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国際英語プレゼンテーション大会(START2022)を開催

7月21日(木)の午後、東北では初の国際英語プレゼンテーション大会(START2022; ST(udy) A(ssembly)(of) R(esearch) (at) (T(ouohgakkan)の略)を山形県教育委員会の後援のもと、本校が主催し、オンラインと対面のハイブリッド形式で行いました。

高校在学中に行った個人やグループの探究・研究活動の内容を英語で発表(10分間)だけでなく質疑(他のチームからと審査員から質問される)を行い審査する形式で、本校の他、SMKAコタキナバル中等学校(マレーシア)、ノーンヒンウィッタヤコム中等学校(タイ)、静岡北高校、一関第一高校、横手高校、安積高校、米沢興譲館高校、山形東高校、鶴岡南高校、酒田東高校が参加して、分野ごとに4つの会場に別れて発表と質疑応答を行いました。審査員は東北大学、宮城大学、宮城教育大学、山形大学、東北公益文化大学の先生方が協力してくださり、オンラインによるトラブルもありましたが、好評のうちに終了することができました(事後アンケートでは95%の参加者が満足と回答)。

入賞者は以下の通りです。

ROOM 1
第1位 Application to Record Body Temperature [Sakata Higashi]
第2位 A Study of Ion Formula Writing Using Ion Blocks in Chemistry [SMK Agama Kota Kinabalu]

ROOM 2
第1位 The habitats of Oryzias sakaizumii and Oryzias latipes [Yonezawa Kojokan]
第2位 Finding New Utilization Pathways for Unused Resources [Tsuruoka Minami]

ROOM 3
第1位 REBOURN JOURNEY Let Foreigners Fall in Love with Tsuruoka [Tsuruoka Minami]
第2位 The Theory of the Introduction of Islam in Malaysia [SMK Agama Kota Kinabalu]

ROOM 4 第1位 POWER A [Asaka High] (写真の発表)
第2位 Hey, why don t you give it a try? Let’s revitalize Yonezawa with ART! [Yonezawa Kojokan]

なお、この大会はSSH第Ⅱ期の企画で、来年は海外の参加校を増やし、実施していく予定です。今回は、コロナ禍にあって、直前に不参加になった高校があったり、3年生は教室からオンラインで視聴することになりましたが、来年度はより生徒たちが満足できる大会にしていきますので、ご期待ください。

「START2022(英語プレゼンテーション大会)」のようすがYTSニュースで放送されました

7月21日に東桜学館で開催された「START2022(英語プレゼンテーション大会)」のようすがYTSニュースで放送されました。

https://www.yts.co.jp/news/news-87497/

国際的に活躍する人材を育成するプログラムです。山形県内外の高校生が集まり英語のプレゼンテーション大会が開かれました。
文部科学省は先進的な理数教育や国際性を養う教育を行う学校を「スーパーサイエンスハイスクール」に指定し特別カリキュラムを行っています。山形県立東桜学館高校には、その指定校である山形県内の高校や静岡、秋田などの計11校から57人が集まったほか、オンラインでタイとマレーシアの高校も結びプレゼン大会が開かれました。テーマは生徒がこれまでの探究活動で学んできた環境問題や地域の課題など様々。国際性を身に着けるため、すべて英語で行われました。
【生徒の発表】
英語「みなさん手を前に出してください。今実際に毎秒あなたの手のひらを宇宙線が通過しています」
【東桜学館高3年 尾崎杏華さん】
「宇宙線という宇宙から降り注いでる放射線について発表した。英語で難しい研究を伝えるというのもすごく難しかったので良い経験になった」

「START2022(英語プレゼンテーション大会)」のようすが本日のYTSニュースで放送されます

本日7月21日に東桜学館で開催された「START2022(英語プレゼンテーション大会)」のようすが本日夕方のYTSニュースで放送される予定です。

 

Stanford e-Japan報告会と第7回校内東京大学金曜講座

7月8日(金)に,今年度7回目となる東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は講座の前に、Stanford e-Japanで全国から選抜された高校生と共に、英語で大学の講義を受け、議論しながら日米の比較研究を行った清水紘輔君(高校2年次)が最終報告書に書いた内容をプレゼンテーションしてくれました。日本の経済再生を科学技術関連の要素とGDPの相関から分析し、日本の研究者の数が少ないことが経済の発展を妨げているという結果から、研究者を育てる政策の必要性を提言する内容でした。

第7回の東大金曜講座では、「パラアスリートの脳――可塑性と再編能力――」と題し、中澤公孝先生(東京大学 教養学部 統合自然科学科・教授)が、パラリンピアンの脳と脳の代償性反応について紹介し、人間の脳の適応力について考察された講義を拝聴しました。中学1年生9人、2年生3人、高校1年次生20人が視聴し、最後には高校1年次のSH君が質問をして中澤先生から面白い視点だとお褒めいただきました。

1学期の校内視聴は今回で終了になり、次回は9月中旬以降に再開します。多くの生徒の参加を期待しています。

 

「東北大学工学部」のONLINEオープンキャンパスとWeb講義をご紹介します

中学3年生のキャンパスツアーの際に、「東北大学工学部 化学・バイオ系」のWeb講義をご紹介いただきましたので、資料を掲載します。資料には、Web講義の公開日と質問・懇談日スケジュールが掲載されています。

東北大学工学部化学バイオ系「どんなものでも化学の力で創り出す」

あわせて、東北大学工学部のオープンキャンパスのサイトも掲載します。

東北大学工学部 2022 ONLINEオープンキャンパス (tohoku.ac.jp)

キャンパスツアー開催  中学3年生が仙台市へ出かけました

7月1日(金)、中学3年生が仙台市を訪れ、宮城教育大学や東北大学の先生方、大学院生、学部生の皆さんからご講義をお聴きしたり、実験の様子を観察するなどしながら、大学での学生生活やそれぞれの大学で研究されている内容等について学びました。

また、東北大学の川内キャンパスで記念写真を撮影し、大学のキャンパスの雰囲気を味わいました。

東北大学では、東桜学館生が訪問することを知り、大学院工学研究科化学工学専攻 修士課程1年の久我先輩、教育学部1年の横川先輩が駆けつけてくれました。

東桜学館としては、直接、大学の構内を訪問してのキャンパスツアーは3年ぶりとなりました。

数多くの大学の先生方、学生の皆さんのおかげでたいへん充実したキャンパスツアーとなりました。

また、各講義のあとには、生徒諸君から数多くの質問も出されました。

 

今回お世話になった方々

宮城教育大学(於 仙台国際センター)

◎講義:「政治意識と選挙権」
宮城教育大学大学院 教育学研究科 専門職学位課程 高度教職実践専攻 吉田 剛 教授

宮城教育大学 中等教育教員養成課程 石川楓華さん 笹原茄詠さん

 

東北大学工学部

◎化学・バイオ工学科 学科長挨拶 ・・・ 吉岡 敏明 教授

◎化学・バイオ工学科の概要説明 ・・・ 青木 秀之 教授

◎講義:「世の中をかえる研究をめざして」 ・・・ 北川 尚美 教授

◎実験1:「がん細部をつついてみよう」 ・・・ 伊野 浩介 准教授

◎実験2:「超音波って何? ミクロの泡の作用と爆発」 ・・・ 林 大和 准教授

R04 第6回校内東京大学金曜講座開催

6月17日(金)に,今年度6回目となる東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「ワクチンを科学する:『面白い』を楽しみながら『役に立つ』を具現化するには」と題し、石井 健先生(東京大学 医科学研究所・教授)がご講演くださいました。中学1年生17名、2年生1名、3年生1名、高校1年次38名、2年次2名が大講義室で視聴しました。「生物で習った知識しかないままこの講座を受講しましたが、ワクチンにはアジュバンドという自然免疫受容体を活性化させるとても重要なものがあり、RNAとの翻訳のバランスが良いmRNAワクチンというものが近年の発明だということを初めて知りました。ワクチンには値段格差や接種率の格差もあり、世界的な取り組みの可能性について改めて考えました(高校1年Hさん)」など、多くの学びがあったようです。次回の開催が前期の最終回となり、7月8日「パラアスリートの脳――可塑性と再編能力――」です。講座の前には17時よりStanford E Japanでスタンフォード大学の講義を受講してきた、高校2年次の清水紘輔君の研究発表があります。

第3回 高校生英語パーラメンタリーディベート連盟新芽杯で10位に!

6月12日(日)に本校のESS部が一般社団法人 日本高校生パーラメンタリーディベート連盟(HPDU of Japan)が主催した即興ディベート大会に県勢として初出場しました。この新芽杯の即興型のディベートは、論題が発表されてから30分の間にインターネットなどは使わずに準備をして戦うディベートで、イギリスの議会を模し、Prime Ministerの側とOpposition側に分かれ、3人1チームで行います(帰国子女の出場制限もなし)。2年生安達千莉さん(1st speaker)、清水紘輔君(2nd speaker)、髙橋駿輔君(2回戦の3rd speaker)、冨樫美羽さん(1、3回戦の3rd speaker)が参加しました。全国から集まった58チームで3試合行い、本校は1試合目相模原高校、2試合目湘南高校に勝ち、3試合目に栄光学園に僅差で敗退(ジャッジのコメントから)しました。即興型ディベートでは、勝敗だけでなく、個々人の試合に対する貢献度でポイントが計算されるため、全チームの順位が出ますが、本校の最終結果は10位となりました。この結果に満足することなく、さらに飛躍してくれることを期待しています。

学習評価について職員研修会を開催しました

6月10日、山形大学大学院教育実践研究科の宮舘新吾准教授をお迎えし、「新しい学習評価の効果的な活用法について」をテーマに職員研修会を開催しました。

中学校では昨年度から、高等学校では本年度から、新学習指導要領の実施に伴う新しい学習評価システムを導入しています。東桜学館では、従前から、導入に向けた準備を進めながら生徒諸君のよりよい学びにつなげるための評価方法の工夫改善に努めてきました。

当日は、講義とワークショップの2部構成で学習評価について研修しました。

今後とも「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業改善を行うことにより、質の高い学びの実現に努めてまいります。また、本校が掲げている「自立した学習者」の育成を目指し、生徒のメタ認知する力を高めるために振り返りの場面を重視するなど、生涯にわたって主体的に学び続けることができる力を育むことができるよう取り組んでまいります。

「新学習指導要領の全面実施と 学習評価の改善について」(令和2年10月 文部科学省初等中等教育局教育課程課)

 

R04 第5回校内東京大学金曜講座開催

6月10日(金)に,今年度5回目となる東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「人はなぜ規制に従うのか、従わないのか――法社会学への招待」と題し、ディミトリ・ヴァンオーヴェルベーク先生(東京大学 法学部・教授)がご講演くださいました。中学1年生14名、2年生6名、3年生1名、高校1年次61名が大講義室で視聴しました。「大きな社会的課題の根底には、大衆の意識がとても関係していることを知った。人が規制に従うのか、という課題には、ルールに対する民衆の意識が関係していて、法社会学として、法律と社会との関係が”信頼”や”厳しさ”という要素を含んでいて、いかに大衆の”信頼”を得るのか、またそのために理解される程度で”厳しさ”をどう設定するべきなのかを考えなければいけないことを知った。(高校1年A君)」など、多くの学びがあったようです。次回の開催は6月17日「ワクチンを科学する:『面白い』を楽しみながら『役に立つ』を具現化するには」です。