アーカイブ: SSH関連

県高校生英語ディベート大会で3年連続の1、2位独占!

10月27日(金)に山形テルサで久しぶりに対面で行われた第9回山形県高校生英語ディベート大会において、本校のESS部から出場した2チームがそれぞれ予選を全勝で勝ち進み、3年連続で同校対決の決勝戦を行いました。

今年の論題は”Resolution:That the Japanese government should legalize gestational surrogacy (日本政府は,代理出産を合法化すべきである。是か非か)”で、Aチームの構成は(括弧内の数字は学年)は星川 心花 (2), 増川 風雅(2), 齋藤 優依(1), 縄 優颯(1),菅野 珠有 (1), 柴崎 萌(1)、Bチームは原田 未森(2), 古沢 拓眞(2), 村岡 浬來 (2), 小松 佳奈(1), 半田 瑞歩(1)でした。

予選は1、2回戦が抽選で行われ、3回戦からは勝敗に応じて同じ強さのチームが対戦するパワーペアリング方式で行われ、4試合行われました。それぞれのチームの1回戦からの対戦相手は、Aチームが米沢興譲館B, 新庄北A, 山形東B, 鶴岡北A、Bチームは酒田東A, 鶴岡南A, 酒田東B, 山形東Bとなりました。

決勝戦は審査委員長の中央大学矢野善郎先生がコメントしたように、非常に接戦となり、5人のジャッジが3対2の投票に割れる熱戦で、優勝はAチームになりました。12月に開催される全国大会では部内選考後に1チームで参加し、昨年の12位を上回る結果が出せるよう、部員一丸となって取り組んでいきます!


R05 後期第3回 校内東京大学金曜講座開催

10月27日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の後期第3回校内視聴を実施しました。今回は「多角的に史実を見る:北アフリカ植民地史研究の現場から」と題し,渡邊祥子 先生(東京大学 東洋文化研究所 西アジア研究部門・准教授)がご講演くださいました。中学1年生が2名,高校1年次28名が大講義室で視聴しました。「『史料における証拠は必ず書き手・作り手のバイアス(ゆがんだガラス)が含まれ,健全な歴史解釈にはつながらない。その”バイアス”を調べていくのが歴史学である』という言葉に感銘を受けた。」(高校1年G.Y.さん)」といった感想のように,歴史の多角的な考え方が身に付く貴重な機会となった講演でした。次回は11月10日の「星の爆発で宇宙の膨張を測る」となります。

 

東海大学付属高輪台高等学校SSH成果発表会2023に参加

10月28日(土)に、タイ王国から参加の3校(Demonstration School University of Phayao, Paphayompitayakom School Taksin University, Mahasarakham University Demonstration School)、新潟県立新発田高等学校、兵庫県立豊岡高等学校の生徒も参加した東海大学付属高輪台高等学校SSH成果発表会(International SSH Presentation Seminar 2022)に、本校1年次の縄優颯さんと土田美桜さんが英語による口頭発表で”Producing Mineral Origin Pigments from Local Minerals”を発表してきました。タイからは3つの学校合わせて約150名の生徒が参加していることもあり、発表と質疑は全て英語、見学したポスター発表も高輪台高等学校の文系発表以外は全て英語でした。そんな発表会でも、本校の2名は1年生であることに驚かれるほど立派な発表ができました。

酒田東高校課題研究中間発表会に行ってきました

10月18日(水)にSSH校である県立酒田東高校の課題研究中間発表会がありました。本校から発表者7名(ポスター発表2本)と見学者6名(探究部)で13名の生徒が参加してきました。

酒田東高校では、本校のほかに鶴岡南から2本、酒田西から2本の発表があり、また見学者として地元の中学生や大学生の参加があるなど、とても活気のある発表会でした。本校生徒にとって外部で発表することは今回が初めてでしたが、大きな声で堂々と発表し、質疑応答にも丁寧に受け答えを行っていました。生徒は、このような場数を踏むことな大切さを感じたようでした。

本校代表として発表した生徒(全員高校2年次生)

山科ゼミ「ダイコンの皮からCNFを取り出し、ポリ袋の代替品を作成する」藤平恭子さん、泉椿咲さん、和田小紋さん、奥山徳喜くん

間宮ゼミ「旅行者とそこで暮らす人々にとって魅力ある/満足度の高い街づくりin蔵王」村岡結愛さん、今野莉緒さん、丹野櫻子さん

SS健康科学 講義「認知症の基礎知識とリハビリテーション」を受講しました。

令和5年10月4日に、本校大講義室で、高校1年次が学校設定科目「SS健康科学」の時間、講義「認知症の基礎知識とリハビリテーション」を受講しました。

講師は、山形県立保健医療大学作業療法学科長 佐藤 寿晃教授です。

講義の内容は、1.作業療法とは、2.認知症とは、3.認知症の症状とは、4.認知症に対するリハビリテーションについて、スライドを使って分かり易く教えてくださいました。認知症について、日常生活の中での具体的なお話を例に挙げて丁寧にご説明、ありがとうございました。

[生徒の感想]

〇作業療法士の仕事は、患者さんの体を回復させるお手伝いをすることは、分かっていたが、精神的なサポートも行う、心身ともにサポートする職業だと分かった。

〇認知症は自分も含めて年齢に関わらず、誰でも罹ると学んだ。身内が認知症になっても慌てず、その人を受け入れて不安にならないように配慮したり、本人に認知症が悪いことだと思わせないように配慮することを心掛けてサポートしていきたい。

〇認知症にかかったからといって、その人自身が変わったわけではないという言葉がとても心に残った。

〇自分が介護する側になった時、隠さずにオープンにして誰かに相談するか、ストレスをためないようにしたい。

〇認知症は加齢とともに、誰でも自然になっていくと知りました。認知症の人には、リラックスした環境を作ること、怒ったりせずにコミュニケーションを取ること、できることは、やってもらうなど知りました。

〇認知症の人を支えていくために、いろいろな「作業」を行うことで自信を取り戻す、きっかけになったり、モチベーションが上がったり、良い効果があると分かった。

〇医療職に就く人は、人が好きな人、人の世話をすることが好きな人、最新医療の勉強を継続していくことができる人が向いていると知りました。

令和5年度「未来創造プロジェクト」中間発表会・生徒交流会を実施しました!

10月11日(水)に、本校の高校2年次生が中心となり「未来創造プロジェクト」中間発表会・生徒交流会を実施しました。この会では、中学校3年生と高校1年次生が高校生2年次生の研究発表を見学し、質疑応答を通してお互いに学びを深め合いました。また、研究アドバイザーとして、山形大学理学部栗山恭直教授や山形県立保健医療大学保健医療学部遠藤恵子教授など多くの先生方にご出席いただき、生徒の皆さんが行った全ての研究に様々なアドバイスを頂きました。さらに、この中間発表会では、県内から寒河江高校・長井高校・上山明新館高校・酒田東高校・村山産業高校、県外から岩手県立水沢高校より総勢86名もの高校生にご参加いただき、より活発な発表会となりました。そして、発表会終了後、本校生徒23名と他校の生徒の皆さんが小グループを作り、生徒交流会も行いました。ここでは普段の探究活動の取り組み状況や悩みなどを自由に話し合い、お互いに情報の共有化を行いました。これらの機会を経験し、今後の成果発表会に向けて更なる深化を期待しています。

 

R05 後期第2回 校内東京大学金曜講座開催

10月20日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の後期第2回校内視聴を実施しました。今回は「折る・詰む・編む:かたちがつなぐSTEAM協働」と題し,舘 知宏先生(東京大学 教養学部 学際科学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生から3年生がそれぞれ1名ずつ,高校1年次8名が大講義室で視聴しました。「手だけでなく、コンピュータも利用した折り紙の世界の広さを感じた。複数の点から垂直二等分線を用いて折ったり、ボロノイ図を用いて折ったりなど、細かい技術を組み合わせて作品が出来上がっていると知った。(高校1年S.Y.さん)」といった感想のように,折り紙の学際的研究を感じる貴重な機会となった講演でした。次回は10月27日の「多角的に史実を見る:北アフリカ植民地史研究の現場から」となります。

R05 後期第1回 校内東京大学金曜講座開催

10月6日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の前期第5回校内視聴を実施しました。今回は「フランス美術を通して知る西洋の文化・歴史・思想」と題し,松井裕美先生(東京大学 教養学部 教養学科・准教授)がご講演くださいました。中学2年生2名,3年生2名,高校1年次75名が大講義室で視聴しました。「美術史を研究する意義としては作品に込められた思いや、芸術家の考えを丁寧に解きほぐしていったり、作品と対峙して、歴史的な意味を考えることだと分かった。絵画を鑑賞する時には、今回の講座を参考にし、分析しながら、絵の本質を捉えられるといいなと思った(高校1年I.H.さん)」といった感想のように,多くのことを学ぶ機会となった講演でした。次回は10月20日の「折る・詰む・編む:かたちがつなぐSTEAM協働」となります。

SSH通信第19号を発行しました

慶應義塾大学 食育活動に参加しました

令和5年9月16日(土)に、本校で高校1・2年次30名が、慶應義塾大学の食育活動に参加しました。

この事業は、慶應義塾大学グローバルサイエンスキャンパス事業と一般財団法人いのうえ生命の財団の共催で行われました。講師は慶應義塾大学医学部教授井上浩義先生と日本フードスペシャリスト名誉スペシャリストのパティシエ大山栄蔵先生です。初めに、井上浩義教授の講演「日本人の食物繊維摂取とアンチエイジング」を聴きました。食物繊維と腸内細菌の関係からガン等を予防する食生活について、同時に食品ロス問題や地球環境との関わりについて分かり易く教えてくださいました。「大変理解しやすい」と感動する生徒や、「もっと聞きたい」と興味・関心を寄せる生徒が多かったです。次に、大山栄蔵先生のケーキの解説・実演、ケーキの試食を行いました。魔法のようなケーキ作りや、スイーツに関するお話など、とても楽しい笑顔のこぼれる時間でした。また、苺のケーキの試食では、生クリームやスポンジケーキの美味しさに感嘆の声が上がり、「こんなに美味しいケーキは食べたことがない」と大絶賛で、お代わりも頂戴しました。お二人の先生方への質問の時間では、生徒たちの沢山の疑問に、大変丁寧に答えてくださいました。

お二人のスペシャリストに学ぶ、大変充実した、夢のようなひと時を過ごさせていただきました。