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SSH通信第20号を発行しました

ESS部 甲信越ブロック大会で6位、ベストディベーター賞受賞!

2月4日(日)に開催されたThe Alps Cup2024(甲信越ブロック主催オンライン英語ディベート大会)に本校ESS部が初めて参加しました。HEnDA(全国高校英語ディベート連盟)の全国大会と同様の準備型のディベート大会で、1年生を主体とした初心者対象大会と位置付けられています。もっとも、北海道から鹿児島まで全28チームのうち、全国大会常連のチームが過半数を占めている決して低いレベルではない大会です。本校のESSは中学3年生の早期入部メンバーと一緒に準備を進めて臨んだ1年生6名が4試合を戦い、今回の論題である”Japan should ban elderly people at the age of 75 and above from driving a car (日本は75歳以上の高齢者の自動車運転を禁止すべきだ)”について、コンパクト・シティや農業の面からアプローチする興味深い議論を進めました。結果的に3勝1敗(6位)で、強豪校にも勝つことができ、貴重な経験となったのはもちろん、縄優颯さんが得票数1位でベストディベーターに選出されました。この経験を来年度の県大会、全国大会に活かせるよう、さらに高いレベルのディベート技術を身につけていきます。

R05 後期第6回 校内東京大学金曜講座開催

2月2日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の後期第6回校内視聴を実施しました。今回は「光と電子の顕微鏡:速くて小さいモノをどうやってみるか?」と題し,石坂 香子先生(東京大学 工学部 物理工学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が1名,高校1年次23名が大講義室で視聴しました。「解析限界という言葉を初めて聞いて,今物理の授業で習っている波との関連性も考えながら話を聞けた。電子は一粒で波であり,粒であるという言葉が印象深い」(高校1年Aさん)」といった感想のように,物質科学の最前線にも触れる貴重な機会となりました。次回は2月9日の「トップアスリートの食事の秘密」となります。

 

令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会

令和6年1月26日㈮、27日㈯、秋田県秋田市にぎわい交流館AUを会場にして令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が開催されました。本校から高校2年次の4人が参加し、探究活動の成果を発表してきました。

1日目は3階の多目的ホールで口頭発表をおこないました。参加16校から発表がありました。本校生は10番目に「セイタカアワダチソウの持つ毒性について」の題で植物が出す毒素についての研究結果を発表しました。大きな会場での発表でしたが、堂々と発表する事ができました。

 

2日目は2階展示ホールでポスターセッションを行いました。参加16校から28のポスターセッションがありました。本校生は「身近な熱を直接電気に。~夢の発電の実現を目指して~」という題で作成したポスターの前で研究内容を説明しました。大勢の人が訪れる中、上手に説明していました。

今年度は口頭発表とポスターセッションの2分野で発表がおこなわれました。参加した4名は充実した発表をおこなう事ができました。

【生徒の感想】

東北のSSH校が集まっているだけあって、発表を一度聞いただけではなかなか理解できないような専門性の高いことを探究している所が多かった。7分という制限時間に入り切らないほど濃い内容の研究ばかりで、それでも質疑応答でうまく返しきれないことがあるなど、実験の試行回数や多角的な視点の重要性も再認識させられた。また、同じような内容の研究をしている班と知り合い、情報を交換できたことも良い経験になった。

東北サイエンスコミュニティを通して、たくさんの科学好きや研究活動に熱心な人と交流し合うことができた。他校の研究はテーマがとても興味深いだけでなく、研究方法や考察の仕方などがユニークなものが多くて、大きな衝撃を受けた。また、自分たちのポスター発表においては、他校の生徒の皆さんからの質問や大学から来てくださった先生方からのアドバイスなどをたくさんいただき、自分たちの研究への理解が更に深まった。新たな課題が見えてきて、今後の具体的な研究方針を定めることに繋がったと思う。今回のこの貴重な機会で新たに知ったことや研究について学んだことを、今後の自分たちの探究活動に活かしていきたい。

 

 

令和5年度「豊高アカデミア~探究・課題研究発表会~」に参加しました!

1月27日(土)に兵庫県立豊岡高等学校主催の「豊高アカデミア~探究・課題研究発表会~」へオンラインにて参加しました。本校からは2名の生徒が”Junior High SchoolEthics Classes Using Context Shiting – An approach to Enhance Intercultural Understanding -“ (コンテクスト・シフティングを用いた中学道徳の授業~異文化理解を進めるために~)というテーマで、全て英語による発表・質疑応答を行いました。海外からもタイとアメリカからの参加チームもあり大変有意義な発表会となりました。本校の生徒たちも質問などに積極的に対応しており、今後の研究に弾みがついた発表会となりました。

2023年度ユネスコスクール 北海道・東北ブロック大会に参加してきました!

2023年12月23日(土)、宮城教育大学において開催された2023年度ユネスコスクール北海道・東北ブロック大会に発表者として本校高校2年次生3名と、見学者として高校1年次生3名と中学3年生1名の計7名が参加しました。ユネスコスクールに加盟する北は北海道から南は福島までの小学校、中学校、高校の各校代表生徒が集い、日頃の探究型学習・課題研究の成果発表をプレゼンテーション形式で行いました。本校からは「旅行者にも働く人にも愛される観光地を目指して~COMTOLプロジェクトin蔵王~」というタイトルで高校2年次3名の生徒が、観光を核とした街づくりをテーマに研究発表をしました。3人の発表の中では前のグループの発表を聞いて話が繋がるように直前に原稿を少しアレンジしたり、参加者に質問をして注意を引き付けたりして、工夫されたプレゼンテーションで会場を盛り上げました。普段あまり聞く機会のない小学生や中学生によるレベルの高い研究発表にも触れ、研究の新しい視点も得たようです。また、見学にきた高校1年次生や中学3年生にとっては、今後の探究活動や生徒会活動でも生かせるアイディアを得たようでした。

2023年度全国高校生フォーラムに参加してきました!

令和5年12月17日(日)に東京都国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、2023年度全国高校生フォーラムが文部科学省・国立大学法人筑波大学の共催で開催されました。日頃の学習や課題研究の成果を発表し、意見交換することで、グローバルな社会課題に対する見識を深める場として設けられているこのフォーラムでは、ポスター発表、質疑等すべてが英語で行われます。今年度本校からは初めて2名の高校2年次生が参加し、Junior High School Ethics Classes Using Contxt Shifting  – An Approach to Enhance Intercultural Understanding – というタイトルで、異文化感受性を発達させるための中学校道徳の授業についての研究発表を行いました。残念ながら入賞はなりませんでしたが、全国から100校以上の高校が参加する中、堂々とポスター発表をし、英語での審査員からの質問にも臨機応変に対応していました。今回参加した2名の生徒は研究内容を深化させることに加え、限られた時間の中で効果的に英語で伝える方法も学んだようです。また、全国の優秀な研究に触れ、さらに今後の活動への意欲が高まったようでした。

祝 ベスト8 第9回PDA高校生即興型英語ディベート全国大会2023

12月24日、25日に東京大学とオンラインのハイブリッドで開催されたPDA高校生即興型英語ディベート全国大会に本校ESS部が2年連続で出場し、予選順位3位(全76校中)で準々決勝に進みました。この大会は、論題が発表されてから15分で準備(ネットの使用は不可)して行う即興型の大会で、帰国子女が非常に多いメンバー構成になっています。そのような中でも、本校の3名は効果的な論理構成と戦術で予選全勝で決勝トーナメントに進み、ベスト8となりました。個人賞では2年次のESS部長である古沢拓眞君がベスト・ディベーター賞を獲得することができ、昨年に続いて全国大会でチームと個人の両方で入賞を果たしました。

 

全国高校生英語ディベート大会in栃木に参加

12月16, 17日,栃木県の作新学院大学を会場に3年ぶりに対面で開催された 第18回全国高校生英語ディベート大会 in 栃木に本校ESS部が出場してきました。予選順位24位になりました。論題はResolved: That the Japanese government should legalize gestational surrogacy. (日本政府は、代理出産を合法化すべきである。是か非か。)で,全国から64校が県大会などの予選を通過して参加しています。山形県第一代表として、東北勢として健闘はしましたが、選手にとって遺恨を残す結果となり、次週行われる即興型の全国大会でさらに上を目指そうと決意を新たにしました。

全国大会予選順位はこちらから

http://henda.global/bc_rma/wp-content/uploads/2023/05/d01f271c39a8dfdf2ca6f91aec71e0bc.pdf

 

SS健康科学 講義 QOLの向上を目指す「食育」を受講しました

令和5年12月15日に、本校大講義室で、高校1年次が学校設定科目「SS健康科学」の時間、講義 QOLの向上を目指す「食育」を受講しました。

講師は、山形大学副学長 大森 桂教授です。

食育について、その歴史や経過、意義、国内や海外の取り組みついて、生徒と対話形式を取られながら、丁寧にわかりやすく教えていただきました。生徒たちは自分自身のの健康の維持・向上について考える、有意義な時間となりました。また、生徒の質問にも、お応えいただきました。ありがとうございます。

[生徒の感想]

〇カナダの怪我の話が印象的だった。一見ただの怪我に見えても、家庭環境や地域の課題など様々な要因があった。自分で健康維持を気を付けることも勿論だが、劣悪な社会的環境を改善することも必要だと分かった。

〇食物新奇性恐怖や、食物嫌悪学習など、何もしないと乳幼児の今後の食生活に影響を与えることを知りました。

〇アメリカのEdible schoolyardがの食育教育が印象でした。学校の菜園で作物を栽培し、収穫した作物を綺麗なキッチンで調理する体験は、様々な教育的効果をもたらし、人生を豊かにしてくれると思いました。

〇食の選択肢が豊富でも、その選択肢を持つ私たちに、選べるだけの知識、つまりフードリテラシーがなければ、貧しい食生活になってしまうことが分かった。自分の選択・行動が、自分だけでなく社会や環境、次世代に影響していく。

〇ジャック・ピュイゼ先生のフランスにおける味覚教育の、「味わうことは、誰にも代われない」の言葉が印象的でした。自分の感覚に向き合い表現するという考えが、非常に興味深かったです。

〇骨密度を高めるために、食事でカルシウムやビタミンDをしっかり摂り、適度な日光を浴び、運動をして骨に負荷をかけ、将来に備えたいです。