2月14日,1年次生を対象(進路希望が一致する2年次生3名も参加)とした講演会が開催されました。グローバル語り部派遣事業とは,国際的な視野の涵養を図り,地域や世界で活躍できる人材を育成することを目的にしており,県内の応募高校の中から選ばれて実現したものです。本校では,海外,それも北極圏や南極圏で研究を行い,国内外で高い評価と称賛を得ている国立極地研究所の田邊優貴子先生をお招きすることができました。文部科学大臣表彰の若手科学者賞受賞やソロプチミスト日本財団の女性研究者賞を受賞され,テレビにも多数出演されている先生の話を聴いた生徒たちは,非常に多くのことを学び,考えることができた講演会になりました。
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[生徒の感想から]
今回の講演は、別の世界に行っているような講演でした。南極は、日本とは全く違う環境で、ペンギンやアザラシ、ブリザードなどの実際の映像を見て、本当にこんな世界があるのだと実感しました。音も風もない、人もいない所から、生き物の生死など、南極でしか学べないことがあるんだと思いました。小さい頃からの夢を失わず、叶えるため、いろんな所へ行き、経験し、自分の好きなことをしようという田邊さんの生き方はとてもかっこよいなと思いました。(J.S.さん)
今日講演に参加して、自分が考えていたことの小ささに驚かされました。極地という日常とかけ離れた環境の中で研究されている田邊さんのお話は、どれも興味深く、大変面白かったです。南極での実験や動物の生態観察など、普段は見ることができないものを見れたりできてよかったです。そうした研究を通して得た価値観などを聴き、特に「生きることは何なのか」という大きなテーマに触れることができました。アザラシのミイラや、迷い込んだアザラシ、その他の動物の生死を見てきた田邊さんだからこそ感じた思いは、今後の自分の生活にも深くかかわっていくと思うし、生物に将来かかわりたいという自分の志がさらに強くなりました。(H.N.君)
生き物を通した人間と野生生物の見えない掟のようなものや、生態系の進化など、南極、北極の大きさを知った講演でした。田邊さんの高校、大学時代の話を聴いて、まずは自分のしたいことは何か考えてみようと思いました。ただ好きなことをするのではなくて、自分が将来どうしたいのか考えるようにしたいです。そしてやりたいことをやらないままぐずぐずせずに、まずやってみたいと思いました。一度きりの人生、やらないまま後悔する人生ではなくて、チャレンジしてみて、大きく成長できる人生にしたいです。(S.I.さん)
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平成31年2月7日に、山形大学にて山形大学との教育連携協定の締結にかかわる調印式が行われました。この協定締結は、高大接続を通して互いのカリキュラム等を有機的につなげ、探究的な学びの推進と教育の活性化を図り、次代を担う生徒・学生の資質向上に資することを目的としたものです。本校としては、これまでと同様に未来創造プロジェクト、蔵王自然観察実習、体験型実習講座等での大学の先生による指導助言を中核としながらも、新たに、高校生を対象とした特別講義の実施や今後の高大接続の在り方について検討を継続的に行っていくものです。また、この度の教育連携協定は、山形東高等学校、米沢興譲館高等学校についても高校ごとに同時に締結され、締結を行った高校間でも教育活動を行う上で連携協力しあうことなどを確認しました。
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平成31年1月24日(木)~25日(金)、仙台市の日立システムズホール仙台を会場に、東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が開催されました。本校からは、口頭発表1テーマ、ポスター発表2テーマの発表者2年次生9名、および見学希望1年次生12名の計21名の生徒が参加しました。
当日は、東北6県のSSH指定17校が一堂に会し、各校を代表とする研究発表を行いました。本校生徒も前日ギリギリまで準備した内容を、精一杯のプレゼンテーションを通して紹介し、活発な質疑応答が行われました。また、見学を希望した1年次生たちも他校の生徒さんから大変刺激を受けて、今後の自分たちの研究活動に意欲を燃やし始めたようです。発表を通して、研究の新たな課題や方向性を見出すことができた大変有意義な発表会でした。
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平成31年1月12日(土)から17日(木)まで4泊6日で米国ハワイ州の火山の島、ハワイ島に海外研修に行ってきました。SSH事業の中で今回初めての取り組みであり、不安もありましたが、全員事故もなく、計画通り実施することができました。今回は高校2年生の希望者3人が参加、3か月前から何回も事前学習を重ね、火山・地質、植生、天文の3つの領域を中心に研修を実施しました。雄大なハワイ島の自然を目の当たりにし、普段の日常生活では決して体験することができない、貴重な経験をすることができ、知見を深めるとともに人間的にも成長して帰国しました。次年度はより多くの生徒に参加してほしいと思います。
研修の報告は、こちら を覧ください。(pdfで開きます)
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12月28日(金)、東京大学伊藤謝恩ホールを会場に、Mono-Coto Innovation 2018〈FINALIST〉決勝大会へ、小山田琢朗さん(高2)が出場し、見事に第2位となり入賞しました。この大会の詳細は、下記ホームページよりご覧ください。
Mono-Coto Innovationホームページへ
校種を越えた全国の仲間と協働して、人が抱える様々な困りごとを発見し、それを解決するためのアイデアを考え、そのアイデアを実際に企業と協力してプロトタイプ作りに挑戦しました。地区大会を勝ち抜いた全国8チームが出場し、小山田さんは、最終発表チームでした。
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残念ながら優勝は逃したものの、全国の舞台でプレゼンテーションを行い、認めたもらうことが出来た大変貴重な経験になりました。
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平成31年2月16日(土)にSSH課題研究「未来創造プロジェクト」成果発表会を開催いたします。午前の部は、一年間の活動成果を外部大会出場者・フィールドワーク(西表・ハワイ)参加者、課題研究代表者がプロジェクターを使って発表します。午後は高校2年次生徒全員によるポスター発表を行います。どうぞ本校にお越しいただき、御参観いただければ幸いです。
詳しくは以下の添付資料をご覧下さい。御参観の場合はメールまたはFAXでお申込み願います。
H30SSH課題研究「未来創造プロジェクト」成果発表会のお知らせ
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12月15日(土)、山形県探究型学習課題研究発表会が、山形国際交流プラザにて行われました。
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昨年度までは山形県サイエンスフォーラムとして、科学系の発表会でしたが、今年度からは探究型学習の成果発表の場として、文理問わず様々な研究テーマの発表会となり、総発表テーマ106、発表者303名、事前申し込み見学者も300名以上の大規模な発表会となりました。本校からは、自然科学部2テーマ、2年次のSS総合探究Ⅱから8テーマ、そして山形サイエンスアカデミー生として中学生から1テーマの合計11テーマが参加しました。
一般の部、地学・数学・総合分野において、テーマ「子どもが安全に使える色鉛筆を野菜を使ってつくれるか」が優秀賞を受賞しました。また、科学専門部の部、地学分野において、テーマ「WBGTと熱中症の関係」が優良賞を受賞しました。
発表したすべてのテーマにおいて、多くの高校生や専門家の先生方との質疑応答・アドバイスを通して、今後の探究活動の方向性や課題が明確になりました。発表会後、参加した生徒は皆、充実感と再始動への熱意に溢れていました。それぞれが一層研究を深める決意と、様々なコンテストや発表会への参加意欲を固めた一日となりました。
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11月21日(水)、本校のSSH学校設定科目である高校1年次の「SS健康科学」において、第4回の高大連携講座が開催されました。講師は県立米沢栄養大学教授の髙橋和昭先生で、『生命科学で見る「健康」』と題し講演いただきました。今年度最後となる今回は高校1年次生全員の184名が聴講しました。生徒にとっては生命科学とは、大学の学問分野というイメージであまりなじみがありませんが、現在学習している生物や化学、保健などの内容がつながっており、それが基本となっていることを把握したようでした。また、人間らしく生きるためには健康の維持が必要で、栄養・食生活、運動・身体活動、休養・心の健康が重要な要素になることを学びました。後半は、エネルギーの摂取や老化についての話があり、わかり易く具体的な例えを挙げていただきながら、詳しくお話をいただきました。
<生徒の感想>
今回の講義で最初にお話していただいた「健康」と「生命学」の定義が印象に残りました。健康という言葉が指す状態は、保健の授業で習ったことがありましたが、生命科学についてはっきりと知ったのは、今回が初めてでした。また、生命科学の基本は生物学であることが分かり、私たちが普段学校で習っている生物や家庭、保健など複数の科目が1つの分野の中に融合しているということは面白いことだと思いました。講義の後半では、人体の老化について学びました。老化の原因の1つ「プログラム説」は興味深いと思います。染色体の変化が人体の老化に直接関係を持っていることを初めて知ったので、自分でも調べて考えてみたいと思います。(1組女子)
今回の講義では人体の仕組みを中心に健康や老化について理解を深めることができました。お話の中には生物や保健の授業で習ったこともあり、自分の持っている知識をさらに広げることができたと感じました。私は、健康を維持するためには、自分の生活の中に改善点や見直すべき点があると思いました。夜遅くまで勉強して休養の時間が減ってしまったり、夜食・間食を食べたりと、悪循環になってしまっている時があるので、改善していきたいです。今後のことを考えると、今生活習慣が乱れていると将来に影響が出てしまうので、今の積み重ねが将来であるということを改めて自覚しました。(3組男子)
今回の講義をお聞きして、健康には様々な要因が関連しているのだと感じました。健康とは、病気だけでなく肉体的・精神的および社会的にも申し分の無い状態のことを示すものなので、健康であるためにも3要素である「栄養・運動・休養」を意識して生活していきたいと思います。運動や休養に比べて栄養はなかなか改善しにくいものだと感じます。しかし今回の講義で、栄養をバランスよくとることの重要性を学ぶことができたので、まずは意識を改善しようと思います。学習を進める際にも、糖を摂取することで、効率よく脳が活動するそうなので、脳と栄養系の関係についても、もっと詳しく知りたいと感じました。将来、栄養について知ることにより、健康的な自分になれたり、友達や家族に情報を広げることで健康な人が増えるようになるのではないかと考えました。(6組女子)
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