令和5年7月21日(金)、24日(月)の2日間、また、それぞれ夏休みの時間を使って高校2年次生がSS総合探究Ⅱの一環でフィールドワークを行い、各グループの探究テーマに沿って企業や官公庁などを訪問しました。文系テーマの「東根市の小中学生に国際理解の新しい価値観をもたらすことはできるのか」について探究をしているチームは、仙台市のJICA東北を訪問し、彼らのメインの調査地域であるアフリカの基礎知識や現状、アフリカでのJICAの取り組みに加え、国際支援の仕組みやセオリーについても担当の職員の方から説明を受けました。生徒たちはそれぞれに疑問を持ち、講話を聞いた後は活発な質疑が行われました。今回JICA東北を訪問した3名のうち2名の生徒は文部科学省の留学支援プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」から支援を受け、この訪問後ルワンダに渡航しました。日本、海外それぞれでのフィールドワークを経て、探究活動がさらに深まることが期待されます。
また、校内では理系の探究テーマに取り組んでいる複数のグループの生徒に向け、株式会社山形テレビが主催する「環境SDGsワークショップ」の一環で、山形大学理学部教授 栗山恭直先生に本校へお越しいただき、SDGsの視点で科学的な課題にアプローチする手法について講演いただきました。講演後は各グループの探究内容に関するご助言をいただき、参加生徒にとって有意義な時間になったようです。
夏休みが明けると2年次生は10月11日に行われる中間発表会に向けて、追実験・調査を行ったりポスター発表などの準備をすることになります。今後の2年次生の探究活動での活躍にもご期待ください。