飛島フィールドワーク改め庄内フィールドワークに行ってきました

11月14~15日にかけて1年次生の希望者を対象に飛島フィールドワークを企画しておりました。しかし、前日の天候不良により、当日朝に定期船が欠航との連絡を受け、急遽欠航時の代替計画として準備していた、鶴岡市を中心とした庄内フィールドワークに変更して実施いたしました。山形大学名誉教授川邉孝幸氏においで頂き、温海暮坪にある塩俵岩、立岩や由良・白山島の火山角礫岩、石英脈、岩脈等について解説していただきました。午後からは加茂水族館の見学や鶴岡市大網にある湯殿山総本寺大日坊瀧水寺にて即身仏のお話を聞き、見学もさせていただきました。飛島に行けず、残念ではありましたが、庄内の地層や生物、即身仏などを見たり触れたりして刺激を受けたようでした。

 

 

<生徒の感想から>

 

◇残念ながら飛島に行くことができなかったが、あまり行く機会のない鶴岡市の地形や地質を学ぶことができた。始めに塩俵岩という岩の観察、スケッチをしてこの岩の特徴を学んだ。塩俵岩はまるで人工的につくられたようなきれいな網目状の模様をしており、数百万年、数千万年かけて自然の力で形成されたことを考えるととても感慨深いと思った。また近くにある立岩は、はしごのような模様があり、大昔に溶岩が固まってできたということを知った。内陸ではあまり見られないような地質があり、同じ県でも様々な違いを感じた。今回のフィールドワークで山形県の沿岸部を様々な角度から学ぶことができ、より山形県のことが好きになった。

 

 

◇海岸沿いを歩いたときにプラスチックごみが目立った。これらのごみは私たちが普段出しているごみだったり、路上や川に落ちているごみと同じようなものが多かった。保健の授業で水質汚染などの環境汚染について調べ学習をした際に、目に見えない汚染は危険性を把握し、対策するのは難しいというまとめを書いた。今回、海にあるごみを目の当たりにし、我々の生活と水質汚染が関係あることを改めて知った。