アーカイブ: SSH関連

未来創造P成果発表会の様子をニュースで取り上げていただきました

2月10日に開催した「未来創造プロジェクト成果発表会」の様子を、TUYとさくらんぼテレビ、山形新聞で取り上げていただきました。

さくらんぼテレビのニュースの内容は、こちらをご覧ください。

さくらんぼテレビ夕方のニュース「イット!やまがた」

https://www.sakuranbo.co.jp/sp/news/2021/02/10/2021021000000003.html

 

令和2年度未来創造プロジェクト成果発表会

本日、未来創造プロジェクト成果発表会が行われました。「未来創造プロジェクト」とは、主体的に課題を見出し、仲間と協力しながら「問い(仮説)」を立て、調査や実験・試作を行い、検証していく本校の課題探究型学習です。

午前中の全体発表会では、中学の代表者が高校会場で、高校の代表者が中学会場での発表を行ったり、午後の全グループ発表会では、中高の各発表教室を自由に行き来しながら発表を視聴したりと、中高一貫校の特色を生かした学習交流が行われました。

全校生が1年間かけて取り組んできた、身近なものをより使いやすく便利にしようとする視点や社会の役に立つための視点、地域を活性化する提案、そしてSDGsの達成に向けた世界的な視点を持った発表など、すばらしい成果発表会となりました。

全国高校生MY PROJECT AWARD 2020 山形県SUMMIT に参加しました

「マイプロジェクト」の地域サミットが初めて山形県でも開催されることになり、本校からも、高校2年生で取り組んでいる未来創造プロジェクトを中心に4つのプロジェクトが応募し、2月6日(土)「全国高校生MY PROJECT AWARD 2020 山形県Summit」 がオンラインで開催されました。

マイプロジェクトの特徴は、それぞれのプロジェクトについて発表するのはもちろんですが、それについて他校生や大人のサポーターの皆さんからコメントをいただいたりする交流の場が充実していることです。本校から参加した生徒諸君も、さまざまな意見をいただいたり、いろいろな考えを共有したりと、数多くの刺激を受けたようでした。
当日は、全体で42のプロジェクトがAからHのホームチームに分かれて交流しました。

本校から参加したプロジェクトは次の4つです。
・煎餅の廃材を使って環境に優しい、第三のストローを作ろう
・紙製ゼンマイの有用性
・高校生のつぶやき ~コロナに一言申します~
・山形空港札幌便の更なる利用拡大について

山形県Summit のタイムライン(予定)
10:00開会式 10:25自己紹介、アイスブレイクなど 11:00サポーターとのセッション(前半) 12:15昼休み 13:00サポーターとのセッション(後半) 14:30交流タイム 15:00振り返り 16:00閉会式 16:30一次解散 16:35アフタートーク(任意参加) 17:10完全解散

《主な開催主旨》
1 地域・学校を超えた高校生同士の学び合い
マイプロジェクトアワードには、多様な学校や地域から高校生が集まります。
様々な背景を持った高校生が出合い、お互いの活動やそれに対する想いを共有する中で、新たな気づきや発見があります。また、共にプロジェクトに取り組む仲間として、応援し合う関係を築きます。

2 高校生と第一線で活躍するイノベーターの対話
高校生の学びを深める「サポーター」として、全国各地で活躍するイノベーターがプロジェクトにフィードバック。それまでにない気づきを得たり、プロジェクトに対する評価をもらったりする中で、プロジェクトの加速や高校生の自信につながります。

 

「マイプロジェクト」についてはホームページをご覧ください。
https://myprojects.jp/

 

SSH通信 第11号

令和2年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

 

東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会は、東北地区6県のSSH指定校などを対象に、理数系の課題研究に積極的に取り組んでいる高校生が授業や部活動で取り組んできた研究成果を発表し、発表者との対話を通じて相互交流・評価を行うことで切磋琢磨し、これからの活動や研究の質・量の両面で活性化を図ることを目的に開催されている発表会です。今年度も、現地参加校が8校、リモート参加校が11校の計19校参加の大規模なものとなりました。本校からも、高校2年次の未来創造プロジェクトにおける中間発表会で高評価を得、選抜されたグループがオンラインで口頭発表を行いました。参加した生徒たちは、参加校の質の高い研究に触れたことはもちろん、自らの研究について発表したことは大変有意義な経験となりました。研究に助言をいただきました先生方、参加校の皆様、そして発表会開催校の水沢高校の皆様、本当にありがとうございました。

1月22日(金)SS健康科学【講話⑤】生徒感想

◆ 講 師 山形大学 地域教育文化学部 大森 桂教授

◆ テーマ 「QOLの向上を目指す『食育』」

◆ 対象者 高等学校1年次

◆生徒感想

〇食事の役割について改めて学んだ。やはり、明治時代からも言われているとおり、教育やQOLを考えたときに食育という分野はとても大切なものである。健康の三要素の一つである「食」に関わる職業もおもしろそうだな…と思った。また、食という個人の問題で、自分が食べたいものを考えて、買ったり消費したりするものだと思っていたが、自給率・環境保全・食品ロス・文化伝承など社会の福祉にも関係することを知り、もっと責任を持たなければならないのだと思った。また、普段文系の学問での研究についての講義はあまり受けたことがなかったので、とても刺激的だった。教育の面も合わせて、カレンダーを作ったり、海外の食に関わってみたり、と理系の分野にはない面白さもあり、この研究分野はおもしろそうだなと思った。そして、栄養教諭さんの存在の重要さにも気づくことができた。食とひとくくりに言っても、心理学であったり、教育学、化学、歴史など様々な分野につながっていた。特に、心理学であったり、人の行動の性質の学習であったり、“本能”といった概念にも気づかされた。また、海外のエディブル教育なども知り、日本でも導入していければいいなと思った。(1組)

〇今日の講義を聞いて、食物新規性恐怖と食物嫌悪学習についての話が印象に残りました。幼い頃、嫌だと感じた食べ物は食べなくなったり、初めて食べるものは食べないというのは、ただのわがままだったりするのかと思っていたけど、人間の本能だということを知ることができました。将来、子どもには無理に食べさせるのではなく、少しずつ慣れさせたり、好きなにおいを加えたり、同級生の子どもと食べさせたりすることで克服できるようにしたいと思いました。また、「味わうことは、誰も代われない」という言葉が印象に残っていて、自分と向き合って、自分なりに表現することが大切だと思いました。食育を通して、個人の健康の向上にもなるし、社会福祉やSDGsへの貢献ができるので、食育をもっと広めていきたいと思いました。一方で、食事をすることによって、問題もでてきているので、気をつけたいと思いました。いつも食事をするときに特に何も考えていないので、もっと五感で感じながら食事を楽しみたいと思いました。(6組)

山形大学出張講義を受講!

1月25日(月)に、中学3年生を対象に山形大学出張講義を受講しました。この学習は、キャリア教育の一つとして、これまでの1年生、2年生でのキャンパスツアーを踏まえ、文理選択につなげることをねらいとして、3つの講義から生徒自身が希望する講義を1つ選択して受講しました。当日は、山形大学の源島穣氏(人文社会学部講師)から、「行政学入門:行政=役所なのか?」(オンラインで実施)というテーマで、普段意識することのない行政の色々な役割についての講義を、江間史明氏(地域教育文化学部教授)からは、「はじめての日本語ディベート」というテーマで、ディベートの動画を見てのジャッジの演習、議論に必要な傾聴力や理由をつけた根拠と主張についての講義と助言をいただきました。松葉豪氏(工学部教授)からは、「自動車に使われる高分子」というテーマで、高分子素材の構造と応用について生徒の興味をひくユニークな説明をしていただきました。それぞれの講義で高まった興味・関心、深まった知識を、これからの物事を考える視点や進路を考える視点にいかしてほしいと思います。

SSH校合同課題研究リモート発表会に参加しました!

令和2年12月19日(土)山形県のSSH3校(米沢興譲館高校、鶴岡南高校、本校)によるリモート発表会を行いました。本来であれば、この日は山形県探究型学習課題研究発表会が予定されていた日であり、県内25校+1団体がビッグウィングに集結して、ポスターセッションを行い、審査を受ける発表会のはずでした。生徒たちも準備を進め、いざ発表会へ!と意気込んでいた矢先、県内は勿論全国的にコロナウィルス感染症の感染拡大傾向がみられ、急遽発表会は代替開催になってしったため、生徒にとって貴重な発表の機会を失ってしまいました。そんな中、米沢興譲館高校さんがリモート発表会の開催を企画してくださいました。県の発表会に出場予定であった4テーマ12名の高校2年次生が参加しました。他校生徒との初めての発表会に加えて、機器操作が不慣れであったりと苦労は尽きませんでしたが、参加した生徒たちは他校生徒との質疑応答などの交流を楽しみ、有意義な時間を過ごしました。米沢興譲館高校、鶴岡南高校の皆さん、どうもありがとうございました。

 

体験型実習講座を実施しました。

12月4日(金)、7日(月)に高校2年次理系クラスを対象に、東桜学館高校体験型実習講座を行いました。山形大学理学部、山形県立博物館に伺い、専門の先生方から専門的な実験等の指導をしていただきました。普段の授業とは違った内容に、興味を持ちながら探究心を培いました。

 

12月4日(金)
・物理体験型実習講座

山形大学理学部 門叶冬樹教授より、「放射線に関する実験・実習」と題して指導していただきました。放射線の講義を受け、物質の違いによる放射線の透過率の測定、宣言からの距離による放射線の強度測定、山形大学内の放射線強度の測定を行いました。また、霧箱を使用し、放射線の軌跡を見る実験を行いました。

・博物館体験型講座

展示物の見学を行いました。ヤマガタダイカイギュウ、国宝の縄文の女神、鉱物、山形の動植物などの展示物を見学しました。また、特別展として開催されていた「奇妙でへんてこな生きものたち-進化の迷宮へようこそ-」も見学することができました。これら展示物について、学芸員、解説員の方々から解説していただき、より深く理解することができました。

・生物体験型実習講座

山形大学理学部 宮沢豊教授より、「DNA抽出とPCR法に関する実験・実習」と題して指導していただきました。シロイヌナズナよりDNAを抽出し、PCRによって遺伝子の一部を増幅する実験を行いました。最後に電気泳動の装置を用いて、遺伝子が増幅できているか確認を行いました。全部の班が増幅に成功したことを確認できました。

 

12月7日(月)
・化学体験実習講座

山形大学理学部 近藤慎一教授より、「有機合成分野に関する実験・実習」と題して指導していただきました。アニリンと無水酢酸よりアセトアニリドを合成する実験を行いました。例年であれば、融点を測り、生成物の同定を行っていましたが、今回はNMR(核磁気共鳴装置)を使用し、生成物の同定を行いました。

 

「全国中学生英語ディベート大会」に参加しました!

 11月22日(日)に第10回全国中学生英語ディベート大会がオンラインで開催され、3年生7名が参加しました。今年は全国から30校の出場があり、各チームが4試合行いました。東桜学館中としては昨年にひき続き2回目の出場となりましたが、初の勝利をあげることができました。しかも、勝利をあげた試合は、事前に提示されたテーマのものではなく、その場で提示された即興のテーマについての試合でした。日本のトップレベルの中学生との試合と交流を楽しむことができました。