもので、実は2次元に限らずいろいろな次元の球面を考えることができるとのこと。数学、特に幾何学における近年の大きな成果をご紹介頂きました。
【生徒の感想からの抜粋(敬称は男女とも「さん」)】
数式ばかり教わる授業だと想像していましたが、歴史的な話も入れてくださり、面白かったです。楽しく学べました。質問コーナーでは圧倒されました。今回の内容を理解した上で、質問を見出す高校生の方々。よく先生方がおっしゃる「戦う相手は全国」という言葉の重みを知りました。東桜学館という枠だけであがいていられないんだなとわかりました。(S. T.さん)
次元というのはすごく難しくて、私たちには手出しができないものなのかと思っていましたが、少し理解することができました。特に感動したのは球には2角形があるということで、その2角形が3つなっているところの面積から重なったところを引く面積は球の面積の半分と等しいということです。数学の次元という分野はとても奥深いのだなと思いました。(Y. Y.さん)