SSH関連カテゴリー: 国際交流・国際性の育成・英語教育(中高)

《東桜学館の1学期を振り返る》コロンビアビジネススクールのコンペに出場しました 

7月13日(水)、「Columbia Business School Venture For All Model Entrepreneur Competition Asia Edition」がオンラインで開催され(本来は上海で開催される予定でした)、東桜学館から中学生2名と高校生1名が参加しました。

参加した中学生2名は、いずれも3年の髙嶋蒼空さん、森谷綾介さんです。昨年度、「やまがたイノベーションプログラム2021」に出場して最優秀賞を受賞するとともに、特別賞「コロンビア大学経営大学院 公式ビジネスプランコンテスト挑戦権(VFA賞)」を獲得し、今年 2月13日の英語プレゼンを経て、出場に至ったものです。

また、高校2年 清水紘輔さんも同様に、中学校の時に「やまがたイノベーションプログラム」に出場してVFA賞を受賞し、挑戦権を獲得しました。

当日は、英語によるビジネスプランのプレゼンのあと、海外の参加者から質問等を受けるなど、練り上げたビジネスプランを発表するとともに、これまで学んできた英語力を遺憾なく発揮していました。

※やまがたイノベーションプログラム:山形県産業労働部と山形放送(YBC)が、山形県若者創業応援プロジェクト事業(YAMAGATAビジネスアイディア博(BIEXPO) × 山形大学 EDGE-NEXT)の一環として企画する山形県内の中高生向け起業家マインド醸成プログラムです。

Stanford e-Japan報告会と第7回校内東京大学金曜講座

7月8日(金)に,今年度7回目となる東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は講座の前に、Stanford e-Japanで全国から選抜された高校生と共に、英語で大学の講義を受け、議論しながら日米の比較研究を行った清水紘輔君(高校2年次)が最終報告書に書いた内容をプレゼンテーションしてくれました。日本の経済再生を科学技術関連の要素とGDPの相関から分析し、日本の研究者の数が少ないことが経済の発展を妨げているという結果から、研究者を育てる政策の必要性を提言する内容でした。

第7回の東大金曜講座では、「パラアスリートの脳――可塑性と再編能力――」と題し、中澤公孝先生(東京大学 教養学部 統合自然科学科・教授)が、パラリンピアンの脳と脳の代償性反応について紹介し、人間の脳の適応力について考察された講義を拝聴しました。中学1年生9人、2年生3人、高校1年次生20人が視聴し、最後には高校1年次のSH君が質問をして中澤先生から面白い視点だとお褒めいただきました。

1学期の校内視聴は今回で終了になり、次回は9月中旬以降に再開します。多くの生徒の参加を期待しています。

 

オーストラリア科学奨学生(ハリー・メッセル国際科学学校) に選ばれました

令和4年度オーストラリア科学奨学生ハリー・メッセル国際科学学校)の選考結果が発表され、本校2年の丹野 稜さんが全国約10名の中に選ばれました。

このプログラムは、令和4年7月2日(土)~7月10日(日)に、オーストラリア、中国、ニュージーランド、アメリカ及び日本の中等教育施設の在学者、約150名を対象にオンラインにて開催されるもので、全てのプログラムは、英語(通訳なし)で行われます。日本からは、10名程度の高校生が参加する予定です。

丹野くんの話によると、シドニー大学の講義受講、海外の高校生とのコミュニケーションの場面など、貴重な経験ができるプログラムになっているようです。これまで培ってきた英語力等を思う存分に活かして多くのことを学びとってほしいと思います。

文部科学省「オーストラリア科学奨学生プログラム」

第1回東桜学館Sherpa研修会

Sherpa(シェルパ:Senior High English Reform Project ALC)は、高校の英語の先生方をサポートする支援プロジェクトで、日本の英語教育研究を牽引してきた東京大学名誉教授の金谷憲先生を中心にしたプロジェクトです(https://alc-nds.com/ltaf/2021/09/20/sherpa/)。本校ではこれまでも英語教育に関して金谷先生からアドバイスを頂いていましたが、この度改めて「東桜学館モデル(仮称)」を確立し、全国の中学・高校に効果的な授業方法とカリキュラムを発信していくために研修会と研究を行うことになりました。第1回が4月28日にオンラインで開催され、金谷先生を囲み、本校英語教員11人とALTとで現状の課題の整理と今後の研究方針について話し合いました。昨年度の中学3年生のGTECスコアの伸びが全国3位という成果や中学・高校における英語ディベートの成果を踏まえ、より良い英語教育を本校が研究・発信していく予定です。

「Stanford e-Japan(スタンフォード大学国際異文化教育プログラム)」「東京大学(UTokyo)グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」に取り組んでいる東桜学館生が紹介されました

東桜学館高等学校2年の清水紘輔くんが、Stanford e-Japan スタンフォード大学国際異文化教育プログラム】【東京大学(UTokyo)グローバルサイエンスキャンパス(GSC)】の2つのプログラムに選抜され、現在、取り組んでいます。

このことについて、3月23日、「ヤマガタ未来ラボ」に記事が掲載されましたので紹介します。

山形にいながらシリコンバレー・スタンフォード・東大など【世界の最先端】の教育プログラムを受ける高校生(山形大学EDGE-NEXT:学生ライフ後編) | ヤマガタ未来Lab. (mirailab.info)

 

Stanford e-Japan スタンフォード大学国際異文化教育プログラム】
  ・5か月間にわたり全英語(高度な英語力が必要)で、無料で実施している。全国で30名。年2回、10月〜2月までの秋コースと4~8月の春コース。土曜日の13時に10~12回ほど、さまざまな分野の教授や専門家などによるライブ講座を受講。アメリカの宗教、日米関係、第二次世界大戦、アメリカの教育、2つの国・文化比較、未来の日米関係などについて学び、クラスメイトとディスカッションや課題に取り組む。コースの終わりに、アメリカ社会に関する研究を1500ワードほどでまとめて提出。修了者には、スタンフォード大学から修了証明書が授与されるほか、優秀な成績を修めた生徒はスタンフォード大学に招待されてプレゼンする機会が与えられる。

 

【東京大学(UTokyo)グローバルサイエンスキャンパス(GSC)】
清水君は、現在、第二段階に選抜され、研究活動に取り組んでいます。

・UTokyoGSCは、グローバルな視点に立って、今後の社会をデザインできる革新的な科学技術人材を育成するプログラム。本プログラムでは、科学技術に卓越した意欲と能力を持った高校生を発掘し、海外大学や企業と連携して、STEAM型の領域を横断した学際的な視点を養う。

【第一段階:4月〜12月】高校〜大学の学部生の内容を学習。大学で行われている最先端の研究を知る活動。最後に発表会、研究提案書のまとめ。
【第二段階:1月~12月】選抜された生徒が大学の研究室に所属し研究活動を実際に行う。論文を書いたり国際会議で発表したりすることを目指して活動するプログラム。

2022年度東京大学グローバルサイエンスキャンパス

令和3年度中学3年生(四期生)が英語の外部テストで奨励賞を受賞しました

本校では英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を測定するテストとして、株式会社ベネッセコーポレーションが実施しているGTECを受検しております。

この賞は、前年度のGTEC受検結果からスコアが一定以上伸びた学校に対して贈られるものです。上位2校は首都圏の中高一貫校でしたが、本校は全国で3番目の伸びを見せ、英語が定着している様子がうかがえます。

四期生は中学校を卒業し、4月からは高校生として学びを続けます。高校でも生徒の進路実現に向けて英語の4技能を伸ばす指導を行っていきます。

中学校では引き続き、校内ディベート大会を中学3年生のゴールとし、様々な教育活動を行ってまいります。

 

「QUEST CUP 2022」の社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」でグランプリを受賞しました

キャリア教育「クエストエデュケーション」(教育と探求社)に取り組んだ高校2年次生のチーム「B-rings!(大沼陽奈さん、浅沼音葉さん、芦野陽南さん、安達菜月さん、阿部花菜さん)」が「クエストカップ2022全国大会」に出場し、見事グランプリに輝きました。

「コロナで友だちと会えなくて、窮屈でやさぐれていた気持ち、社会の窮屈さをどう解消するか、というところからの出発でした。一時的な解決ではなく、サスティナブルなもの、何かにつながりたいという思いから、農業や種のテーマにたどり着きました。模造紙の上だけでなく、実際に畑に行って土を触って空を見上げ、五感で感じることを大事に取り組んだ1年間でした。たくさん回り道をしたけれど、やり抜いた!というこの体験で、この先、折れない自分をつくっていけると思います。」(「QUEST CUP 2022」HPより)

今回取り組んだのは、社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」です。(英語による発表です。)

「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」は、 生徒が自ら課題を発見し、その解決を探求するプログラムです。生徒たちは、身近な困っている人を助け、笑顔にするために考えた企画を発表します。身近だからこそ興味関心を持って取り組んだ生徒たちの熱意のこもった企画の発表を通じて、自らの周囲との関り方や、社会の見方、自分が社会にできることに思いを馳せてみませんか。(「QUEST CUP 2022」HPより)

【審査結果】社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」の各賞が決まりました。(「QUEST CUP2 022」HPより)

第2回校内英語ディベート大会を実施しました

中学3年生の英語学習のまとめとして、本校で「英語ディベート大会」を実施しました。今回は「日本政府は選挙で投票しなかった国民に20,000円の罰金を課すべきである。」という論題で、12月中旬から約1か月の準備期間を経て、中学3年生全員が4人チームを組み、競い合いました。投票率の低さが先進諸国で問題になっており、若者の投票率をどう上げるか、国際的な視点で考え議論を行いました。英語力の向上はもちろんのこと、社会的な問題を調べる情報収集力、仲間と協同する力、様々な視点から物事を考える批判的思考力など、これからの社会で必要となる力を身につけることができました。優勝チーム「Shark」と準優勝チーム「チーズタッカルビ」、Best Debaterの「古沢拓眞くん」と「泉椿咲さん」にも個人のトロフィーが授与されました。3位「ごま豆乳鍋」と「靴のヨシダ」には賞状が授与されました。

地球温暖化について語ろう! 英語によるオンライン討論会に参加しました

2022年1月19日(水)、台湾の中原大学の大学生、文教大学付属高等学校の皆さんといっしょに、英語によるオンライン討論会を行いました。

これは、台湾の大学との連携協定提携校を対象として開催されたもので、今回のテーマは「地球温暖化」。熊本県、宮崎県、鹿児島県、東京都、千葉県、山形県の10校の高校生と台湾の大学生が、5つのグループに分かれて、英語により地球温暖化について討論しました。

他県の高校生、台湾の大学生と楽しく交流することができました。また、普段は使わない温暖化に関する専門的な英単語を使ったり、さまざまな考えを聴いたりするなど、学びの多い討論会となったようです。

 

マレーシア SMKA Kota Kinabaluとの交流開始式

本校は,ユネスコスクールのネットワークを通じ,昨年度からマレーシアのボルネオ島,サバ州にあるSMKA Kota Kinabaluとの交流をしていくことになっていました。しかし,その交流開始式がコロナの影響により延期され,希望者同士のメールのやり取りは既に始まっていましたが,ようやく11月30日(火)に交流開始式が行われました。校長式辞の後,それぞれの学校の生徒代表挨拶,両校からそれぞれ花笠踊りとコーランの朗誦の披露があり,生徒同士の質疑応答を行なって,約1時間のオンライン交流を行いました。日本のマンガとアニメがマレーシアでも人気であったり,宗教について質問されるなど,生徒にとって意義深い交流を行えました。近い将来には,本校の研修旅行先にもなる予定であり,イスラム教の全寮制の学校という大きな文化的差異を超えた生徒同士の交流が楽しみです。