アーカイブ: SSH関連

Minecraftカップ2019全大会結果報告

2019年9月23日(月・祝)、日本マイクロソフト社にて「Minecraftカップ2019全国大会」が開催され、「審査員賞」を受賞しました。

本大会は、子供たちが大好きなゲーム「マインクラフト」を題材にしたもので、プログラミング機能が追加された「教育版マインクラフト」を利用したものづくりコンテストです。

東桜学館高校12名・東根小学校4名の合同チーム「Souya channel」のメンバーが「スポーツ施設のある僕・私の街」というテーマに沿った作品をつくり、1次審査を通過しました。

全国大会には、本校代表者3名が参加し、東根市の国指定特別天然記念物「大ケヤキ」をイメージした作品が評価され、審査員賞・街づくり すずかん賞を受賞しました。

 

生徒は「作品が評価され良かった。また来年も挑戦したい。」とコメントしています。

リンク:マインクラフトカップ最終審査結果の発表

 

追記:10/9(水)、FM山形・福田アナウンサーより取材を受けました。

10/11(金)16時~ FM山形「マジフラ(MAGIC on Friday)」のコーナー「YAMAGATA YOMOYAMA STRY (16:19~)」にて放送されます。

是非お聴きください。

サイエンスカフェ2019(テルモ生命科学振興財団)に参加してきました!(7月26~27日)

公益財団法人テルモ生命科学振興財団主催のサイエンスカフェ(全国のスーパーサイエンスハイスクールの中から高校生を招待し、医工連携の最先端の施設での実習や講義を通じて、生命科学研究の魅力にふれる貴重な2日間)に、今年度は光栄にも本校が招待され、本校1年次生2名が参加してきました。全国13都道府県から29名の高校生が参加し、研究者を始め、他県の高校生や大学院生たちとの交流を通して 、これからの進路が見えてきた充実した2日間を過ごしました。詳細は、次のリンクをクリックしてください。

公益財団法人 テルモ生命科学振興財団HPへのリンク

 

実習の記念にもらったエコー画像のプリントアウト

 

 

 

 

 

 

真っ先に研究者に質問した自由討論

科学の甲子園ジュニア全国大会に出場決定

9月29日(日)に山形大学にて、第7回科学の甲子園ジュニア全国大会山形県2次予選が開催され、1次予選を勝ち抜いた中学生A・B2チームが参加してきました。実験系と総合系の2つの実技競技が行われ、科学技術を総合的に活用して、ものづくりの能力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力等を用いて協働的に課題を解決する力を競い合いました。結果は、本校のAチームが第1位、Bチームが第5位となり、Aチームが山形県代表として全国大会(12月に茨城県つくば市で開催)に出場することが決まりました。3年目の挑戦で、初の全国大会出場となります。引き続き応援よろしくお願いします。
なお、2次予選の様子は、10月3日(木)21時から、FM山形「Be★らぼ 山大サイエンスカー」で放送される予定です。

SS健康科学[SS家庭]【講話③】

演題  『認知症の基礎知識とリハビリテーション』

講師  山形県立保健医療大学保健医療学部作業療法学科

教授 佐藤 寿晃氏

◆ 日時  令和元年9月19日(木)午前9時40分~11時40分

◆ 会場  山形県立東桜学館中学校・高等学校 中央棟 大講義室

◆ 対象  高等学校1年次生

◆ 概要

作業療法は生活に支障をきたしている、あるいはきたすことが予測される人に対して、作業に焦点を当てた治療・指導・援助を行うものである。行われる作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為である。対象は医療だけではなく、保健・福祉・教育・職業など幅広い分野で行われている。今後さらに高齢化が進行していく中で如何に健康寿命を延ばしていくかが課題である。高齢者が普通に生活することが困難になる病気の一つとして認知症があり、患者数は年々増えている現状である。認知症は、早期から医療やリハビリを行うことで、症状を軽減し、安寧に過ごすこともできるようになってきている。本講義では、認知症の早期発見の目安や予防のための生活(脳の活性化・運動・食事)と家族、そして「家族」を支える作業療法士の役割について御教示いただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆生徒感想

◇リハビリテーションは年寄りの人が受けるものだと思っていたけど、子供やけがをした人も対象になることがわかった。リハビリはリハビリをする本人の「やろう」とする意欲が大切であり、作業療法士はその本人のモチベーションを上げさせることが仕事だということが印象に残った。動画では、元気のなかった人が作業療法士の方と色々な作業を行うことで、徐々に笑顔になっていってすごいと思った。認知症の症状として、徘徊、うつ病、昼夜逆転、暴力などがあって、介護することは本当に大変だと思った。30秒前のことまで忘れてしまったり、家族のことを思い出せなかったりするのはとても不安でつらいし、生きている目的がなくなってしまいそうで怖いと思った。1人で認知症の人を介護することは大変だから、周囲に頼ったり、相談したりして抱え込まないことが大切だと思った。認知症の人のことについて知ることで上手く介護できる工夫をしていくことが大切だと思った。(5組)

◇私は、今まで「作業療法士」という職業の名前を聞いたことはあったけれど、どのようなことをしているのかは知らなかったため、学ぶことが多かった。そもそも、リハビリテーションという言葉は「リ・ハビリテーション」と意味が分かれていて「もう1度能力を回復して社会生活に適合するための過程」であるということを初めて知った。また、作業療法は「こころ」と「からだ」のリハビリテーションであることや「作業」という言葉は生活そのものを示しているということも知ることができた。人は作業をすることで健康になること、その意欲を引き出すのが作業療法士であると学んだ。近年、日本の平均寿命は長くなり、超高齢社会となっている。将来的には3人に1人が高齢者になるそうで、それに伴って認知症の方も増えるということも初めて知った。もし、自分の身の周りに認知症になった人がいたら、できるだけリラックスできる環境をつくり、怒ったり責めたりせずに親身に介護していきたいと思う。(5組)

◇今回の講義を聞いて、作業療法や介護職のことについて知ることができました。作業療法士は自分の思っていた以上に病院や社会で活躍していることを知りました。福祉や教育など幅広く行うことができるおもしろい職業だと感じました。高齢化が進んでいる日本ではますます必要とされると思います。認知症については、私も祖母と一緒に住んでいるので、早期発見が大事だと思いました。運動や脳の活性化を祖母にすすめて認知症を予防し、支えていきたいと思いました。認知症にも種類があることが分かった。身の周りの人のサインを見逃さないようにしたいです。(6組)

◇「作業療法」という言葉は、何度か聞いたことはありますが、どのようなことをしているか分からないのが事実でした。「こころ」と「からだ」のリハビリテーションという寄り添う心を大事にして活動していることが分かりました。障がいをもっている方々も症状は様々なので、一人一人に合った「社会的役割」を見出すことと自尊心を傷つけないようにすることが大事だと感じました。私の周りにも多くの高齢者の方が住んでいるのですが、認知症のような症状が出始めたということを耳にします。介護している方の手助けはもちろんですが、認知症の知識をきちんともち、偏見の目で見るのではなく、受け入れる心を持つべきだと思いました。(6組)

全国中学生英語ディベート大会に参加してきました!

去る9月22日(日)に名古屋の中京大学で開催された、第9回全国中学生英語ディベート大会に、北海道・東北から初めて本校の中学生が参加してきました。論題は”Japanese elementary, junior high and senior high schools should withdraw from school club activities.”です。しかも3回戦は当日発表の即興ディベートも行うというタフな大会で、渋谷教育学園渋谷中学、同幕張中学、筑波大学付属駒場中学など22チームが参加する大会です。初参加ながら17位と健闘し、日本のトップレベルの中学生と試合と交流を楽しんできました。

SS健康科学[保健/家庭]【体験学習<山形県立保健医療大学>】

◆ 日時  令和元年 8月30日(金)  午後 1時15分 ~ 午後 3時 5分

◆ 会場  山形県立保健医療大学

◆ 目的

本校ではSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定にかかわって、「保健」と「家庭基礎」の学習内容の関連性を重視した融合科目としていた学校設定科目「SS健康科学」を開設した。そのねらいは少子高齢化が進む現代社会において、県立保健医療大学と連携して大学教員の講義や体験学習を行いながら、地域が抱える健康・医療の問題や未来の社会を積極的に担っていこうとする人材の育成を図ろうとするものであり、その一環として本実習を実施する。

◆ 対象  高等学校1年次生  以下:6分野(8講座)からの選択

 

 

 

 

 

看護学科  『 スマホと健康 』

菅 原 京 子  教授    今 野 浩 之  助教   栗 田 敦 子  助教
◇ 生徒感想

○ 講座では、自分のスマホ利用の現状を実際に数値で計測し、話し合った。自分の結果は、時間は普通だったがスマホとの距離がかなり近いことが分かった。先生によると、利用時間に加え、スマホの距離も病気にかかりやすくなる要因だとお聞きした。前兆がなく普通の人が突然目が見えなくなってしまうことを聞いて、自分でも意識しなければならないと感じた。また、スマホは便利な点も多いが大きな穴があるということも認識しなければならないと感じた。

[1組男子:IS]

○ スマホと健康の講座に参加して、普段よりスマホと目の距離を離したり就寝前の約1時間ぐらいはスマホの利用を控えるなど、スマホとの関わり方を改めていこうと思った。また、「急性内斜視」という、スマホの長時間使用が原因でなってしまう病気が、現在子どもや若者の間で多発している恐れがあると知り、健康的な使い方をしないと、普段の生活にも影響してしまうのだと思った。

[4組女子:RK]

○ 今日の講座をお聞きして特に私にとって印象に残ったのは、スマホを1日7時間使ったことにより教室の時計が右上と左下に見えるようになってしまった男の子の話です。生活が便利になるためにスマホがあるのに、生活を不自由にして貴重な高校生時代を棒に振るのは本当にもったいないことだと思い、自分は絶対にそうならないようにしようと思いました。また、スマホの画面と目の距離が私は他の人よりも近い傾向にあったので、気をつけていきたいと思いました。

[5組女子:AK]

 

 

 

 

 

看護学科  『 高機能シミュレーターを使って看護の体験をしてみよう 』

片 桐 智 子 准教授   丸 山 香 織  助教
◇ 生徒感想

○ 今回、体験学習をしてきて思ったことは、看護の仕事はとても大変だということです。その人その人で病気の対応や心のケアといった、精神面でもしっかりと対応するためには、さまざまなことをおぼえなければいけないので、看護師はとてもすごいと思いました。

[2組男子:MA]

○ 前から看護の仕事に興味をもってはいましたが、いまいちどんな仕事かと言われたらうまく答えられませんでした。今回このような機会で看護師の方々から生の声を聞くことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。私が感じたのは、1人1人が看護という仕事を誇りに思っていて、キラキラと輝いていたことです。治療の援助だけでなく、心をサポートし、痛みに寄り添うのが看護師だと教えて下さいました。改めてかっこいいと思いました。

[4組女子:MY]

 

 

 

 

 

看護学科  『 人の動きを探究する 』

南 雲 美代子 准教授
◇ 生徒感想

○ 「歩く」という日常的な行動を探究してみて細かい動作が重なって歩けると気づいたことです。体のどこかの不自由な人を想定して体験してみたら、人の力を借りないと大変だと改めて感じました。

[2組男子:HK]

○ 「人の動きを探究する」を受講して実際に自分も動いてみることで普段は意識していない動きが改めて分かった。また、立ち上がる時に介護者が要介護者のスピードより速くしたり遅くしたりすると立ち上がりにくく、スピードに合わせることで普通より立ち上がりやすいということを実際に体験できたため、自分が介護をする時に生かしたいと思った。

[3組女子:YA]

 

 

 

 

 

看護学科  『 身体の音を聞いてみよう! 』

佐 藤 志 保  助教
◇ 生徒感想

○ 病気の状態・正常な状態の心拍音や呼吸音を聴診器で聴いた。特に心拍音は音の違いを聞き分けるのが難しいと感じた。しかし、実際は心拍音と呼吸音の他に様々なノイズが聞こえてしまうらしいので、聴診器による診断はとても難しいのだなと感じた。

[6組男子:KO]

○ 聴診器を実際に使わせていただき、心音と呼吸音を聞きました。どちらも症状によっての違いが明確に分かる訳ではなく、難しいと感じました。異常を見つけるのが遅れると命に関わります。そのためにも今回のような模型を使った日々の訓練が大事なのだと改めて感じました。

[6組女子:CM]

 

 

 

 

 

理学療法学科  『 筋力を科学的にとらえる 』

赤 塚 清 矢  講師

理学療法学科  『 関節の動きとストレッチング 』

永 瀬 外希子  助教
◇ 生徒感想

○ 今回の体験学習で、全身の筋肉が連動してこうして動けていること、ストレッチングが様々な点で効果的であることを体験して理解できた。また、運動やストレッチングにより、骨密度も高められ、若いうちから骨粗鬆症のリスクも下げられるため、今後意識的に運動やストレッチングを行っていきたい。

[1組男子:KO]

○ 私は理学療法の分野を選択しストレッチと筋力に関して自らの体で実験を行いました。30分ずつという短い時間だったので理学療法について詳しく知ることができたかと聞かれれば十分ではありませんが、夏休み中に保健医療大のOCに行き看護・理学療法・作業療法の3分野の中では理学療法に興味を持ち、積極的に聞いていたのでその経験を生かすことはできたと思いました。

[1組女子:KK]

○ 筋力について実際に体を動かしてみて考えるとおもしろかったです。数字で計算した通りに動いたり、体の動き(関節)を見て学ぶこともできました。若いうちに筋力をつけておくことで老後も心配なく動けるし思い通りに体が動くと聞いたので筋トレを頑張りたいです。

[2組女子:KT]

○ 体験学習では、主に筋肉について色々なことを学んだ。ストレッチングは、ハムストリングスを伸ばすためのものを教えてもらい、運動部である私にとってためになる話だった。若い内に運動をするかしないかで将来、筋力が衰えた時に、けがのしやすさや残る筋肉量に差がでてくるらしいので、若い内に筋力を付けておこうと思った。

[4組男子:KI]

 

 

 

 

 

作業療法学科  『 生活を支える福祉用具 』

佐 藤 寿 晃  教授

作業療法学科  『 認知症の人の立場から普通の暮らしを考える 』

川 勝 祐 貴  助教
◇ 生徒感想

○ やはり、自分の思っている普通とか、当たり前が、他の人にとって必ずしもそうであるとは限らない事を再認識させられた。自分だけの価値観や考えをそのまま他人にぶつける前に、一度考えないといけないと思った。福祉用具もそれに通じるものがあって、例えば片手しか使えない人用の道具なんかは、両手が使えて普通という考えからは作りようがないと思うし、大切なことだと思った。

[1組男子:SS]

○ 私は今まで認知症は自分には関係がないものだと思っていました。しかし、今回の体験学習で2025年には1/5、2050年には1/4の割合で認知症になることを聞き、私も認知症について考えておかなければいけないと非常に思いました。自分にとっての普通が相手にとっては普通ではないかもしれないと思い、相手の身になって考えていこうと思いました。

[4組女子:YY]

○ 「生活を支える福祉用具」では、たくさんの福祉用具を見せていただきました。どれも熟考されたアイデア商品ばかりで、感嘆しました。「認知症の人の立場から普通の暮らしを考える」では、介護において、自分の常識は相手の常識とは異なるということを学びました。相手の立場になって考えるということがとても重要なのだと感じました。

[5組男子:ZT]

○ 私は作業療法の講話をきいて、自分らしく生きるために援助や支援をしていたり、体の不自由な人や高齢者の人々が日常生活で使う道具を使いやすくする自助具のことや、認知症の人に接するときに、相手の身になって考えることが大切だとわかった。また、客観的に対応するよりも感性的に対応するほうがよいことを知ることができたので良かった。

[6組女子:AS]

 

 

 

 

 

SSH通信 第8号

SS健康科学[SS保健]【保健講話②】

演題  『 健康寿命の延伸 』  ~ 運動の担う役割に着目して ~

講師  山形県立保健医療大学 保健医療学部 理学療法学科 准教授 高橋 俊章 氏

◆ 日時  令和元年 9月 4日(水)  午後 0時30分 ~ 午後 2時00分
◆ 会場  山形県立東桜学館中学校・高等学校  中央棟 大講義室
◆ 対象  高等学校1年次生
◆ 概要

平均寿命で世界一位(2016年:WHO:男女総合)の我国であるが、健康寿命との格差には、まだまだ課題が山積している現状にある。そのなかで、加齢に伴う老年症候群はある程度はやむをえないとしても、身体機能・精神機能の維持は十分可能であり、生活不活発病とも称される廃用症候群をいかに回避していくか、介護予防や認知症予防のありかたが問われてくる。本日講話では、運動の担う役割に着目して、老若男女の誰にでも簡単に実践できる軽運動等(腰痛予防・膝痛予防・等々)の実技演習も取り入れながら御教示頂いた。また、我国の健康水準を保持増進していくための施策:健康日本21や、今後ますます重視されていく介護に関係する施策:地域包括ケアシステム、等々についても御教示頂いた。

通常授業を担当する高等学校教員にとっても、講師の専門的な御識見から授業内容を補完して頂き、とても有意義な研修にすることができた。

 

 

 

 

 

◆ 生徒感想

◇ 本日の講話では健康寿命を伸ばすことで生活の質が変わり、幸福度も大きく変わってくることが分かりました。私は長生き(平均寿命が長い)出来れば幸せだと以前は思っていましたが、ただ長生きすればいいだけではなく、人生における健康寿命が大切だということを知り、考え方が変わりました。講話の中で日本は健康寿命と平均寿命の差が大きいのに対して、他国は健康寿命と平均寿命の差が小さいということをお聞きして、日本は平均寿命が他国よりも高い国ではありますが、健康寿命が追いついていない国であり、健康寿命がより追いつけば日本はもっと豊かな国になるのではないかと思い、どうにか出来ないのだろうかと思いました。その健康寿命を伸ばす対策として介護予防が必要であることを学びました。その中でも特に老年症候群に早めに気づき、予防すること、周りの人と関わり1人で閉じこまらないこと、年だからといってあきらめないことが大切だということを学びました。また介護予防の具体例としてかかと落とし運動や腰痛予防のためのいすに座ってできる運動、ひざの痛みを予防する運動など実践をしながら学びました。少しの簡単な運動の積み重ねで大きな介護予防になることが分かりました。また認知症も運動で予防できることから、運動は健康にとってやはり大切であることを改めて感じました。今回の講話では健康寿命の大切さを知り、健康寿命を伸ばすことができるような生活の質が高められるような積み重ねを少しずつしていきたいと思いました。

[1組女子:KS]

◇ 日本の平均寿命が伸びていることは知っていたしそれはとても良いことだと思っていました。しかし、健康寿命との差は男性が約 9年、女性が約12年ととても長く、健康寿命を過ぎた後はずっと病院にいなければいけなかったり、寝たきりになってしまったりその後の人生が退屈になってしまいそうです。健康寿命が長ければ長いほど絶対楽しい人生を過ごすことができると思います。また、約10年も介護をしなければいけない家族にも、いろいろな負担がかかってしまいます。だから、高橋先生がおっしゃっていた健康寿命の延伸はとても大切だということが分かりました。それには適度な運動、食事、睡眠が必要です。運動をしないと骨がもろくなったり筋力が低下してしまったりしてけがをしやすくなります。家でできるストレッチや軽い運動がたくさんあって(簡単だし)祖母や両親に教えてあげようと思いました。運動は認知症予防にもなるようなので、すごく大切なんだと改めて分かりました。健康寿命がもっと伸びれば、労働力の不足の改善にもつながりそうだなと思いました。老後の生きがいのある生活を過ごすには、今どう過ごすかが関係してきそうなので、まだ早いと思わず実践していきたいと思います。

[2組女子:KW]

◇ 「50年後になったら皆さんも考えて下さいね」と言われました。正直自信ないです。自分は老後、長生きしたいとかは考えていません。身内が強く望むならなきにしもありませんが、自分の体が若い内に臓器移植でもなんでもしてくださいとずっと思っています。ただ自分が老後の生活の知識不足というのもあります。ただ自分の健康寿命が途絶えて苦しむ日々が怖いというのもあります。50年後どうなってるか分からないので、ひとまず保留しておきます。自分も地域包括ケアシステムや社会人生活の中で高齢者を支えていくのでしょうけど、負担ばかり大きく高齢者も労働者も恵まれない関係はいつか断ち切って、新しい策でも出れば良いのですが、例えば介護する人が暮らしやすいように生活補助手当をするとかして。高齢化ばかり嘆いてられないので、ケアシステムの他にもどんどん実施していけたらいいなと思います。労働者でもない自分がこんなことを言ってもそんな簡単な問題ではないのは分かっています。それでも町全体で支えるようなそんな物理的な策も険しくなるのは時間の問題です。経済、技術、団体活動など、あらゆる面から高齢者たちを支えるのは私たちの世代です。たとえ自分が将来年金もらえなくても、目の前の人を助ける覚悟を身につけます。

[3組男子:ST]

◇ 今日の講話を通して自分自身の“寿命”に対する考え方、見方の観点が大きく変わっていきました。テレビなどで「長生きの理由は~~です!!」などの広告を頻繁に目にします。そこで今、立ち返ってみると、平均寿命が長くても日常生活に制限のある状態で長く生きるのは質の良い老後とは認められないなぁと思う所存です。そこで今日の講話の中で健康寿命を増進させるための運動について高橋先生が触れていらっしゃいました。確かに心身機能が増加すれば、老後の活動の幅(趣味、散歩、地域間ふれあい)などが広がりより良い生活が送れるというものでした。自分が将来高齢者になるときは必ず(事故、病気等で急逝しなければ)きます。そんな時は講話の中であった運動や、身近にいる理学療法士の皆さんの御手をお借りして素敵な人生を送れるような自分自身であろうと思いました。

[4組男子:RS]

 

 

 

 

1年次「SS健康科学」で保育実習を行いました

9月9日、10日、13日に本校柔剣道場において、保育実習「赤ちゃんが先生 in 東桜」を実施しました。

1年次「SS健康科学」保育領域の学習で、乳幼児との触れ合いを通して、心身の発達や関わり方を体験するとともに子育て中の方々から親の役割について話を聞いたり、地域の子育て支援について考えることをねらいとした授業です。今年は東根市子育て健康課とNPO法人クリエイトひがしねの協力を得て、学校に乳児と保護者の方々に来ていただいて実習をすることができました。ご協力いただいた乳児・保護者の皆様、生徒たちにこのような機会を与えていただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【生徒の感想】①乳幼児期の子どもの心身の特徴について ②乳幼児と触れ合って ③保育者の方々の接し方を学ぶ④全体を通しての感想・反省

(1組女子)①気になったものはすごく集中して見たり(初めて会った私たちなど)、手の平に自分たちの指を近づけると握ってくれたり、眠くなると少し泣いたりなどしていた。②私たちが乳児に向かって笑いかけると「にこっ」と笑い返してくれてとてもかわいかった。話しかけると言葉が通じていなくても1つ1つに反応していて、話をしているような気分だった。③乳幼児が泣くと背中をさすってあげたり、機嫌が悪いと「どうしたの?」と明るく話しかけたり、話しかけるときも乳幼児を持ち上げて同じ目線で話をしていた。④今回、乳幼児と触れ合い、乳幼児の1つ1つのしぐさを観察して色々な発見があった。今回初めて乳幼児を両手で抱っこしたが安定した形で支えることができて安心した。また、保育者の方の様子を見て乳幼児の育て方を知ることができた。

(4組女子)①何でも口に入れたがる。抱っこすると顔をじっと見てくる。音がする方を見る。②きりんのおもちゃがあり、音を鳴らすと笑ってくれて、ほっぺにくっつけてみるともっと笑ってくれた。③9か月の赤ちゃんにお母さんがたくさん話しかけていた。赤ちゃんもそれに反応するように答えていた。普段話すときは声が高いが悪いことをすると少し低くしていた。④私の周りには赤ちゃんが少なく、あまり接することがなく、今回の企画がとても楽しかった。自由に歩き回る子や人見知りする子など個人差があることがわかりました。抱っこすると柔らかく、スベスベでかわいかった。将来、子どもを持ってみたいと思った。

(6組男子)①手足がとっても小さい。頭が大きい。少し歯が生えていた。②握る力が強いのでボールなどを投げることができた。そう少しでしゃべりそうだった。③泣き方を見て、どんなことを思っているのか、わかっていた。④いろいろな質問をして、子育てで大変なことを知ることができてよかったです。自分も子育てするときは女性をしっかり支えていきたいと思いました。

 

県統計グラフコンクールで最優秀賞(学校賞)をいただきました

東桜学館中学校では、毎年、山形県統計グラフコンクールに応募しています。今年も、たくさんの生徒が入賞し、学校としても最優秀賞(学校賞)をいただきました。なお、入選以上の生徒の作品は、総務省が主催する統計グラフ全国コンクールに出品されます。

R010906県統計グラフコンクール(山形新聞)