前期第2回校内視聴を4月26日(金)に実施しました。今回は「源氏物語の作者を知っていますか」と題し,高木 和子先生(東京大学 文学部 人文学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が4名,3年生が5名,高校1年次40名,2年次が11名参加し,大講義室で視聴しました。
「源氏物語をただ読むだけではなく,他の物語と比べて読むことで,紫式部が従来のパターンをどのようにしてアレンジしたのか,どのようにしてパロディにしたのか,何を考えて物語にしたのか,などより深いところまで源氏物語を味わうことができました(中学2年生徒)」や,「紫式部が自分の家族や境遇を作品に落とし込んだ部分も、今回の講座のことを思い出して読んでみたいと思った。これからの古文の学習が楽しみ(高校1年生徒)」など,『源氏物語』や紫式部への理解を深め,古典の学習に対する意欲を高めることもできた時間になったようです。
次回の講座は,5月10日の『「水道」を科学する―多様な水供給から考える持続可能な未来―」です。