10月16日(金) 17:30より19:10まで、後期2回目となる東京大学金曜講座の校内視聴を実施しました。今回は、東京大学大学教養学部准教授・渡邊淳也先生による 「認知モードの言語間比較」の講義で、本校の会場は大講義室に戻り、60名以上の希望者で視聴し、2名の生徒が質問してご回答いただくこともできました。次回は23日に行います。
<生徒の感想から>
今まで私は、英語は論理的で日本語は非論理的であると聞くことがよくあり、そう思い込んでいたけれど、そうではなく、DモードとIモードの違いによるものだとわかった。英語と日本語、その間と言えるようなフランス語の3言語を比較し、それぞれの性質を挙げた時、英語はDモード的、日本語はIモード的、そしてフランス語はそのどちらかによりつつ、DモードとIモードの間のような感じがした。(中略)認知モードの概念によって、広汎な言語減少についての説明ができることはとても興味深いと感じた。(H. I.さん)
和訳した英文や、英訳した日本語が不自然で分かりにくい文になってしまうのを見て、疑問に思っていたが、物事のとらえ方がそもそも違うということを理解できた。他にも日本語は主観的な言語だからオノマトペが多いことや、英語は客観的な言語だから一人称が一定だということなど、言語の仕組みの理由について学ぶことが出来た。これから英語を学ぶ際は、Dモードの考え方を意識していきたいと思う。(中略)日本語の面白さや深さに気づくことが出来、外国語との違いや時代背景について、自分で調べてみたいと思った。(A. Y.さん)