SSH関連カテゴリー: 発表会(校外)への参加

H29年度科学者の卵養成講座参加者活動報告会

東北大学が主催する「科学者の卵養成講座(飛翔型科学者の卵養成講座)」に参加し、最優秀賞で1年間の課程を修了した、高校3年八鍬知歩さんの研修報告会が4月10日に本校北アリーナで開催されました。

八鍬さんは、東日本大震災の教訓をもとに、水素発電の将来性に関するレポートをまとめ、自己推薦でこの講座への参加を認められました。5月から8月までの研究基礎コースでは、医学、航空工学、遺伝学、宇宙工学など幅広い科学分野を学び、9月からは学校推薦の参加者も加わって、午前は留学生と英語サロン、午後は講義を聞いてレポートを提出していました。研究基礎コースで優秀な成績を修めると、参加者130名の中から30名が研究発展コースⅠに選抜されます。八鍬さんは、研究発展コースに選抜され、高性能の地デジアンテナを製作し安定してテレビを映すことを目的としてアンテナの周波数帯を計測するという実験を行い、その内容についても報告してくれました。3月には口頭発表とポスター発表を行い、雑誌に掲載する論文も作成したとのことです。

最後に彼女は、科学者の卵に参加すると、1) 科学的視野が広がり、2) 他県の科学好きの友人ができ、3) 大学の教授から直接指導を受けることができ、進路目標が明確になります。また4) 英語サロンを通じて、英語でのコミュニケーション能力に自信がつく、とその魅力を後輩たちに伝えてくれました。

「スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」に参加しました

8月9~10日に神戸国際展示場において「平成29年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」が開催されました。
この発表会は、全国のSSH校の代表が一堂に会し、互いの研究の成果をポスターセッションの形で発表するものです。そして、各部門毎に優れた研究を選考し、6つの研究が参加者全員の前で披露されました。
本校からは、3年鈴木清香(せいか)さんが、2年次の未来創造プロジェクトで取り組んだ「おいしく吸収しやすい経口補水液を作る」について発表しました。また、一般参加として、2年の平田智士さん、井上晃輔さん、阿部衣純さん、八鍬知歩さんが参加しました。参加した生徒は、他県のSSH校の生徒の発表等に大いに刺激を受け、今後の課題研究等の取組に対する意欲を新たにしました。

《1日目》8月9日(水)9:00~10:15開会式・基調講演、10:30~12:30・13:30~17:00ポスター発表、17:30~18:00全体発表校選出・講評
《2日目》8月10日(木)9:00~11:30全体発表校による口頭発表、12:30~13:30ポスター発表、14:00~15:00表彰・全体講評・閉会

会場となった神戸市ポートアイランドの神戸国際展示場

本校からは、3年鈴木清香さんが東桜学館初めての発表者として参加しました。


交替で質疑等の内容を記録しました。

ポスター発表は次の8つのブースに分かれて行われました。
Ⅰ物理・工学、Ⅱ化学(有機)、Ⅲ化学(無機)、Ⅳ生物(動物医学系)、Ⅴ生物(植物農学)、Ⅵ数学、地学、情報・その他、Ⅶ海外参加校、Ⅷ連携機関

海外からの参加もありました。

会場の一画には、希望により発表の内容をアピールすることができるコーナーも設けられていました。

参加者には「GOOD JOBシール」が配布され、印象に残ったポスター発表ブースのテーブルクロスに感想等を記入して貼ることができます。鈴木さんの発表にもたくさんの「GOOD JOBシール」をいただきました。

SSH校としてはじめての参加になった今回は、5名の生徒が参加し研修を深めました。

各部門毎に6つの研究が参加者全員の前で披露されました。

発表された研究は、いずれも研究の動機や目的が明確で、条件設定の工夫や実験道具の開発など随所に創意工夫が見られるものでした。
また、全体講評では、審査員の先生方から「先行研究との違いを明確にすること」「仮説と結論を明確にすること」などの課題も示されました。

大会の最後に各部門毎の表彰が行われました。
文部科学大臣表彰(1校)、国立研究開発法人科学技術振興機構理事長賞(2校)、審査委員長賞(3校)、奨励賞(6校)、ポスター発表賞(20校)、生徒投票賞(12校)

「科学者の卵養成講座」海外研修報告会を実施しました

東北大学が主催する「科学者の卵養成講座」の海外研修メンバーに選ばれた、高校3年叶内彩さんの研修報告会が4月11日に本校北アリーナで開催されました。
叶内さんは、3月19日~27日の日程でカリフォルニア州を訪れ、「科学者の卵養成講座」で研究した内容を英語で発表したり、現地の高校生と交流したり、グリフィス天文台やCalifornia Science Center を見学したりするなど、これまで学んできた英語を大いに活用しながら貴重な体験を数多くしてきました。今回の報告会では、そのときの様子をパワーポイントを用いて説明しました。
また、人見知りを克服したいという思いで「科学者の卵養成講座」にチャレンジした経緯や、1年間に亘り東北大学に通いながら研究に取り組み、学んだことなどについても在校生へ紹介しました。

※「科学者の卵養成講座」について(東北大学HPより)
飛翔型「科学者の卵養成講座」は、東北・北関東エリアを中心に全国から科学の大好きな高校生が集まり、大学レベルの講義や研究を肌で感じながら、科学に対する興味や知識を深めていくものです。この講座に参加することで、科学者に必要な探究心や思考力、物事の本質を見抜く力を身に付けることができます。
講座では、大学での先端研究についての講義や実験・体験、さらには留学生との交流を通じて、研究力・科学力・国際性を身につけ、将来世界で活躍できる科学者の卵を育成します。優秀者には大学での実習や海外研修の機会を提供し、創造的科学人材の育成を目指すことも特色のひとつです。高校の枠を越え、科学に意欲・関心のある高校生が東北大学に集い、さらにすぐれた成果に対して国際会議での発表や論文発表、各種科学研究賞へもチャレンジすることで、科学者の卵として大きく飛翔する機会を提供します。
<講座概要>
研究力と科学力を身につけるため、講義内容は理系全学部から!
グローバルな視点を開く科学講座などのミニ講義
自由に英語で発信する力を付ける英語交流サロン
そして選抜された受講生は、大学の研究室での集中講座で科学する力を鍛える

 

 

 

 

 

 

以下は、東北大学で開催された「科学者の卵養成講座」発表会の様子です(平成29年3月11日)


英語での研究成果発表のようす

 

 

 

 

 


ポスター発表の様子

 

 

 

 

「科学者の卵養成講座」H290411山形新聞より