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SS健康科学 県立保健医療大学での体験学習が行われました!

7月10日13:00~県立保健医療大学において、SSH事業に係る新科目「SS健康科学」における、大学での体験学習が行われました。SS健康科学では大学と連携した授業形態を実施しながら、本県の現状と課題(少子高齢化、地域が抱える健康・医療に関する課題)を把握した上で、課題解決のための実習を行うなどの発展的な探究活動を行います。

今回は、県立保健医療大学に本校高校1年次生199名が訪問して、講義と体験学習を行いました。この体験学習では、講義として菅原京子看護学科教授、後藤順子看護学科教授、今野浩之看護学科助教の先生方に、地域の保健機関と人々の健康について詳しく講義をしていただきました。また、体験学習では全体を12のグループに分け、鈴木育子看護学科准教授、小川真紀子看護学科助教の先生方を中心にご指導いただきました。生徒たちは、専門的に活躍されている先生方から講義を受け、普段とは異なる環境で学習することで、新たな視点や考え方を学ぶことができ、興味・関心が促され、知的好奇心や探究心を喚起することができたと思われます。県立保健医療大学の皆様には、冷たくて美味しい麦茶なども準備していただき、気温35度を超える猛暑日ではありましたが、集中して学習に向かうことができ大変感謝しております。本当にありがとうございました。

 

 

SS健康科学 大学の先生による出張講義が行われました!

6月12日4、5校時に本校大講義室において、SSH事業に係る新科目「SS健康科学」における、大学の先生による出張講義が行われました。「SS健康科学」(2単位)は、少子高齢化が進む山形県を担う人材として身に付けさせたい、地域が抱える健康・医療に関する課題を、持続可能な社会を構築する視点から「保健」と「家庭基礎」の学習内容の関連性や系統性を重視して再編成した学校設定科目であり、大学と連携した授業形態を実施しながら、本県の現状と課題を把握した上で、課題解決のための実習を行うなどの発展的な探究活動を行う科目です。

今回は、県立保健医療大学の豊田茉莉先生により、「結婚生活と健康」の単元において、1年次生201名が講義を受けました。講義では「思春期から妊娠・出産を考える」をテーマとし、体の仕組みから妊娠、出産までの過程を学び、実際に妊婦体験なども行いました。先生からは、親として子どもの命を預かる責任感や元気に生まれて当たり前の中でそうでない場合があることや、家族が乗り越えていかなければならないような時に、医療従事者としての関わりの重要性などもお聞きしました。

生徒たちの感想から

・今回の学習で「責任を持って行動する」ことがどのようなところでも大切なのだということを感じた。この学習でそれを感じたのは「望まない妊娠を防ぐ」というところだ。全国で私たちと同じ年齢で母親になってしまった女性が少なくないことを知り、考えさせられた。もちろん、女性にも男性にも責任があり、だからこそお互いにだめなことは「NO!」と言えて、責任を持って行動する関係性が重要なのではないかと考える。

・妊婦体験をして、おなかが膨らんでいることで階段を下りたりするときは足元が見えなくて、靴紐を結ぶ時にも足元が見えづらかった。妊娠している人は日常の生活自体が大変だということを身を持って体験できました。今後、そのような人を見かけたときは、配慮したいと思いました。