SSH関連カテゴリー: SSHお知らせ一覧
これまでの課題研究テーマの一覧です。
ご覧ください。
2023 東桜学館高校2年次SS総合探究Ⅱのテーマ一覧 2023 東桜学館中学の探究テーマ一覧
2022 東桜学館高校2年次SS総合探究Ⅱのテーマ一覧 2022 東桜学館中学の探究テーマ一覧
2021 東桜学館高校2年次SS総合探究Ⅱのテーマ一覧 2021 東桜学館中学の探究テーマ一覧
2020 東桜学館高校2年次SS総合探究Ⅱのテーマ一覧 2020 東桜学館中学の探究テーマ一覧
6月21日(金),前期第5回目となる東京大学主催「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「ウイルスと人とワクチンと ─コロナ・麻疹など─」と題し,竹田 誠先生(東京大学 医学部 医学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が10名,2年生が4名,3年生が3名,高校1年次56名が参加し,大講義室で視聴しました。
「ウイルスについては知らないことが多く,ヒトに感染る仕組み,ウイルス自体についても,今日の講座を聴き,知ることができました。今回は主に『麻疹』『新型コロナウイルス』についてお話を聞きましたが,麻疹についてはどういう危険性があるのか,自分の中で講義を受ける前後で大きな差が生まれました。(高校1年生徒)」や「今回の講義で生物に対するウイルスの関係性や,これまでのウイルスの歴史に対して興味が湧いた。(中学2年生徒)」など,ウイルスとは何か,そしてワクチンの重要性や感染症の予防・対策について深く考える時間になったようです。
次回の校内視聴講座は,7月5日の「コーダの悩みから社会の“不便”がみえてくる ~障害とは何だろう~」で,前期の最終回となります。
本校では、昨年度の中学校3年生と高校2年生の課題研究(未来創造プロジェクト)における成果物(ポスターやスライドでの発表)を以下の場所・日程で実施いたします。ご都合のよろしい方は、是非とも各会場でご見学ください。
◎山形県議会ギャラリー 県議会棟1Fロビー 入場無料
実施日時:6月18日(火)~7月5日(金) 8:30~17:15
展示内容:昨年度の中学校3年生と高校2年生の課題研究のポスター掲示
◎山形県立図書館(遊学館)1F アクティブラーニングルーム 入場無料
実施日時:7月3日(水)~31日(水) 9:00~20:00
展示内容:昨年度の高校2年生の課題研究のポスター掲示
*7月7日(日)10:30~ 現中学2・3年生が昨年度の課題研究の成果を発表します。
◎東根市公益文化施設 まなびあテラス 市民ギャラリー 入場無料
実施日時:7月25日(木)~27日(土) 9:00~18:00
(最終日は13:00終了)
展示内容:昨年度の中学校3年生高校2年生の課題研究のポスター掲示
*7月27日(土)10:30~ 現高校1・3年生が昨年度の課題研究の成果を発表します。
令和 6 年 6 月 2 日 (日),一般社団法人全国高校英語ディベート連盟 (HEnDA:全国高校生英語ディベート大会を主催する団体)が後援する,高校生英語ディベート Sprinter Cup 2024 Online に本校ESS部の生徒が2チーム参加しました。論題はResolved: That the Japanese government should abolish all nuclear power plants in Japanで,冬の全国大会と同じ論題のため,全国大会常連校が56チームで4試合を行い,ディベートの実践力を高め,互いの交流を深めました。4試合中3勝1引き分けだった本校Aチーム(2年次縄優颯,半田瑞歩,小松佳奈,1年次早坂美緒,三原慧大)が第4位に入賞し,Bチームも14位になりました。これは準備型の全国大会としては東北勢として初のことになります(即興型のディベート大会では本校が令和2年度に3位になっています)。また4試合のうち,2試合でベスト・ディベーターになるとベスト・ディベーター賞を受賞できるのですが,こちらでも柴崎萌,小松佳奈,縄優颯の3名が受賞しました。今後も引き続き英語力・知識・論理性を磨き続けたいと思います。
5月28日(火)の6・7校時、高校2年次SS総合探究Ⅱにおける「研究計画書」発表会を実施しました。この会では、研究分野ごとに分かれた各教室で、事前に作成した「研究計画書」に基づいて、班ごと発表・質疑応答を行います。この会を経て、これから行う課題研究に具体性を持たせることが狙いの一つです。また、今年度は、教育実習期間ということもあり、5名の実習生も参加していただき、後輩たちと活発な意見交換ができました。さらに、山形大学准教授 官宏先生(旧本校校長)、山形大学理学部4年生と大学院生にも、ご参加していただき、様々な指導・助言をいただきました。生徒の皆さんは、今後に向けて具体的な研究を進める上で、大きな収穫となったようでした。
5月31日(金),前期第4回目となる東京大学主催「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「言語政策について考える ─ことばの規範の構築と変容─」と題し,本林 響子先生(東京大学 教養学部 教養学科・准教授)がご講演くださいました。中学1年生が6名,2年生が3名,3年生が3名,高校1年次34名が参加し,大講義室で視聴しました。
「私たちの生活と切っても切り離せない”言語”という分野を,今までの自分にはなかった新たな視点から考えることができました。授業で習うのは訓令式なのに,実際求められるものはヘボン式であるという”政策”と”現状”のズレが今後どのように修正され,整備されるのか気になります。(高校1年生徒)」や「ローマ字の表記について,私は文脈から判断して読むことは可能ではないかと思ったが,言語を普及させる際には,何年もその言語を使用している人だけではなく,一から習得する人のことを考えて使用の際の安定感について考えることが重要なのかもしれないと考えた。(高校一年生徒)」など,言語政策という観点からことばの使用について考える時間になったようです。
次回の校内視聴講座は,6月21日の「ウイルスと人とワクチンと ─コロナ・麻疹など─」です。
前期第3回校内視聴を5月10日(金)に実施しました。今回は「『水道』を科学する ─多様な水供給から考える持続可能な未来─」と題し,小熊久美子先生(東京大学工学部 都市工学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が4名,3年生が3名,高校1年次13名,2年次が1名参加し,大講義室で視聴しました。
「途上国が水にアクセスしにくく,日本はしやすいということは知っていたが,日本の水道普及率の98%に対する残り2%は?という視点はなかった。約210万人もいるとなると,紫外線消毒や紫外発光ダイオードなどを多くの地方ではやめに導入すべきだと思う(中学2年生徒)」や,「50万越えの人々が水関連で亡くなっていること,また日本でも行政サービスの遅れに直面していることなど,もっと大きな問題として取り上げられるべきだな,と思いました。もっと水について詳しく知り,新しい研究が発展させられればいいなと思いました。(高校1年生徒)」など,SDG6が掲げる「だれひとり取り残さない水供給」をどう実現するのかについて考える時間になったようです。
次回の講座は,5月31日の「言語政策について考える ─ことばの規範の構築と変容─」です。
5月2日(木)に福島県立ふたば未来学園高等学校にて、「未来創造探究生徒研究発表会」が行われました。この発表会へ本校からは3年次6名が以下の2つのテーマで発表し、ふたば未来学園高校や他校から発表に来た高校生と交流を行いました。
「身近な熱を電気に。~夢の発電を目指して~」:全国高校総合文化祭参加予定
「ダイコンの皮のCNFを用いたポリ袋の代替品の作成」:全国SSH生徒研究発表会参加予定
生徒の皆さんは、この発表会においても、堂々と発表を行っており的確に質問にも答え、発表スキルを大きく向上させている様子が観察されました。
また、ふたば未来学園高校の校舎の様子にも驚き、「メインアリーナの他に、バドミントンコートが10面あるバドミントン専用体育館やカフェテリア等があり、校舎の雰囲気が大学みたい!」などと、各種施設の充実ぶりに大きな関心を示していました。
【生徒の感想】
今回のふたば未来学園の研究発表を通して、これまで感じたことのないような新鮮さを感じた。ふたば未来学園の生徒の発表は、福島の水生昆虫の種類の研究や、地方にアイドルやバンドなどのライブが都会より少ないことの理由を探る研究、東日本大震災を語り継ぐ語り手についての研究など、研究や調査の対象分野が多種多様で、研究=理系分野という自分が気づかぬうちに持ってしまっていた固定概念を大きく変えてくれた。また、研究の内容には震災による影響を考慮したり、震災を関連させて行ったりしている物も多くあり、山形に住んでいてはわからなかった福島に住む人たちの震災への切実な思いが伝わった。今後は、今回の発表で気づいた私たちの研究に対する自分の理解の曖昧な点を解消し、ふたば未来学園の生徒の方の発表を通して気づいたことを今後の探究活動に活かしていきたい。
前期第2回校内視聴を4月26日(金)に実施しました。今回は「源氏物語の作者を知っていますか」と題し,高木 和子先生(東京大学 文学部 人文学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が4名,3年生が5名,高校1年次40名,2年次が11名参加し,大講義室で視聴しました。
「源氏物語をただ読むだけではなく,他の物語と比べて読むことで,紫式部が従来のパターンをどのようにしてアレンジしたのか,どのようにしてパロディにしたのか,何を考えて物語にしたのか,などより深いところまで源氏物語を味わうことができました(中学2年生徒)」や,「紫式部が自分の家族や境遇を作品に落とし込んだ部分も、今回の講座のことを思い出して読んでみたいと思った。これからの古文の学習が楽しみ(高校1年生徒)」など,『源氏物語』や紫式部への理解を深め,古典の学習に対する意欲を高めることもできた時間になったようです。
次回の講座は,5月10日の『「水道」を科学する―多様な水供給から考える持続可能な未来―」です。