海外の学校との交流のために制作した東桜学館中学校・高等学校の学校紹介ビデオを掲載します。生徒が英語で紹介しています。
本校では英語の4技能(読む・聞く・書く・話す)を測定するテストとして、株式会社ベネッセコーポレーションが実施しているGTECを受検しております。
この賞は、前年度のGTEC受検結果からスコアが一定以上伸びた学校に対して贈られるものです。上位2校は首都圏の中高一貫校でしたが、本校は全国で3番目の伸びを見せ、英語が定着している様子がうかがえます。
四期生は中学校を卒業し、4月からは高校生として学びを続けます。高校でも生徒の進路実現に向けて英語の4技能を伸ばす指導を行っていきます。
中学校では引き続き、校内ディベート大会を中学3年生のゴールとし、様々な教育活動を行ってまいります。
3月26日(土)、オンラインで「第2回 やまがたAI甲子園」が開催されました。大会は、文字データの認識精度を競う共通課題と各校がそれぞれの探究テーマを設定して課題解決を図る選択課題で行われ、高校1年生6名(加藤美羽さん、黒澤佐保さん、景澤凜さん、佐藤ゆきのさん、三浦菜々子さん、大井真さん)で参加した東桜学館チームは見事総合3位に入賞しました。
東桜学館では、このたびスーパーサイエンスハイスクール2期目(2022〜2026の5年間)の指定を受けたことを踏まえ、データサイエンスに関する教育をさらに推進していきます。
「やまかたAI部」の取組についても引き続きサポートしていきます。(通常の部活動との重複を避けるため、探究部に入部して活動に取り組むことを推奨します。)来年度もAIを学んでみたいという生徒諸君のチャレンジに期待します。
また、来年度からは、山形大学が主催する高校生向け ITイノベーション人材育成プログラム「スーパーエンジニアプログラミングスクール(SEPS)」(高校生の希望者)にも参加します。
なお、大会の模様は、Youtubeで配信されていますのでご覧ください。https://www.youtube.com/watch?v=0G0_OtXV_Ps&t=1061s
10:25〜57:00 開会式(松本晋一会長、松尾豊東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻教授、牧島かれんデジタル大臣、吉村美栄子山形県知事、佐藤孝弘山形市長ほか)
4:45:30〜4:56:30 東桜学館チームによる「探究テーマAI」発表
6:10:10 パネルディスカッション(6:10:10 活動報告、6:23:30 参加高校生によるフリーディスカッション)
7:10:10 結果発表(7:17:20 総合賞発表)
下の写真は、「探究テーマAI」発表の様子と総合3位の結果が発表された瞬間の様子です。
また、昨年度の「第1回やまがたAI甲子園」もYoutubeでご覧いただけます。下のリンクからご覧ください。(東桜学館チームの発表は1:29:35からです。5:27:12から参加高校生の代表によるパネルディスカッションがあります。)
令和3年度後期、高校1年次の科目「SS健康科学」において、県内の大学の先生方から、ご講義頂きました。
コロナ禍で、生徒たちは大学訪問ができずにおりましたが、大変有意義な、学びの場となりました。
講義③:「認知症の基礎知識とリハビリテーション」
講師:山形県立保健医療大学作業療法学科 佐藤 寿晃 先生
日時:令和3年10月6日 4・5校時 会場:本校大講義室
[生徒感想]
〇リハビリテーションには「心のリハビリ」もあることが分かりました。これまで、当たり前に出来ていた生活行為が出来なくなった時、心を大切にしながら、その人の出来ることから支援していくことが大事だと学びました。
〇リハビリテーションは「チーム医療」で行うことが大切だと知った。医療機関の中の様々な立場の人と、本人とその家族が連携を図っていくことが、良いリハビリに繋がると思った。
講義④:「脳と体の健康」
講師:山形県立米沢栄養大学栄養学部栄養学科 加藤 守匡 先生
日時:令和3年11月11日 4・5校時 会場:本校大講義室
[生徒感想]
〇私は体調が悪くなると、直ぐに薬を飲んで解決しようとしていました。運動・栄養・休養(生活習慣)の、この3つをブレンドすることで、薬よりも強い力になるので、生活習慣や生活リズムを整えることは、とても重要だと学びました。
〇今までストレスと聞くと、悪いイメージしか持ちませんでしたが、ストレスは人を成長させることを知りました。ストレスも経験する必要があることを学びました。
講義⑤:「QOLの向上をめざす食育」
講師:山形大学地域教育文化学部 大森 桂先生
日時:令和4年1月18日 4・5校時 会場:本校大講義室(リモートによる)
[生徒感想]
〇食文化伝承について再確認できました。私の家では、食の年中行事を欠かさずやっています。行事食を囲み、家族で様々な話ををする時間がとても楽しいです。私が親の世代になっても家族で年中行事を楽しみ、次世代に受け継いでいきたいです。
〇食べることは「人づくり」に繋がるという言葉が印象的でした。1日3食、1年で3食×365食、人生で何万食を食べることになるのか考えました。自分の健康な心と体をつくる、毎日の食事を大切にしていきたいです。
キャリア教育「クエストエデュケーション」(教育と探求社)に取り組んだ高校2年次生のチーム「B-rings!(大沼陽奈さん、浅沼音葉さん、芦野陽南さん、安達菜月さん、阿部花菜さん)」が「クエストカップ2022全国大会」に出場し、見事グランプリに輝きました。
「コロナで友だちと会えなくて、窮屈でやさぐれていた気持ち、社会の窮屈さをどう解消するか、というところからの出発でした。一時的な解決ではなく、サスティナブルなもの、何かにつながりたいという思いから、農業や種のテーマにたどり着きました。模造紙の上だけでなく、実際に畑に行って土を触って空を見上げ、五感で感じることを大事に取り組んだ1年間でした。たくさん回り道をしたけれど、やり抜いた!というこの体験で、この先、折れない自分をつくっていけると思います。」(「QUEST CUP 2022」HPより)
今回取り組んだのは、社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」です。(英語による発表です。)
「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」は、 生徒が自ら課題を発見し、その解決を探求するプログラムです。生徒たちは、身近な困っている人を助け、笑顔にするために考えた企画を発表します。身近だからこそ興味関心を持って取り組んだ生徒たちの熱意のこもった企画の発表を通じて、自らの周囲との関り方や、社会の見方、自分が社会にできることに思いを馳せてみませんか。(「QUEST CUP 2022」HPより)
【審査結果】社会課題探究部門「ソーシャルチェンジ」「ソーシャルチェンジ・イングリッシュ」の各賞が決まりました。(「QUEST CUP2 022」HPより)
東桜学館中学校では、キャリア教育でも探究型の学習を導入しています。今年度もすべての学年で「クエストエデュケーション」(教育と探求社)に取り組みました。
その中から、今回3チームと1個人が「クエストカップ2022全国大会」に出場しました。
例年、全国大会は、全国各地の代表チームが東京で一堂に会し、企業人や有識者に向けて個性あふれるプレゼンテーションを繰り広げる形で行われていますが、今年度はオンラインでの開催となりました。
「ロールモデル」は、 人の一生を表現することで「人間が大切にしていること」を探求するプログラムです。生徒たちは、日本経済新聞のコラム『私の履歴書』を題材に、筆者の人生を生徒たちなりに読み解いてドキュメンタリー作品を作り上げます。(クエストエデュケーションHPより)
今回は、森英恵さん、長嶋茂雄さんについてそれぞれ探究したチームが全国大会に出場しました。
「コーポレートアクセス」では、実在する企業へのインターンシップを教室で体験し、働くことの意義や経済活動について学びます。企業という仕組みを活用して、企業と共に自分たちの手で未来をつくることを学ぶ探究型のプログラムです。プログラムの前半はフィールドワークや、アンケート調査など企業の実務を体験し、後半では企業のミッションに取り組みます。(クエストエデュケーションHPより)
本年度参加した企業は、カルビー、博報堂、ダイワハウス、パナソニック、メニコン、大正製薬など12社です。
今回、全国大会に出場したチームは、吉野家のミッションに取り組みました。吉野家から与えられたミッションは
あなたにとって大切なもの、ことは何ですか? それは今も昔も、そしてこれからもずっと大切ですか? 「いま大切」と「ずっと大切」は何が違うのでしょうか?
「ずっと大切」と思える何かが、あなたの街にある未来を自由に想像してみてください。街に住む身の回りの人や景色はどんな風に豊かになるでしょうか? テクノロジーが高速で進化する現代、みなさんの理想を形にする方法がきっと考えられるはずです。何を、どう生み出すのか、大胆に、そして具体的に描いてみてください。(クエストカップHPより)
「マイストーリー」は、自分の人生を「物語」として執筆し、自らの人生を探求していくプログラムです。生徒たちは、日本経済新聞の『私の履歴書』をフォーマットにして、自身の人生を自分史(マイストーリー)として書き上げ、発表します。(クエストエデュケーションHPより)
東桜学館では、SSH事業の一環として、東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を活用し、様々な分野で活躍する先生方の講演をオンラインで聴講することにより知的好奇心を喚起し「高い志」を育成しています。この講座では講師の先生に直接質問することが可能で、本校生も積極的に質問しています。
東大TVは、東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を含め、東京大学で開催された多彩な公開講座や講演会の動画を見ることができる大学公式のウェブサイトです。その中には「高校生のための東京大学オープンキャンパス」などの動画もあります。自らの学びに活用してみてはいかがでしょうか。
なお、山形大学や東北大学についてもオンラインオープンキャンパスの動画がありますので興味のある方はご覧ください。
2月9日(水)に「未来創造プロジェクト」の成果発表会を開催しました。総合的な学習の授業の中で、中高6年間の計画で取り組んでいる探究活動です。
学年毎テーマのもと、1,2年生は課題探究、3年生は仮説研究を行います。1年生は、「身近なところからデザインする」というテーマで、デザイン思考をもとに、身の回りのことに目を向け、そこから見出した課題を解決するために調査したり、プロトタイプをつくったりして探究しました。2年生は、「やまがたの未来をデザインする」というテーマで、地域に目を向け、よりよくするために、私たちにできることは何かを考え、地域の人たちとのつながりを大事にしながら進めてきました。3年生は、「社会に貢献できる未来の自分をデザインする」というテーマで、自分の興味関心に基づいて、テーマを掘り下げて、リサーチクエスチョンを立てて、様々な手法を用いて仮説研究に挑戦しました。高校でも仮説研究を行います。
午前の部は、中高を交えた代表者の発表で、各学年代表3チームが発表しました。午後は、全チームが1チーム当たり10分間という時間の中で発表と質疑応答を活発に行いました。1年生33チーム、2年生36チーム、3年生43チームそれぞれが自分たちの課題に挑戦しました。
今年度は、新型コロナ感染症拡大の状況を踏まえ、オンラインにて東北芸術工科大学 柚木泰彦先生はじめ5名の先生方にご指導をいただきました。開校から6年間で積み上げてきた成果と課題を具体的にご助言いただきました。次年度さらにブラッシュアップしていきます。