平成31年1月24日(木)~25日(金)、仙台市の日立システムズホール仙台を会場に、東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が開催されました。本校からは、口頭発表1テーマ、ポスター発表2テーマの発表者2年次生9名、および見学希望1年次生12名の計21名の生徒が参加しました。
当日は、東北6県のSSH指定17校が一堂に会し、各校を代表とする研究発表を行いました。本校生徒も前日ギリギリまで準備した内容を、精一杯のプレゼンテーションを通して紹介し、活発な質疑応答が行われました。また、見学を希望した1年次生たちも他校の生徒さんから大変刺激を受けて、今後の自分たちの研究活動に意欲を燃やし始めたようです。発表を通して、研究の新たな課題や方向性を見出すことができた大変有意義な発表会でした。
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平成31年1月12日(土)から17日(木)まで4泊6日で米国ハワイ州の火山の島、ハワイ島に海外研修に行ってきました。SSH事業の中で今回初めての取り組みであり、不安もありましたが、全員事故もなく、計画通り実施することができました。今回は高校2年生の希望者3人が参加、3か月前から何回も事前学習を重ね、火山・地質、植生、天文の3つの領域を中心に研修を実施しました。雄大なハワイ島の自然を目の当たりにし、普段の日常生活では決して体験することができない、貴重な経験をすることができ、知見を深めるとともに人間的にも成長して帰国しました。次年度はより多くの生徒に参加してほしいと思います。
研修の報告は、こちら を覧ください。(pdfで開きます)
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12月28日(金)、東京大学伊藤謝恩ホールを会場に、Mono-Coto Innovation 2018〈FINALIST〉決勝大会へ、小山田琢朗さん(高2)が出場し、見事に第2位となり入賞しました。この大会の詳細は、下記ホームページよりご覧ください。
Mono-Coto Innovationホームページへ
校種を越えた全国の仲間と協働して、人が抱える様々な困りごとを発見し、それを解決するためのアイデアを考え、そのアイデアを実際に企業と協力してプロトタイプ作りに挑戦しました。地区大会を勝ち抜いた全国8チームが出場し、小山田さんは、最終発表チームでした。
残念ながら優勝は逃したものの、全国の舞台でプレゼンテーションを行い、認めたもらうことが出来た大変貴重な経験になりました。
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平成31年2月16日(土)にSSH課題研究「未来創造プロジェクト」成果発表会を開催いたします。午前の部は、一年間の活動成果を外部大会出場者・フィールドワーク(西表・ハワイ)参加者、課題研究代表者がプロジェクターを使って発表します。午後は高校2年次生徒全員によるポスター発表を行います。どうぞ本校にお越しいただき、御参観いただければ幸いです。
詳しくは以下の添付資料をご覧下さい。御参観の場合はメールまたはFAXでお申込み願います。
H30SSH課題研究「未来創造プロジェクト」成果発表会のお知らせ
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12月15日(土)、山形県探究型学習課題研究発表会が、山形国際交流プラザにて行われました。
昨年度までは山形県サイエンスフォーラムとして、科学系の発表会でしたが、今年度からは探究型学習の成果発表の場として、文理問わず様々な研究テーマの発表会となり、総発表テーマ106、発表者303名、事前申し込み見学者も300名以上の大規模な発表会となりました。本校からは、自然科学部2テーマ、2年次のSS総合探究Ⅱから8テーマ、そして山形サイエンスアカデミー生として中学生から1テーマの合計11テーマが参加しました。
一般の部、地学・数学・総合分野において、テーマ「子どもが安全に使える色鉛筆を野菜を使ってつくれるか」が優秀賞を受賞しました。また、科学専門部の部、地学分野において、テーマ「WBGTと熱中症の関係」が優良賞を受賞しました。
発表したすべてのテーマにおいて、多くの高校生や専門家の先生方との質疑応答・アドバイスを通して、今後の探究活動の方向性や課題が明確になりました。発表会後、参加した生徒は皆、充実感と再始動への熱意に溢れていました。それぞれが一層研究を深める決意と、様々なコンテストや発表会への参加意欲を固めた一日となりました。
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11月21日(水)、本校のSSH学校設定科目である高校1年次の「SS健康科学」において、第4回の高大連携講座が開催されました。講師は県立米沢栄養大学教授の髙橋和昭先生で、『生命科学で見る「健康」』と題し講演いただきました。今年度最後となる今回は高校1年次生全員の184名が聴講しました。生徒にとっては生命科学とは、大学の学問分野というイメージであまりなじみがありませんが、現在学習している生物や化学、保健などの内容がつながっており、それが基本となっていることを把握したようでした。また、人間らしく生きるためには健康の維持が必要で、栄養・食生活、運動・身体活動、休養・心の健康が重要な要素になることを学びました。後半は、エネルギーの摂取や老化についての話があり、わかり易く具体的な例えを挙げていただきながら、詳しくお話をいただきました。
<生徒の感想>
今回の講義で最初にお話していただいた「健康」と「生命学」の定義が印象に残りました。健康という言葉が指す状態は、保健の授業で習ったことがありましたが、生命科学についてはっきりと知ったのは、今回が初めてでした。また、生命科学の基本は生物学であることが分かり、私たちが普段学校で習っている生物や家庭、保健など複数の科目が1つの分野の中に融合しているということは面白いことだと思いました。講義の後半では、人体の老化について学びました。老化の原因の1つ「プログラム説」は興味深いと思います。染色体の変化が人体の老化に直接関係を持っていることを初めて知ったので、自分でも調べて考えてみたいと思います。(1組女子)
今回の講義では人体の仕組みを中心に健康や老化について理解を深めることができました。お話の中には生物や保健の授業で習ったこともあり、自分の持っている知識をさらに広げることができたと感じました。私は、健康を維持するためには、自分の生活の中に改善点や見直すべき点があると思いました。夜遅くまで勉強して休養の時間が減ってしまったり、夜食・間食を食べたりと、悪循環になってしまっている時があるので、改善していきたいです。今後のことを考えると、今生活習慣が乱れていると将来に影響が出てしまうので、今の積み重ねが将来であるということを改めて自覚しました。(3組男子)
今回の講義をお聞きして、健康には様々な要因が関連しているのだと感じました。健康とは、病気だけでなく肉体的・精神的および社会的にも申し分の無い状態のことを示すものなので、健康であるためにも3要素である「栄養・運動・休養」を意識して生活していきたいと思います。運動や休養に比べて栄養はなかなか改善しにくいものだと感じます。しかし今回の講義で、栄養をバランスよくとることの重要性を学ぶことができたので、まずは意識を改善しようと思います。学習を進める際にも、糖を摂取することで、効率よく脳が活動するそうなので、脳と栄養系の関係についても、もっと詳しく知りたいと感じました。将来、栄養について知ることにより、健康的な自分になれたり、友達や家族に情報を広げることで健康な人が増えるようになるのではないかと考えました。(6組女子)
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11月16日の17時半から、2学期最後となる標記の講座を実施しました。約40名の1年次生が「言葉の力と科学の力 ― 『フランケンシュタイン』200周年」と題した東京大学教養学部教授のアルヴィ宮本 なほ子先生の講座を拝聴しました。フランケンシュタインのイメージは、現在、芸術、文学、科学、生命倫理などの多くの分野に関わる重要な問題を提起していますが、生徒たちのアンケートの多くは、科学者になるための6つのC(Curiosity, Courage, Challnge, Confidence, Concentration, Continuation)についてのコメントが非常に多く見られました。
【生徒のアンケートから】
プロメテウスの話を聞き、盗んだ火で文明を発展させるということに疑問を持ったが、その火は、現代の科学者たちのことだと知り、すごく納得できた。これからの世界をより発展させるには、科学者がとても大事な鍵になることを改めて学んだ。6つのCの中からCuriosity, Challenge, Continuationを大切にするということを聴き、挑戦することを怖がらないでいようと強く感じた。(R,S.君)
言葉も、私たちと同じように、意味などが移り変わったり進化を遂げてきたことがわかり、人文学と科学についての興味が深まった。そして6つのCの中の最も重要な3つのCの話をお聞きし、今の私の、将来に対する見方が似ていることを感じ、自分の考えに少し確信を持て、自分のためになりました。(M. I.さん)
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11月2日(金)に開催された英語ディベートの県大会に、本校のSS総合Ⅱの授業で英語ディベートのゼミを受講していた生徒たち2チーム(各チーム6名)が参戦してきました。新聞などで、既に3位に入賞したことは報道されていましたが、こちらでの報告が遅れた理由は全国大会の出場の可否が不明だったためです。この全国大会は出場校数が決まっているので、各予選の結果によっては第3代表決定戦で勝った本校のチームが参加できる可能性が残っていました。結果としては、残念ながら参加はできないとの連絡が事務局から16日に入りました。
今回の県大会はこれまでの県大会では最多の、12校23チームが参戦していました。山形東高校、山形南高校をはじめとする進学校がひしめく中で、勝ち上がった準決勝では、判定で負けはしたものの、多くの英語教員やALTからも称賛と励ましの言葉を頂きました。悔しさで涙を流しながら戦った第3代表決定戦でも、最後まで集中力を維持し、勝利することができました。今後の生徒たちのますますの活躍を期待しています。
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11月12日~16日、高校1年次生徒18名、引率教員3名で沖縄県西表島フィールドワークを行ってきました。これは琉球大学亜熱帯生物圏研究センターより協力をいただき、渡辺信准教授を講師に招き、昨年度より実施している事業です。
西表島に到着後、さっそくカンムリワシやイリオモテヤマネコ(銅像)を発見!山形を朝8時に出発し、研究所に到着したのは18時半でした。
2日目。カヤックで西田川を上ります。途中トントンミーや魚を発見!マングローブの木の断面も観察しました。
カヤックを降りて、トレッキング。ここでも、途中に様々な動植物についてのレクチャーを受けました。川の浅い所より深いところの方が温かいことを発見!
そしてサンガラの滝へ。
3日目。星砂の浜でシュノーケリングをしました。ほとんどの生徒が初めての体験です。最高の天気で絶好のコンディション。
色鮮やかな熱帯魚や可愛らしいカクレクマノミ、大きな魚も泳いでいました。
そして、ウミガメにも遭遇しました!
きれいな海の生き物や星の砂も見られて、最高の経験になりました。
午後からは上原港周辺の海岸の散策。ヤドカリやハゼ、カニ、様々な植物を観察したり、サンゴを見つけたりしました。
夜は毎晩研修会。みんな頑張りました!
4日目。午前中は個人の振り返りと今後の展望について、各自プレゼンテーションを行いました。
午後は、野生動物保護センター。念願のイリオモテヤマネコ(剥製)とのご対面。
そしていままでで一番の青空の中、フェリーで石垣島へ。
5日目最後は石垣島の鍾乳洞研修。大変充実した5日間になりました。
渡辺先生をはじめ、琉球大学亜熱帯生物圏研究センターの皆さん、大変お世話になりました。ありがとうございました。
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