前期第3回校内視聴を5月10日(金)に実施しました。今回は「『水道』を科学する ─多様な水供給から考える持続可能な未来─」と題し,小熊久美子先生(東京大学工学部 都市工学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が4名,3年生が3名,高校1年次13名,2年次が1名参加し,大講義室で視聴しました。
「途上国が水にアクセスしにくく,日本はしやすいということは知っていたが,日本の水道普及率の98%に対する残り2%は?という視点はなかった。約210万人もいるとなると,紫外線消毒や紫外発光ダイオードなどを多くの地方ではやめに導入すべきだと思う(中学2年生徒)」や,「50万越えの人々が水関連で亡くなっていること,また日本でも行政サービスの遅れに直面していることなど,もっと大きな問題として取り上げられるべきだな,と思いました。もっと水について詳しく知り,新しい研究が発展させられればいいなと思いました。(高校1年生徒)」など,SDG6が掲げる「だれひとり取り残さない水供給」をどう実現するのかについて考える時間になったようです。
次回の講座は,5月31日の「言語政策について考える ─ことばの規範の構築と変容─」です。